[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm] ~アレンジ9手 実証編~

先の[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]のアレンジ15手の記事からピックアップした6手に最終的に3手追加した9手の実地検証!

①ダイアモンド張り
②ビークフライ張り
③アディロンダック張り
④ピラミッド張り
⑤ステルス張り
⑥パスファインダー張り
⑦マンタフライ張り
⑧Aフレーム張り
⑨Aフレーム張り(ウィング風)


 

■タープポール

今回持参したタープポールは以下の6製品、使用ポール長種は220/200/180/160/150/130/120/100cmの8種。




 

■初期不良確認

試し張りの前に初期不良チェック。特に問題は無さそう。サイズは295*295cmで小さいため取り回しは良い。

ロゴマークは2ヵ所。

ハトメの種類は3種類。稜線端は金属ハトメ、四隅は金具ハトメ、それ以外は布ループとなっている。

■ソロキャン幕のお供にしたいアレンジ4手

ソロキャンの併用タープとして使用予定の4手を実検証。

①ダイアモンド張り
②ビークフライ張り
③アディロンダック張り
④ピラミッド張り



 

①ダイアモンド張り

-200cmポール*1

アレンジ9手の内、一番時短設営が可能。雨天設営時の雨除け荷物スペースとして急ぎ設営したいとき、タープ下で焚火をしたい時等に使い易い。もろ風を受けるスタイルなので強風時には使い難い。



 

遠目からみるとこんな感じ。

片翼を130cmポールで立上げ。実用性は余りないかも。

-220cmポール*1

200cmより居住性が高い。身長175cmの小生ならタープポール長はコッチの方が良いかな。

↓参考にさせて頂いたサイト
DDタープ「ダイヤモンド張り」の張り方マニュアル

②ビークフライ張り

-160cmポール*2

左右どちらかをクローズ調にできるため、陽や風の向き、目線等によってアレンジがし易い。

160cmポール長なら両翼を閉じることによってクローズ調に使用できる。昼間はオープンエリアはリビング、クローズエリアは荷物スペースとして使い、就寝時はクローズにしておけば雨やほこりが入り難い。只、クローズ調にするとローチェアを写真の位置まで前方にしないと頭部が干渉してしまうのでシェルター代わりには使えない。


 

-200cmポール*1

クローズ調に使わないなら200cmの方が居住性が高い。クローズ調にする際は160cm長の時と違い直接ペグダウンすることは出来ないため張り網経由となる。

↓参考にさせて頂いたサイト
DDタープ「ビークフライ」張り方

≫初感
①ダイアモンド張り→15手中一番時短設営&撤収が可能

②ビークフライ張り→設営後のアレンジ修正が可能
③アディロンダック張り→張り網とペグ数が思ったより多く少し面倒
④ピラミッド張り→上手く張れなかった且つ295*295サイズだと狭くて非実用的

③アディロンダック張り

-145cmポール*2

庇部分を後ろに折り返した仕様。稜線部がどうしても少し弛んでしまう。

-145cmポール*2 + 150cmポール*1

キャノピー部分を150cmポールで立上げたのがコチラ。中々使い勝手が良さそう。

-145cmポール*2 + 200cmポール*1

キャノピーポールを200cmにすると居住性が向上する。

↓参考にさせて頂いたサイト
【DDタープの張り方】アディロンダックの手順を簡単解説

④ピラミッド張り

-120cmポール*1

ポールストッパーが無いためとりあえずタープポールを反対側にして使用。そして、全く綺麗に張れていない(>_<)。295*295cmだと居住性が低いので実使用するなら400*400cmへのサイズアップ且つポールストッパーを別途補完する必要あり。


 

身長175cmの小生は幕内で頭部の干渉なしでローチェアに座ることは出来ない。

↓参考にさせて頂いたサイト
【DDタープの張り方】ピラミッド張りの手順を簡単解説

■タープ泊にチャレンジしてみたいアレンジ3手

身長175cmの小生が実際にタープ泊をするとしたら350*350cmもしくは400*400cmにサイズアップした方が良いが今回はそれを見極めるためにも295*295cmで実検証。

⑤ステルス張り
⑥パスファインダー張り
⑦マンタフライ張り





 

⑤ステルス張り

-120cmポール*1

行程はシンプルで簡単だが背面部が弛んでしまい綺麗に張れなかった。

居住性は悪いので身長175cmの小生が実際に使うとなると400*400cmにサイズアップが必要。

↓参考にさせて頂いたサイト
DDタープ「ステルス張り」の張り方

⑥パスファインダー張り

-150cmポール*1 + 120cmポール*1

設営行程は至ってシンプルでクローズ調にもなる。

幕内は縦長だが思ったより広いのでシェルター使用も可能。

↓参考にさせて頂いたサイト
DDタープ「パスファインダー」の張り方

⑦マンタフライ張り

-120cmポール*2 + 130cmポール*2

途中、小雨が降ってきたためサイド部の張り網は省略。ペグ及び張り網数は少し多いが設営行程はシンプルで簡単!奥側に3面クローズスペースが出来るためデイキャン時の荷物スペースと有用。前室部分も3面開放されるため風の抜けが良い。この張り方考えた人スゴイ!

