[Anker/Nebula Capsule Ⅲ Laser]を所有していないのに、アウトドア使用を想定し、スクリーンとタープの組合せを検証してみた。
目次
■タープに布スクリーンを装着
布タイプのスクリーンを[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]と[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]の2つのレクタ(スクエア)タープに装着し投影距離と視野角を実検証してみた。
・[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]
19カ所のハトメループを有する正方形のポリコットンタープでアレンジパターンが豊富。
≫150cmポール*2+170cmポール*1でAフレーム張り
メインタープポールは[DOD/ビックタープポール250cm]を3本継の150cm長、サブタプポールは[テンマクデザイン/デュラスティック140-200cm]を170cm長に調整。

後方はタープルーフを直接ペグダウン。このスタイルがアウトドアスクリーン装着のベースとなる。前方からの風をもろに受けるスタイルなため風に弱いのが難点。






雨が降ったらタープの上に水が溜まりそう。雨の降る可能性がある場合は前方サブポールを170cmポール*2⇒180cmポール*2に替えるか、センターを170cm(180cm)ポールで立上げ両サイドをガイロープ経由でペグダウンした方が良い。

+120インチ布スクリーン
装着ギアとして約16cmの[キャプテンスタッグ/ストレッチコード]と約23cmの[ダイソー/S字フックロング]を使用。


タープ後方片翼に120インチ布スクリーンを装着。縦方向に弛んでしまいピン張り出来ない。メインタープポールを160cmポール*2に変更すればピン張り出来そう。




タープ前方に120インチ布スクリーンを装着。裏側からプロジェクタを反転投影し、外側から多視覚で大人数で視聴が可能…といってもそんな機会はないだろうけど。




+100インチ布スクリーン
タープ後方片翼に100インチ布スクリーンを装着。縦方向は丁度良いが横方向は少しタイト。
片方はS字フック、もう片方はストレッチコードにて装着。


タープ前方片翼に100インチ布スクリーンを装着。スクリーン下部はストレッチコード経由で地面にペグダウン。






100インチのスクリーンだが当アレンジによる投影距離は約170cmしか確保できないため65インチサイズの映写となる。


+60インチロールスクリーン
60インチロールスクリーンを側面に取付け。
・[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]
稜線部にループはないノーマルな小型レクタタープ。
≫150cmポール*2+170cmポール*2でAフレーム張り






+100インチ布スクリーン
タープ後方片翼に100インチ布スクリーンをストレッチコード四隅4つを使って装着。ジャストな感じ♪






タープ前方片翼に100インチ布スクリーンを取付け。タープ下での投影距離は約170cmなので約65インチ程の映写となる。スクリーンは空けてるのでタープ下から反転モードで投影することにより、タープ外から正方向で動画を見ることが出来る。




≫200cmポール*2+160cmポール*2でAフレーム張り
タープ後方へガイロープ経由でペグダウン。






+100インチ布スクリーン
100インチ布スクリーンの四隅をストレッチコード経由で装着。




中々のジャストサイズ!

目線が高くなり長時間の視聴は辛いかも。[ユージャック/リクライニングローチェア]で背もたれを倒せば何とかな。




椅子の位置にプロジェクタを設置した際の投影距離は約160cmなので映写は60インチ程。
≫200cmポール*2+160cmポール*2/130*2でAフレーム張り
+100インチ布スクリーン
タープ後方を130cmポール*2で立上げ。風の抜けの良いタープとしては使い易いがさらに目線が高くなってしまう。
≫200cmポール*2+160cmポール*2+45cmバンジーコード
+100インチ布スクリーン
タープ後方を90cmパーフェクトバンジーを二つ折りに約45cmのガイロープ代替としてペグダウン。

チェアのある位置にプロジェクターを配置したと仮定したときの投影距離は約260cmとなり100インチで映写が可能。




タップ後方片翼を垂直近くまで下げてみたのがコチラ。椅子の位置にプロジェクタを配置すれば266cmの距離が確保できるため100インチで映写可能。でもできればプロジェクタは不意の雨等のリスクがあるため屋根のある場所に設置したい。






■マンタフライでシアタールーム
・[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]
稜線部にループ3ヵ所、ハトメループ全19カ所を備えたコリコットン生地の小型レクタタープ。
≫120cmポール*2+130cmポール*2でマンタフライ張り
-60インチロールスクリーン
映写面を内側に向けて60インチロールスクリーンをストレッチコード経由で装着しミニシアタールームの完成!






