庭先メダカビオトープ2022 ~容器選び編~

親戚の伯父から屋外ビオトープの容器について聞かれたので調べてみた。ちなみに伯父の家は一軒家で庭は広く家庭菜園用の畑も隣接しており、敷地内に大小様々な石もある。

■容器の素材

容器の素材は主に4種類。屋外飼育するなら陶器か発泡スチロール、もしくはプラスチックが良いだろう。見た目が良いのは陶器、取り回しが良く保温性が高いのは発泡スチロール、価格が安いのはプラスチックといったところ。個人的にオススメなのは睡蓮も楽しめる陶器製の睡蓮鉢。

素材 ガラス プラスチック 発泡スチロール 陶器
重量 ×
保温性 ×
耐久性 ×
屋内飼育 × × ×
屋外飼育
側面観察 × × ×
価格 ×

■容器の種類

メダカビオトープに使用できる容器は大小様々なタイプが発売されている。庭付き1戸建てなら、メンテナンスのことを考えると容量30L以上が良いと思われる。逆に20L未満は水温や水質が不安定なのでオススメしない。容量が大きければ大きいほどビオトープ環境を整えやすいため容量50L以上ならメンテナンスも楽。いざ移動するとなると大変だけど。

容量
(L)
[メーカー名/製品名] 外寸(cm) 高さ 重量
(kg)
素材 形状 参考価格
12 [GEX/メダカのための飼育鉢370] 37*37*20(h) 20 0.52 プラスチック 睡蓮鉢 ¥1,212
13 [スドー/メダカの発泡鉢 大] 45*30*20(h) 20 0.28 発泡スチロール 長方形 ¥1,382
14 [GEX/快適繁殖ケース M] 35*30*29(h) 29 0.3 発泡スチロール 長方形 ¥1,270
20 [チャムオン/陶器睡蓮鉢14号] 42*42*21.5(h) 22 7 陶器 睡蓮鉢 ¥5,990
23 [チャーム/睡蓮鉢14号] 44*44*25(h) 25 2 プラスチック 睡蓮鉢 ¥2,220
23 [スドー/メダカ鉢 黒茶 18号] 54.5*54.5*20.8(h) 21 1.5 プラスチック 睡蓮鉢 ¥2,940
25 [GEX/快適繁殖ケース L] 60*30*29(h) 29 0.47 発泡スチロール 長方形 ¥2,819
35 [チャムオン/陶器睡蓮鉢17号] 51*51*25(h) 25 12 陶器 睡蓮鉢 ¥8,890
50 [ビバホーム/スイレン用プラ鉢 特大] 60*60*28(h)? 28 2? プラスチック 睡蓮鉢 ¥4,398
65 [パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型M] 65*65*40(h) 40 20? 陶器 睡蓮鉢 ¥29,800
75 [パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L] 75*75*42(h) 42 25? 陶器 睡蓮鉢 ¥39,800
85 [チャーム/大型睡蓮鉢] 77*77*33(h) 33 1 発泡スチロール 睡蓮鉢 ¥7,398

■所有容器

我家で実際に使用したことのある容器は以下の3つ。

①[チャーム/睡蓮鉢14号]⇒23L
②[GEX/快適繁殖ケース L]⇒25L
③[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]⇒35L

・[チャーム/睡蓮鉢14号]⇒23L
プラスチック製の睡蓮鉢容器。何といっても価格が約2,000円と安価なのが魅力。中型の温帯睡蓮をレイアウトしてみたが少し手狭感があるため小型種の姫睡蓮の方が良いかもしれない。曇天下気温35℃で13時頃の発泡スチロール製の容器との水温差は4℃になったこともあり水温変化と大きいのが難点。

・[GEX/快適繁殖ケース L]⇒25L
発泡スチロール製の容器の良さは何といっても保温性。真夏の炎天下時の水温変化がプラスチックや陶器容器に比べ少ない。本体も軽く取り扱いも楽。難点は見た目と耐久性。観賞用というよりむしろ製品名にあるとおり繁殖用ケースとしての色合いが強い。

・[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]⇒35L
陶器製睡蓮鉢の良さは見た目が良いこと。[チャーム/睡蓮鉢14号]から移設し、更に“ミズトグサ”もレイアウト。容量も35Lで径も51cmあるので中型温帯睡蓮をレイアウトするにはジャストなサイズ。ベランダビオトープで1つだけ容器を選ぶとしたらコレ。

■睡蓮

睡蓮鉢を選んだ場合やはり、睡蓮もレイアウトしたいところ。越冬を考えると小型容器なら姫睡蓮、中型容器以上なら温帯睡蓮が育てやすいようだ。睡蓮は葉が水面に広がるため、メダカの隠れ場所が出来き且つ炎天下時の水温急変対策にもなる。

