[コールマン/アテナワイドツーリング130] ~妄想の儀~

2021年4月にタンカラーとして再販となった[コールマン/アテナツーリングワイド130]がとあるサイトでセールとなっていて思わず物欲の虫が疼いた(>_<)。我家にはソロ幕は[オガワ/タッソTC]と[ヘリノックス/タクティカルコットテント]があるが、ミニマム2ルームテント[コールマン/アテナツーリングワイド130]も非常に気なるところ。実際に我家に導入したとしたらどんな感じになるのかを、所有ギアと比べながら先の“解剖の儀”の記事も踏まえて妄想してみた。

[コールマン/アテナワイドツーリング130] ~解剖の儀~

■仕様

全高130cmのミニマムクラスのドーム型2ルームテント。吊り下げ式のインナーテント採用でインナーレスでシェルターとして使うことも可能。前室は広いが背が低いため石油ストーブは安全面の点でインストールできないがガスストーブの短期使用なら大丈夫かな。

インナーサイズ:130*220*115(h)cm
本体サイズ:305*230*130(h)cm
収納サイズ:約Φ20*62cm
素材(生地):フライ/75D ポリエステルリップストップ(UVPRO、PU防水、シームシール) フロア/75D ポリエステルタフタ (PU防水、シームシール) インナー/68D ポリエステルタフタ (撥水加工)
素材(ポール):(メイン)アルミ合金約Φ12.5mm+約Φ11mm (サポート)アルミ合金約Φ9.5mm
収容人数:1~2名
耐水圧:約2,000mm (フロア:約1,500mm) (グランドシート:約1,500mm)
重量:約4.8kg
仕様:キャノピー、前室、サイドドア、メッシュドア、ベンチレーション メッシュポケット、ストームガード、吊り下げ式インナーテント
付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
定価:41,800円 セール価格:23,120(45%オフ)円

※正確な仕様は製品HPを参照のこと

 

■所有ソロ2幕比較

所有2幕との私見交えた仕様比較。[コールマン/アテナツーリングワイド130]のフロアサイズは我家のソロ幕[オガワ/タッソTC]と[ヘリノックス/タクティカルコットテント]の中間に位置する。インナーサイズはギリ2人でも使えるが実質1.5人といったところかな。

メーカー Ogawa Coleman Helinox
製品名 TassoTC Athena Touring Wide 130 Tactical Cot Tent
タイプ ティピー ドーム ドーム
外寸(cm) 415*370*250(h) 305*230*130(h) 290*280*140(h)
パッケージ(cm) 74*24*24(h) 62*20*20(h) 57*20*20(h)
重量(kg) 10.5
(フライ6.3/ポール1.0/付属品3.1)
4.8 3.02
(フライ1.43+インナー1.59)
フロア面積(m2)※予測値 9 7 5.4
体積(m3)※予測値 8 6 5
フレームポール(本) 1 2 2
生地 ポリコットン ポリエステル ポリエステル
インナーテント 吊り下げ 2人用インナー:360*150*200(h) 1.5人用インナー:220*130*115(h) 1人用インナー:190*70*95(h)
カンガルー [コールマン/
インスタントアップドームS]
[コールマン/
インスタントアップドームS]
×
人数 ソロ
デュオ ×
トリオ × ×
カルテット × × ×
季節
春秋
天気 雨天
炎天
最低
気温
15℃未満
15℃以上
暖房能 フジカハイペット 20℃ × ×
シルバークイーン 2℃ 4℃ 5℃
ペグダウンなしで自立 不可 可能 可能
ポールをスリーブに通す行程なし なし なし なし
設営撤収でフライを地面に広げる必要 あり なし なし
フライメッシュアレンジ × × ×
結露
石油ストーブインストール × ×
寝室分割 可能(カンガルースタイル 不可 不可
取り回し




 

■所有テント4幕イメージ比較

所有テント4幕とのイメージ比較。

①[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
②[スモア/ディーパー]
③[オガワ/タッソTC]
④[ヘリノックス/タクティカルコットテント]