内側から。60インチロールスクリーンの裏側は黒幕となっており画像は透けない。
タープ奥側にプロジェクターを設置すると仮定したときの投影距離は約180cmなので60インチの映写が可能だが頭が干渉しない位置にチェアを移動すると視聴し難そう。

スクリーン表面を外側に向けて設置。




≫120cmポール*2
キャノピーポールを外しフルクローズ仕様。148*148*120(h)の2ポールシェルターになるが幕内にスクリーンを設置するのは困難。400*400cmのタープならマンタフライ張りフルクローズの外寸が200*200*150(h)cmとなるので40インチ位のスクリーンなら設置できるかも知れない。






・[Soomloom/レクタタープNL300*385cm]
≫120cmポール*2+170cmポール*2
設営途中で生地が破れてしまった(>_<)。いと悲し(´;ω;`)ウゥゥ


とりあえず破れたまま設営。メインタープポールは150cmを予想していたが実際には長すぎて120cmに変更。





+60インチロールスクリーン





タープ奥側にプロジェクターを配置したと仮定すると投影距離は240cm確保できるため余裕で60インチロールスクリーンにフルで投影できる。

■考察
-[Soomloom/レクタタープTC]
タープとスクリーンの相性が一番良い組合せは[Soomloom/レクタタープTC]と100インチ布スクリーン。投影パターンも3通り選択することが出来る。
≫パターンⅠ-1
150cmポール*2+170cmポール*2のミニマム構成。タープ後面を直接ペグダウンするため時短設営が可能。プロジェクターをタープ下に設置する場合は投影距離が約160cmしか確保できないため60インチ映写となる。100インチで投影した場合はプロジェクターをタープ外に設置する必要がありにわか雨等の不意な雨が心配。メインタープポールがサブタープポールより短いため風の影響を受けやすいのが弱点。


○時短設営が可能
○雨天時スクリーンが濡れ難い
×メインタープポールがサブタープポールより短いため風に弱い
×タープ下の有効スペースが狭い
×雨天時キャノピー上に雨が溜まる可能性あり
×100インチ投影にはプロジェクターをタープ外に設置する必要あり
≫パターンⅠ-2
タープアレンジはそのままにスクリーンをタープ前方開放部に取付。プロジェクターをタープ内に設置することが出来き、反転モードにすれば全方位からの視聴が可能となり多人数での視聴にも対応可能。ハロウィンイベント等でサイトをデコる時に使い易い。100インチ投影で投影したい場合はタープ後面を立ち上げれば可能。


○プロジェクターをタープ内に設置できる
○外側からの多人数視聴が可能となる
×雨天時スクリーンが濡れる
≫パターンⅡ
ファミリーの場合は200cmポール*2+160cmポール*2で後方を下げたアレンジ。垂直に近くまで下したアレンジが良い。タープとして使う場合は後方片翼を立ち上げればタープ下を広く使うことが出来る。とはいえタープとして使う場合は3人家族だとやや狭い。


○やや時短設営が可能
○雨天時スクリーンが濡れ難い
○メインタープポールがサブタープポールより長いためパターンⅠに比べ耐風性が高い
×タープ下の有効スペースがやや狭い
×100インチ投影にはプロジェクターをタープ外に設置する必要あり
-[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]
120cmポール*2+130cmポール*2のマンタフライ張りの前方に60インチロールスクリーンを装着すればミニシアタールームが完成!投影距離も160cm確保できるため60インチサイズで映写可能。只、身長175cmの小生の頭がフライに干渉しない位置に座るとスクリーンがかなり近くなり視聴し難いかもしれない。子供なら丁度良いかも。