奥側のスペースにコットを置く場合は400*400cmにサイズアップする必要がある。

前後ポールの高低差は10cm。雨天時雨が溜まる恐れがあるため高低差をこう少し付けた方が良いかも。

-120cmポール*2 + 150cmポール*1

センターを立ち上げた方が雨が溜まり難く、アクセスも良いのでこちらの方が良いかも。

両翼が広くなるため風の抜けも良い。

両翼を閉じればクローズ調のシェルターとしても使用可能。

↓参考にさせて頂いたサイト
【DDタープの張り方】パップテント風の張り方手順を簡単解説!

≫初感
⑤ステルス張り→ピン張り出来ず。295*295cmだと幕内が狭く非実用的。

⑥パスファインダー張り→縦長タイプで思ったより幕内は広い。
⑦マンタフライ張り→9手中一番感動したアレンジ。奥は3面クローズの荷物スペース、手前は3面オープンのリビングとして使える。デイキャンでも使い易い。

■炎天で使ってみたいアレンジ2手

炎天及びビーチサイドの使用を意識した後方の風の抜けが良いアレンジ2手。

⑧Aフレーム張り
⑨Aフレーム張り(ウィング風)




⑧Aフレーム張り

-200cmポール*1 + 100cmポール*1

四方開放しているため風の抜けが良い。ビーチ転用も出来るかも。

-150cmポール*2+ 170cmポール*2

メインタープポールを150cm長にすることで片翼は張り網なしでペグダウンすることが可能。ツーマンソロの共有リビングスペースと使い易そうだが強風には弱そう。

⑨Aフレーム張り(ウィング風)

-200cmポール*1 + 100cmポール*1

風の抜けが良くビーチでも使えそうなアレンジ。どうしても稜線がピンと張れず弛んでしまう(>_<)。ウィング風に綺麗に張るには対角線上に稜線があるスクエアタープでないと難しい気がする。

-200cmポール*2

200cmポールを使っても両翼を張り網なしで直接ペグダウンできるので設営は比較的簡単。こちらも稜線部がどうしても弛んでしまう。

-200cmポール*2+140cm*1

前述のアレンジの片翼を140cm長ポールで立上げた風の抜け優先のアレンジ。

稜線部がどうしてもピンと張れない(>_<)。

≫初感
⑧Aフレーム張り→張り網とペグダウン数が多いが安定感がありツーマンソロでも使えるアレンジ。

⑨Aフレーム張り(ウィング風)→風の抜けが良いがどうしても稜線が少し弛んでしまう。

■考察

やはり正方形のスクエアタープはタープアレンジが豊富。雨天を考えるならポリエステル幕の方が軽量で取り回しが良いが、炎天を考えると遮光性の高いポリコットン幕の方が汎用性が高い。ソロキャンのメインタープ、もしくはファミキャンのサブタープとして常備しておくと良いかな。デイキャン時にも重宝しそう。ビーチサイドでの使用は風速にもよるが何れ試してみたい。

≫ソロ幕の隣で使うなら…

[オガワ/タッソTC]はキャノピーアレンジが豊富でタープを併用する機会は少ない。[コールマン/アテナワイドツーリング130]と[ヘリノックス/タクティカルコットテント]はタープを併用することにより快適性が向上すると考えられる。左写真は200cmポール*2を使ったビークフライ張り!設営後でも陽の角度や風の向き等状況に応じてクローズ箇所の移動や角度の調整が可能。右写真のように160cmポール*2を使えば夜間クローズ調にしておくことで雨風による荷物の濡れを低減するとも可能。

[コールマン/アテナワイドツーリング130] ~タープ併用の儀~

220cmポール*1を使ったダイアモンド張り!雨天or炎天設営及び撤収時に雨除けor日除けスペースを急ぎ作成したいときにはコレ。

≫ツーマンソロの共有リビングスペースとして使うなら…

150cmポール*2+170cmポール*2を使ったAフレーム張り!この両脇にソロ幕を張の字型にレイアウトすれば使い易そう。

≫サイズアップしてタープ泊として使うなら…

120cmポール*2+150cmポール*1を使ったマンタフライ張り!デイキャン時でも使い易いアレンジ。400*400cmにサイズアップすれば奥側にコットも配置可能…だがタープ泊はやはりやらんかな。

≫炎天及びビーチサイドで使うなら…

200cmポール*1+100cmポール*1のAフレーム張り(ウィング風)。稜線部の弛みはある程度許容するとして。


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