[オガワ/ステイシーファルダ] ~解剖の儀~

オガワの2023年新幕[オガワ/ステイシーファルダ]を解剖検討してみた。

■仕様

ステイシーの名前の由来は分からないが、ファルダ(falda)はスペイン語でスカート、山裾を差すため、その字の通り今回、装備されれたスカートを差すものと思われる。

【重量】約4.04kg(付属品除く)
フライ:約1.62kg、インナー:約1.3kg、ポール:約1.12kg
付属品:約0.48kg
【素材】フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、インナーテント:ポリエステル68d、グランドシート:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、ポール:7001アルミ合金(φ9mm、φ10.3mm、φ9.5mm)
【収納サイズ】53.5*20*20cm(フレーム折り寸40cm)
【カラー】ダークブラウン*サンドベージュ
【付属品】 張り綱2m*6本、セルフスタンディングテープ(前室部分)、アルミピン20cm*15本、収納袋

※画像はogawaHPより引用

純正別売りオプションは5点。インナーテントレスでシェルター使いするには別売のスタンディングテープが必要だが結構な値段(>_<)。グランドシートは重厚な1.5kgのPVCマルチシートは、軽量な0.5kgマルチシートの2種ラインナップ。

・[オガワ/ステイシーST-Ⅱ用スタンディングテープ]
・[オガワ/PVCマルチシート220*150用]
・[オガワ/マルチシート220*150用]
・[オガワ/グランドマット1522]
・[オガワ/ALアップライトポール130]







 

■3幕仕様比較

前室の広い小型ドーム型テント[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]と[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]の3幕仕様比較。

・[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]
・[オガワ/ステイシーファルダ]
・[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]※所有

-3幕仕様比較

ステイシーファルダとステイシーST-Ⅱの外寸及びインナー寸は同じ。ステイシーファルダはスカートとサイドメッシュパネルが追加。

メーカー名 ogawa coleman
製品名 StacyST-Ⅱ StacyFalda Athena Touring Wide 130
テント型 ドーム型
外寸(cm) 300*230*130(h) 305*230*130(h)
インナーテント型 吊り下げ型
インナーテント寸 220*150*120(h) 220*130*115(h)
収納寸(cm) 52*19*19(h) 53.5*20*20(h) 62*20*20(h)
重量(kg) 3.9 4.04 4.8
フレームポール(本) 3 2
生地 ポリエステル
カラー サンドベージュxダークブラウン
カーキxレッド
ダークブラウンxサンドベージュ タン
ベンチレーター ○(2) ○(1)
フライメッシュ × ○(2) ×
インナーメッシュ ○(2)
キャノピー跳ね上げ
ポールをスリーブ
に通す行程
×
スカート × ×
ランタンフック ×
スタンディングテープ ○(前室用)
グランドシート △(別売)
参考価格 ¥54,780 ¥59,400 ¥28,500

※正確な仕様は各製品HPを参照のこと





-フレームワーク

[オガワ/ステイシーファルダ]と[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]は同じドーム型テントだがフレームワークが異なる。

 
-イメージ比較

[オガワ/ステイシーファルダ]と[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]のフライのサイズ感はほぼ同じ。インナーテントのサイズが大きいのが[オガワ/ステイシーファルダ]、前室のサイズが大きいのが[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]。ソロで使う場合は[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]の方が使い易いが、[オガワ/ステイシーファルダ]でもシェルフや荷物を前室に置けば前室を広く使うことが出来て使い勝手は余り変わらないかもしれない。

■タープ併用

[オガワ/ステイシーファルダ]のタープ連結イメージはサイズ感の同じ[コールマン/アテナツーリングワイドドーム130]に準じる。

-タープ連結

[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]をメインタープポール240cm*1/185cm、セッティングテープ200cmでオガワ張り連結。



 

[オガワ/システムタープレクタ 350*295]をメインタープポール240cm*1/185cm、セッティングテープ200cmでオガワ張り連結。


 

[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]をメインタープポール250cm/200cm、セッティングテープ180cmでオガワ張り連結。


 

[Soomloom/レクタタープTC 250*295]をメインタープポール200cm*2/サブタープポール150cm*2でAフレーム張り連結。



 

-タープ並列

[オガワ/ステイシーファルダ]の隣接して[GOGlamping/スクエアタープTC295*295]をスタンドアロンで設営しリビングスペースを別途設けても良い。使い勝手の良いと思われるアレンジは以下の4手。


 

160cmポール*2による“ビークフライ張り”。片クローズ側を選択可能且つ、両クローズ仕様も可能で汎用性が高い。

220cmポール*1による“ダイアモンド張り”。時短設営撤収が可能だが風に弱い。

120cmポール*2 + 150cmポール*1の“マンタフライ張り”。奥側に3面クローズリア、前方側に3面オープンエリアを設けることが出来る。張り網&ペグダウン数が多い。

150cmポール*2+ 160cmポール*1の“Aフレーム張り”。風の抜けと幕内からの視界が良い。

■まとめ

[オガワ/ステイシーファルダ]は[オガワ/ステイシーST-Ⅱ]にスカートとサイドメッシュが付いたことによりオールシーズンで使い易い幕となっており非常に魅力的なディティールに仕上がっている。残念なのはインナーテントレスでシェルター使いするには別売の[オガワ/ステイシーST-Ⅱ用スタンディングテープ]が必要でこれまた値段が高い(>_<)。またグランドシートも別売のため全部揃えるとなると10万近くとかなり高値。小生のソロキャンは[オガワ/タッソTC]のおこもりスタイルがメインのため、サブテントとしてこの値段は中々踏み切れないナ(´;ω;`)ウゥゥ。


 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

[オガワ/ツインピルツフォークTC] ~雨天レイアウト模索編~

気になるキャンプギア2023 ~代替候補編~

[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~Soomloomレクタタープ アレンジ編~

[TOKYO CRAFTS/マクライト2] ~開封の儀~

[Ogawa/ロッジシェルターⅡ] ~タープバリエーション改~

クーラーボックスを考える ~2泊3日キャンプの場合~