60インチロールスクリーンの代わりに60インチ布スクリーン(132*75cm)を使用してプロジェクタをタープ内から反転映写すれば外側からの全方位視聴にも対応できる。
[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]のマンタフライ張りシアタールームは少し手狭なので以下の3幕にサイズアップした方が使い勝手が良くなることが予想される。
・[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]
・[Soomloom/レクタタープTC300*385cm]
・[GODEARU/レクタタープTC385*297cm]

[メーカー名 /製品名] |
稜線長 (cm) |
ルーフ長 (cm) |
キャノピー ポール長(cm) |
マンタフライ 奥室(cm) |
奥側 全幅*高さ(cm) |
前側 全幅*高さ(cm) |
奥行距離 (cm) |
投影サイズ (インチ) |
投影距離 (cm) |
[GOGlamping/ スクエアタープTC] |
295 | 295 | 150*2 | 148*74*120(h) | 148*120 | 148*150 | 221 | 60 | 160 |
350 | 350 | 160*2 | 175*88*140(h) | 175*140 | 175*160 | 263 | 72 | 190 | |
400 | 400 | 180*2 | 200*100*160(h) | 200*160 | 200*180 | 300 | 84 | 220 | |
[Soomloom/ レクタタープ TC] |
300 | 385 | 180*2 | 150*75*160(h) | 150*160 | 150*180 | 289 | 60 | 160 |
[GODEARU/ レクタタープ TC] |
280 | 240 | 140*2 | 140*70*120(h) | 140*120 | 140*140 | 180 | 60 | 160 |
385 | 297 | 150*2 | 193*96*130(h) | 193*130 | 193*150 | 223 | 84 | 220 | |
490 | 400 | 180*2 | 246*123*160(h) | 246*160 | 246*180 | 300 | 100 | 266 |
プロジェクターとスクリーンの各3幕のマンタフライ張りイメージはコチラ。焦点距離を長く取ることが出来るのは[Soomloom/レクタタープTC300*385cm]、タープ奥側スペースを広く取れコットも設置できるのが[/レクタタープTC385*297cm]、中間型且つ正方形でタープアレンジが楽なのが[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]。

タープ泊をするわけはないの3幕の中では[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]が一番使い易いかな。正方形なのでそれ以外のタープアレンジも簡単だし。タープポールは140cm*2+160cm*2もしくは150cm*2+180cm*2で設営できるようだ。

■まとめ
今回の検証でアウトドアスクリーンに相性の良いタープは[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]という結論に至る。またマンタフライシアタールームを設けるなら[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]だと少し手狭で[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]のほうが良さ気といことが判明。とはいえ、[Anker/Nebula Capsule Ⅲ Laser]は所有していないのでとりあえず手持ちの2012年11月に購入した[VIVITEK/QUMI Q5]で試してみようかな。ちなみに90インチに投影するのに300cmの距離が必要。
①[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]
タープとスクリーンの相性が良いのは[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]と100インチ布スクリーンの組合せ。アレンジは以下の2通り。
≫スクリーン優先アレンジ
メインタープポール150cm*2+サブタープポール170cm*2タープ後面を直接ペグダウンするために設営行程が短く時短設営が可能。メインタープポールよりサブタープポールを高くしているため風に弱いのが難点。



≫タープ優先アレンジ
メインタープポール200cm*2+サブタープポール140cm*2のAフレーム張り(下記写真はサブポール160cm*2を使用)。プロジェクターを映写をしない時はルーフセンターを180cmポール*1で立上げて両サイドをガイロープ経由でペグダウンしてタープとして使用。スクリーン優先アレンジより風に強い。


②[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]
マンタフライシアタースクリーン環境を整えるなら[GOGlamping/スクエアタープTC350*350cm]を新調するのもあり。でもポリコットン生地で総重量3.6kgと重くなるので、ポリ柄エステル生地の重量1.05kgの[DDハンモック/DDタープ3.5×3.5]の方が良いかもしれない。
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