①[オガワ/ロッジシェルターⅡ]

ボトムは同じ長方形タイプ&2ルームテントだがサイズ感はかなり違う。





 

②[スモア/ディーパー]

奥行長が230cmと同じ。ボトムをサイズは丁度[スモア/ディーパー]のインナースペースを1個分、[コールマン/アテナワイドツーリング130]の方が狭い。



 

③[オガワ/タッソTC]

ボトムスペースだけなら有効スペースはほぼ一緒。[オガワ/タッソTC]は高さがあるため石油ストーブをインストールすることが出来るが[コールマン/アテナワイドツーリング130]は出来ない。[オガワ/タッソTC]はポリコットン生地で結露が少ないため冬に使い易い。[コールマン/アテナワイドツーリング130]は3シーズンで少し寒ければガスストーブをインストールするのが良いかな。



 

④[ヘリノックス/タクティカルコットテント]

使用用途が結構重複しているテント。インナーサイズは[ヘリノックス/タクティカルコットテント]はジャスト1人、[コールマン/アテナワイドツーリング130]は1.5人用と広い。前室を使いたいときは[コールマン/アテナワイドツーリング130]、タープを併用するなら[ヘリノックス/タクティカルコットテント]の方が時短的には良いかな。3シーズンはファミキャンメインなので中々試すことが出来ないが追々検証していく予定。



 

■所有タープ7幕併用イメージ

所有タープ7幕との併用イメージを妄想してみた。

①[Soomloom/レクタタープTC 250*295]
②[Soomloom/レクタタープNL 300*385]
③[オガワ/システムタープレクタ 350*295]
④[オガワ/フィールドタープレクタTC 350*420]
⑤[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]
⑥[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]
⑦[スノーピーク/スクエアエヴォPro. 500*440]

①[Soomloom/レクタタープTC 250*295]

オガワ張りと並列張りが可能だが過保護張りは出来ない。ミニマムサイズ且つ、ポイコットン生地で火の粉による穴あきリスクが少なく、遮光性も高いため終始雨が降るようような天気予報でない限りサイズ的に一番マッチしているタープと言える。



 

並列張りの場合雨天時タープ下内に雨水が侵入しないようにするためにはタープをテントに深く被せる必要がありそうなるとタープ下面積が狭くなる。セッティングテープを使わないため設営スペースがミニマムでソロ区画サイトでもレイアウトがし易い

オガワ張りも並列張りと同様に雨天時タープ下に雨水が侵入しないようにするには深く被せる必要があり、タープ下スペースが狭くなってしまう。

 

②[Soomloom/レクタタープNL 300*385]

オガワ張り、並列張り及び過保護張りは可能。[オガワ/システムタープレクタ 350*295]の方が汎用性が高いため恐らく併用することは無い。


 

 

 

③[オガワ/システムタープレクタ 350*295]

オガワ張り、並列張りに加え過保護張りも可能。収納時のサイズもややコンパクトで汎用妖精が一番高いタープと言える。



 

雨天時タープ下への雨水の侵入を考えると深く被せる必要がある。両翼が短いためタープ下スペースが狭くなってしまう。

稜線部が350cmと長いため、深く被せても広いタープ下のスペースを確保することが出来る。設営スペースを確保できるならば一番汎用性の高い併用レイアウト

   

過保護張りも一応可能。ジャストサイズなので雨が強い場合は雨撥ねリスクは高い。

 

④[オガワ/フィールドタープレクタTC 350*420]

並列張り、オガワ張り、過保護張りの全アレンジが可能だがソロで使うにはサイズが大きい。



 

オガワ張りも可能だが両翼が420cmと長いので耐風性に懸念が残る。

過保護張りも可能だが、そもそも事後メンテナンスを考えると雨天時ポリコットンタープは出動したくないので実践投入することはない。

⑤[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]

オガワ張りした際のシルエットはカッコいいかも。過保護張りは可能かもしれないが雨除けエリアは少なく実用度は低い。形状上系列張りは実用度が低い。



 

⑥[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]

