先に[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]のシェルター張りを幾つか試してみて改めて小型ポリコットンの有用性を感じた。今回は冬のソロキャンで雨除け及び風除け、目線除けに時短設営&撤収できる小型のポリコットンヘキサタープ[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]を解剖検討してみた。
目次
■仕様
製品HPから抜粋した仕様がコチラ。便宜上縦横長が300cm以下のタープを小型タープと称す。
【HENGEN+スクエアタープTC295仕様】
材質:ポリコットン; 定員:約2-3人 耐水圧:500mm
本体サイズ:295cm*295cm 収納サイズ:約38*13*14cm セット重量:約2.7kg
【内容物】
タープ本体*1、自在付きロープ*8本、ペグ*8本、キャリーバッグ*1
【ご注意】本製品にポールは付属しません。別途を買い求めください。
■GOGlamping スクエアタープTCシリーズ3幕仕様比較
[GOGlamping /スクエアタープTC]シリーズには3サイズがラインナップされている。カラーはそれぞれベージュ系、グリーン系、ブラック系の3色。タープ泊をする心算はないためソロ使用だと295*295cmのサイズのベージュ系カラーが使い易いかな。
メーカー名 | GOGlamping | ||
製品名 | スクエアタープTC | ||
稜線長(cm) | 295 | 350 | 400 |
ルーフ全長(cm) | 295 | 350 | 400 |
ループ数(個) | 19 | 19 | 19 |
収納寸(cm) | 38*13*14(h) | 45*15*15(h) | 50*16*16(h) |
重量(kg) | 2.7 | 3.6 | 4.3 |
参考価格 | ¥8,980 | ¥10,980 | ¥12,980 |
■TC小型レクタタープ3幕仕様比較
長短辺長が300cm以下のポリコットン生地の小型レクタタープ3幕を比較してみた。
①[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]※所有
②[GODEARU/レクタタープTC280*240cm]
③[GOGlamping/スクエアタープTC295*295cm]
メーカー名 | soomloom | GODEARU | GOGlamping |
製品名 | レクタタープTC | レクタタープTC | スクエアタープTC |
稜線長(cm) | 250 | 280 | 295 |
ルーフ全長(cm) | 295 | 240 | 295 |
ループ数(個) | 8 | 19 | 19 |
収納寸(cm) | 38*15*15(h) | 37*16*14(h) | 38*13*14(h) |
重量(kg) | 3.03 | 2.41 | 2.7 |
■TCレクタタープ3幕イメージ比較
-サイズと形状
[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]は稜線が250cmと短くルーフ全長が295cmと長い横長タイプ。[GODEARU/レクタタープTC280*240cm]は稜線が長くルーフ全長が280cmと長い縦長タイプ。[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]は長短辺が同じ長さの正方形タイプ。
-ループ数
[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]は8カ所、[GODEARU/レクタタープTC280*240cm]と[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]は各辺及び稜線部に併せて19カ所のループが付いている
-サイズ
各イメージ図を重ねてみるとこんな感じ。メインタープポール*2/サブタープポール*4を使って標準的なレクタタープを設営するとするとタープ下面積が正方形近くなるのは[Soomloom/レクタタープTC250*295cm]、ポール1本でシェルター張りをするとすると[GODEARU/レクタタープTC280*240cm]が一番ミニマムスペースに設営することが出来る。[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]は正方形なのでアレンジバリエーション数が一番多い。
-シェルターイメージ
身長175cmの小生が[コールマン/コンパクトフォールディングチェア]に座った際の外寸を105*65*105(h)cmと想定し、200cmポール*2を使って片面を立ち上げたシェルター張りに配置してみた。雨除けスペースを考えるとやはりタープ稜線長は295cmは欲しい。
側面視点を重ねてみるとやはりルーフ長が295cmないと身長175cmの小生がソロキャンでシェルター内でチェアに座って過ごすのは少し窮屈かな。
■[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]のアレンジイメージ
3つのタープのイメージ比較をみるとやはり長方形よりも正方形タイプの方がアレンジし易く且つタープ下の有効スペースが有利。以前、[フィールドアスクエアタープS280*280cm]を所有した時に色々とアレンジを試したことがある。[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]は縦横共に+15cm大きくなっているのでダイヤモンド張りした際の居住性はやや向上していることが予想される。
[フィールドア/スクエアタープ S] ~タープアレンジ14手~
[フィールドア/スクエアタープS] ~実用度の高いアレンジ5手~
-ポール長毎イメージ
ポール長の長さを180/200/220/240cm*2を想定してみると一番バランスが良いのは200cmかな。
-200cmポール*2のアレンジ
[テンマクデザイン/デュラスティック140-200]2本を200cm長に調整した際のアレンジパターン5種。ダイアモンド張りも正方形のため容易に成形可能。補完する機会があればまずこれから試してみたい。
200cmポール*2及び200cmポール*1のアレンジパターン6手。側面及び正面視点でのイメージ図。実際にキャンプで使うとなると通称“ダイアモンド張り”もしくは“ピークフライ張り”が実用性が高い。“ピークフライ張り”はDDタープ3*3のブログを見るとポールの長さを160cmにすることにより折り返し端を張り網なしで直接地面にペグダウンできそう。
ソロキャン時の出動するポールの選択可能な長さ一覧がコチラ。これらを使ってソロキャンシェルター張りの最適なポール長を検証してみたい。
■まとめ
冬のソロキャン主幕である[オガワ/タッソTC]はキャノピーアレンジが豊富なため正直タープを張る必要性は低く実際タープレスで運用することが多い。とは言え、雨天炎天やツーマンソロキャンプ等でタープの有用性も侮れない。取り回しの良さと、居住性のバランスを考えると[GOGlamping /スクエアタープTC295*295cm]は中々使い勝手の良さそうなサイズ感であると考える。機会があれば是非補完したい1品である。
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