以下、睡蓮種と内鉢及び外鉢のサイズの目安。鉢土の表面から水面までは10cm以上の深さを保ち且つ1日4時間以上直射日光に充てる必要がある。尚各サイズはあくまで参考値。

種類 内鉢 外鉢
姫睡蓮 5号素焼浅鉢:15.8*15.8*7.3(h)cm
6号素焼浅鉢:18.8*18.8*8.6(h)cm
開口部30cm以上
温帯睡蓮 6号素焼浅鉢:18.8*18.8*8.6(h)cm
7号素焼浅鉢:22*22*10(h)cm
開口部40cm以上
熱帯睡蓮 4号素焼標準鉢:12.5*12.5*10(h)cm
5号素焼標準鉢:15.6*15.6*12.5(h)cm
6号素焼標準鉢:18.8*18.8*15(h)cm
7号素焼標準鉢:22*22*17.5(h)cm
開口部40cm以上

予備知識のないまま立ち上げた第1次睡蓮鉢。外鉢の水面高が約20cm、内鉢土高が15cmで水面まで5cm程しか高さ確保できていない。睡蓮の葉も少し窮屈感がある。このサイズの外鉢なら小型種の姫睡蓮の方が良いかもしれないがそうなると葉が小さくなり迫力は落ちる。

水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[チャーム/睡蓮鉢14号]44*44*25(h)cm
内鉢:[大和プラ販/プラウドポット18型]18.5*18.5*16(h)cm

陶器容器に入れ替えた第2次睡蓮鉢。外鉢の水面高は20cmと同じなので水面まで5cm程しか高さ確保できていないが、径が大きいので睡蓮の葉の広がりにも余裕があり、温帯睡蓮をレイアウトする場合はこの位のサイズがあったが良い。

水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]51*51*25(h)cm
内鉢:[大和プラ販/プラウドポット18型]18.5*18.5*16(h)cm

内鉢を高さ8.6cmの6号素焼浅鉢に植え替えれば水面まで12~15cm程の距離を保つことが出来る。6号素焼深鉢だと高さが15cmなので10cmを下回ってしまう。

・素焼浅鉢6号


・素焼深鉢6号


■まとめ

伯父の家に導入する屋外ビオトープ水槽の最終候補は2つ。

-[パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L]

伯父の家の庭先でのビオトープ水槽の理想は近くで購入できる最大サイズの睡蓮鉢[パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L]。このサイズの外鉢なら中型の温帯睡蓮は勿論、大型の蓮もレイアウトすることが可能で水温変化も少なく水質も安定し易い。水を入れた状態での重量が100kg近くとなるため置場所を選ぶ。もう1サイズ小さいものでも良い。


 

6号素焼浅鉢を内鉢とした場合は水面までの距離が30cm程となるため、20cm程嵩を上げる必要が出てくる。その場合は[アップルウェアー/受皿付きスタンド 21型 MID]等を用いて20cm程底上げする。

水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L]:75*75*42(h)cm
内鉢:6号素焼浅鉢:18.8*18.8*8.6(h)cm


 

[パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L]を外鉢、[セリア/連結鉢タワーポット]2個連結を内鉢とした場合は水面までの距離が12cm程保つことが出来る。

水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[パワーコメリ/大型水鉢 黒 深型L]:75*75*42(h)cm
内鉢:[セリア/連結鉢タワーポット]:26.5*25.5*13(h)cm(2個縦積で26cm高)

 

大型睡蓮鉢なので大型のハスも植えることも可能だがメダカは少し鑑賞し難くなってしまうかもしれない。また、葉や花に高さがあるので風に弱く、折れやすいためメダカビオトープなら蓮よりも睡蓮の方が導入し易くメダカも観察し易い。


 

-[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]

玄関先でのウェルカム睡蓮鉢としてつかうなら中型温帯睡蓮もレイアウト可能で容器単体での重さも10kg超で取り回しも良い[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]がオススメ。陶器製で質感も良く柄も選択出来き価格も1万円以下で購入することが可能。外鉢の水深が20cm程なので、内鉢土から水面迄の距離は11cm程となる。少し高くしたい場合はレンガ等を使って底上げするのも良い。

水生植物:温帯睡蓮
外鉢:[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]51*51*25(h)cm
内鉢:6号素焼浅鉢:18.8*18.8*8.6(h)cm

我家でも実際に[チャムオン/陶器睡蓮鉢17号]のブラックカラーを使用。底砂は“田砂”、水生植物は“温帯睡蓮”“ミズトグサ”“アマゾンフロッグピット”“マツモ”“オオサンショウモ”、15年程実家で寝かして置いた流木と石を使ったレイアウト。高さのある内鉢を使ったため水面との距離が無いため、次回植え替え時には6号素焼浅鉢に変更する予定。

   


















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