ビオトープ容器としてその実かなり優秀だと思う容器がある。それは…[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号Lサイズ]。その理由をじっくり検証していきたい。
■容器の素材
容器の素材は主に4種類。屋外飼育するなら陶器か発泡スチロール、もしくはプラスチックが良いだろう。見た目が良いのは陶器、取り回しが良く保温性が高いのは発泡スチロール、価格が安いのはプラスチックといったところ。[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]は陶器製で屋外ビオトープ水槽に向いている。
素材 | ガラス | プラスチック | 発泡スチロール | 陶器 |
重量 | △ | ○ | ◎ | × |
保温性 | × | △ | ◎ | 〇 |
耐久性 | ○ | × | △ | ◎ |
屋内飼育 | ○ | × | × | × |
屋外飼育 | △ | ○ | ◎ | ◎ |
側面観察 | ◎ | × | × | × |
価格 | △ | ◎ | ○ | × |
■[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]
[チャムオン/陶器睡蓮鉢]シリーズは3サイズ選ぶことが出来る。オススメは水質が安定しやすく、レイアウトの自由度も高いLサイズ。稚魚用としてMサイズと併せて用意するのも良いかも知れない。
チャムオン 陶器睡蓮鉢 |
17号 Lサイズ |
14号 Mサイズ |
11号 Sサイズ |
外寸(cm) | φ51*25(h) | φ42*21.5(h) | φ33*17(h) |
内寸(cm) | φ47*23(h) | φ38.5*19.5(h) | φ29.5*15(h) |
重量(kg) | 12 | 7 | 4 |
容量(L) | 35 | 20 | 10 |
小生が思う[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号Lサイズ]の良さはコチラ。
・陶器製で見た目が良い
・陶器製睡蓮鉢の中では価格が1万円以下と安価
・柄が9種類から選べる
・マンションベランダや戸建て玄関におけるサイズ
・水量35Lで水質が比較的安定し易い
・鉢植え水草、流木、石を使って簡単にレイアウトが出来且つメンテナンスも楽
・中型の温帯睡蓮もレイアウト可能
・水を入れてない状態での重量が12kgと少し重いが、取り回しは悪くない
[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]の柄は全9種。淡色系メダカならブラック、ダークブルー、濃色系メダカならホワイトが観察はし易い。
<ブラック>
<ダークブルー>
<グリーン>
<ライトブルー>
<水色>
<水色/ダークブルー>
<ホワイト>
<青花柄>
<花柄>
■我家での導入例
我家でも実際に[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]のブラックカラーを使用。底砂は“田砂”、水生植物は“温帯睡蓮”“ミズトグサ”“アマゾンフロッグピット”“マツモ”“オオサンショウモ”、15年程実家で寝かして置いた流木と石を使ったレイアウト。高さのある内鉢を使ったため水面との距離が無いため、次回植え替え時には6号素焼浅鉢に変更する予定。
水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]51*51*25(h)cm
内鉢:6号素焼浅鉢:18.8*18.8*8.6(h)cm
■[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]を使った睡蓮ビオトープ立上げプランの1例
折角の睡蓮鉢を導入するのなら、併せて睡蓮も導入したいところ。観賞用としては勿論、メダカの日除けとしての有用。睡蓮は葉の大きい中型の“温帯睡蓮”を選択し、事後メンテナンスが容易な内鉢に入れてレイアウト。浮草は飼育が容易で繁殖スピードが速い“アマゾンフロッグピット”、多年生の沈水性浮遊植物は“マツモ”を選択。
外鉢:[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]51*51*25(h)cm
内鉢:6号素焼浅鉢18.8*18.8*8.6(h)cm x 2個
底砂:赤玉土
水草(メイン):中型温帯睡蓮
水草(浮き草):アマゾンフロッグピット
水草(サブ):マツモ
流木&石:お好み
生体:メダカ5匹(パイロットフィッシュ)
①内鉢セットアップ
睡蓮用の内鉢は6号素焼浅鉢をチョイス。土が漏れないように底面にマットを敷いてその上にソイルを薄く敷いて水生植物用の肥料を撒き睡蓮を植える。この時内鉢として高さ18.5cmの[大和プラ販/プラウドポット18型]を使ったが内鉢と水面の距離10cmを確保できない。6号素焼浅鉢がサイズ的にはベストチョイスなはず。睡蓮の成長如何によってブロックなどで底上げ調整も可能。
②外鉢セットアップ
水を容器の半分ほど入れ、睡蓮内鉢、流木、石をレイアウトしゆっくり最高水位より数cmまで水を注ぎ、浮草を浮かべて完成。
③メダカ投入
パイロットフィッシュとして最安のメダカを5匹投入。1週間後に更に5匹追加。好みのメダカを投入するのは水質が安定しているであろう1か月後。
↓セットアップの詳細は先の記事を参照
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