[Anker/Nebula Capsule Ⅲ Laser]を導入してから早1ヵ月が経過。自宅、知人宅、幕内、幕外と幾つかのシチュエーションで使ってきた。動作が不安定だった「有線キャスティング」と「USBメモリからの動画再生」、及び「天井投影可能なモバイル三脚」の3点の対策アイテムを補完したのでそれぞれ検証していきたい。
①有線キャスティング
②USBメモリからの動画再生
③天井投影可能なモバイル三脚
目次
■システムアップデート
2023/3/2にシステムアップデータのデータが公開されたので早速実施。システムアップデートに必要なROM領域は823MBなので、常時1GB程の空き容量を確保しておく必要がある。
■不安定対策アイテム
①有線キャスティング
“開封の儀”の際にプロジェクターとPC[HP/Spectre x360]をType-C⇔HDMI変換ケーブル[CLDAY/USB Type C to HDMI交換ケーブル1.8m]は安定しているがスマホの認識及び動画再生が不安定。
対策としてプロジェクターと同メーカーの[Anker/高耐久ナイロン USB-C & HDMI ケーブル 1.8m]を新たに補完し使ってみたところ、認識及び動画再生が若干改善した感はあるものの相変わらず不安定。
②USBメモリからの動画再生
“開封の儀”の際にMicroSDカードリーダー[UGREEN/microSD USB C カードリーダー]のType-Cメモリをプロジェクター本体のType-Cスロットに差すことで外部メモリとして使用できるはずなのだが、認識も不安定で、認識したとしても“FileBrowser(Beta)”アプリでmp4ファイルの再生迄辿り着いても再生自体が不安定。β版だからなのか、相性が悪いのかは不明。
対策として最大転送速度400MB/sの[日本サムスン/Samsung USBメモリ Type-C 128GB]を新たに補完。
試してみたが認識は若干安定したが動画再生は不安定のまま(>_<)。
動画が再生できても再生時に画像が乱れてしまう(>_<)。
ここで一考!もしかしたら高画質ファイルが高負荷となり不安定になっている可能性があるのでは…ちなみにサンプル動画の尺は3分52秒でファイルサイズは451MB。ビデオスタジオの出力動画プロファイルは(MP4/1920*1080/30p/15Mbps)。
動画プロファイルは(MP4/720*480/30p/2.5Mbps)で作り直してみたところ、尺は同じ3分52秒だが、ファイルサイズは75MBとなり…そして再生も安定化!外部USBメモリで動画ファイルを再生する場合が動画プロファイルを低画質にする必要がある。
③天井投影可能なモバイル三脚
モバイル用途の場合は設置環境を整えるのに角度が調整できる三脚があると便利!
・[Manfrotto/PIXI EVO]
ノーマルPIXIだと天井投影が出来ないがPIXI EVOなら可能。旅行時に1個だけ携帯するとしたらこの三脚かな。
短脚閉脚仕様ではプロジェクターが重く倒れてしまう。
脚を伸ばして長脚閉脚仕様でも同様。
脚を広げて長脚開脚仕様なら天井投影が可能だがやや不安定さは残る。
運台調節ダイヤルにより角度の微調整も可能。
ただ、フットプリントサイズが広いので天井投影をしないなら、フットプリントの狭い[Manfrotto/PIXI]の方がレイアウトし易い。
[Manfrotto/PIXI]と[Manfrotto/PIXI EVO]のサイズ比較。
■結果
①有線キャスティング
[Anker/高耐久ナイロン USB-C & HDMI ケーブル 1.8m]によりスマホからの有線キャスティングは若干安定度を増した。もしかしたらスマホ側の問題かもしれない。
②USBメモリからの動画再生
[日本サムスン/Samsung USBメモリ Type-C 128GB]の導入によりやや不安定さは残るものの認識率は向上。動画再生はCPUの負荷を低減させるため動画ファイルのプロファイルを低画質にするととで安定化。
③天井投影可能なモバイル三脚
[Manfrotto/PIXI EVO]の導入によりモバイル三脚でも天井投影が可能となる。但し、フットプリントサイズが大きく設置場所を選ぶため、天井投影をしない場合は[Manfrotto/ミニ三脚 PIXI]の方が使い易い。
■まとめ
対策アイテムとシステムアップデートのお陰もあってか有線キャスティングとUSBメモリからの動画再生が前よりは安定化したと言えるが、如何せん不安定さも残る。今後のシステムアップデートによる更なる改善を望む。
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