サイズ的にはかなり大きいが過保護張りすることにより、サブタープも必要なく、両翼を閉じることが出来るので雨天炎天時且つ中程度の風の使い勝手は良さそう。



 

オガワ張りにすることによりかなり広いタープ下面積を確保することが出来る。ソロだと広すぎるのでツーマンソロの共有スペースが欲しい時に良いかも。

タープ下面積がどの位確保できるかにもよるが、両翼を閉じることにより防風的にも使用できるため実用度は高そう。

⑦[スノーピーク/スクエアエヴォPro. 500*440]

並列張り、オガワ張り、過保護張りが可能だが明らかにサイズが大きくソロ向きではない。スリーマンソロで共有リビングスペースが欲しい時に向いているがそんな機会はまずない。



 

≫各タープとアレンジの相性

タープ7幕とのアレンジ別の相性はこんな感じ。①③⑥は購入したとしたら試張り検証したいかな。余裕があればシルエットが綺麗な⑤も。

[メーカー名/タープ名] 並列張り オガワ張り 過保護張り
①[Soomloom/レクタタープTC 250*295] ×
②[Soomloom/レクタタープNL 300*385]
③[オガワ/システムタープレクタ 350*295]
④[オガワ/フィールドタープレクタTC 350*420]
⑤[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380] ×
⑥[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570] ×
⑦[スノーピーク/スクエアエヴォPro.500*440]

◇サイズ的には[Soomloom/レクタタープTC 250*295]の並列張りが一番相性が良い。ポリコットン生地なので炎天時でも良質の影を演出してくれる。

◇汎用性の一番高いのは[オガワ/システムタープレクタ 350*295]のオガワ張り。過保護張り、並列張りも可能。

◇雨天予報なら[オガワ/システムタープヘキサDX 480*570]の過保護張り。タープを先行設営することによりタープ下でテント設営が可能。また、両翼を閉じることが出来きるため前方の視界を保ちつつ雨除けスペースを広く取ることが出来る。

◇シルエットは[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC 390*380]が一番かっこいいかな。雨除けエリアは狭いかも。

■インナーテント代替イメージ

[コールマン/アテナワイドツーリング130]の吊り下げインナーを取り外し、シェルター使いとし、カンガルースタイルで運用可能かどうか?[コールマン/アテナワイドツーリング130]の外寸が305*230*130(h)なので仕様上全てカンガルースタイルが可能だが、純正のインナーテントから変更するメリットが前室を広く使うことが出来る③かな。②は奥行がジャストで雨天時に濡れるリスクが否めないし。使用シーズンは冬以外になるため虫の侵入を考えるとコット寝はしない。

※奥行の短い順
①[ヘリノックス/コットンワンコンバーチブルハイコット仕様]:190*68*38(h)cm
②[フィールドア/ポップアップメッシュテント]:230*70*70(h)cm
③[コールマン/インスタントアップドームS]インナー:210*90*100(h)cm
④[コールマン/アテナツーリング130]純正インナー:305*230*130(h)cm
⑤[DOD/カンガルーテントS]:220*150*128(h)cm









 

■所感

諸々妄想した結果、幾つか気になる点があるものの3万円以下のミニマム2ルームテントとしては[コールマン/アテナワイドツーリング130]はお買い得感がある。オガワフリークの小生ととしては同カテゴリーの[オガワ/ステイシーⅡ]も気になるが値段が高いのとインナーがソロ使いだと広いことがネック。値段も底値に近いと思うので在庫があったらポチるかもしれない。

〇前室が広い
〇キャノピー跳ね上げが可能
〇フライ単体でシェルターとして使用可能
〇ポールをスリーブに通す行程がない
〇軽い
〇収納時のサイズがコンパクト
〇安い
〇汚れが目立たないアースカラー
×スカートがない
×ランタンフックがない
×サイドパネルがダブルファスナーではない
×前室パネルがメッシュ仕様にならない
×フロントサイドウォールがない
×ベンチレーターが1つしかない
×遮光性が低そう
×キャノピー跳ね上げポールが付属していない
×結露が発生し易そう




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