ベランダビオトープ2022 ~ダブル立上げ編~

プラスチック容器で“睡蓮ビオトープ”と発泡スチロール容器で“水草ビオトープ”をそれぞれW立上げ。

■睡蓮ビオトープの立上げ

容器はプラスチック睡蓮鉢ケース[チャーム/睡蓮鉢]を使用。外寸44*44*25(h)cmで容量は23L。底面が小さくなっており夏場の地熱の影響を受け難くなっているようだ。質感は陶器製には及ばないものの、厚みも1.2cmありカッコイイ…そして何より2kgと軽い。


 

-水槽立上げ1日目

 

-サイズ感の検証

睡蓮鉢に外寸29.6*13.2*12.6(h)cm/容量3.5Lの[セリア/フルーラプランター]を置いてみた。ケース壁面には干渉せず、底面も浮かずに配置することが可能。半分以上占有されてしまう。

更に15年前実家で寝かせて置いた流木を置いてみた。コンクリからの熱を避けるためにスノコ[キャプテンスタッグ/CSクラシックスフリーボード]の上にケースを置いてみた。



 

田砂を薄く1~2cm程敷いて流木とホテイソウを浮かべてみた。これだけでも形になる♪底砂の色が少し明るすぎるかな。



 

-睡蓮内鉢の準備

内鉢[大和プラ販/プラウドポット18型]に底面に併せてカットした[コメット/交換用高密度マット]を敷く。
※中型温帯睡蓮の容器は素焼きの浅型7号を推奨しているケースが多い。また、素焼きタイプは通水性があるためプラ容器に比べて匂いが出にくいようだ。



 

[JUN/プラチナソイルパウダー] を3cm程入れる。プラチナソイルパウダーはブラックとブラウンの2色展開。知らずにブラックを購入してしまったのだが、ブラウンだとまたイメージがかわりそう。

<プラチナソイル使用方法>※パッケージから抜粋
・ソイルを洗わずに、水槽の中にそのまま敷いて水を静かに注いでください。ソイルを掘り起こさないようにゆっくりと注いでください。
・セット時は水が濁ります。ろ過装置を作動させることにより約1~2時間程度でとれます。
・水面にマクや泡が発生する場合がありますが数回水替えを行うと消すことができます
・水槽のガラス面に茶色いマクの様なものがつくことがありますが手でこする程度で簡単に落ち水質にも影響がありません。


 

[花ごころ/水生植物の肥料120g]を10粒入れる。適正な量かどうかは分からない。ちなみに生体への影響は非推奨で使用は自己責任だが、ブログ等を見る限り大丈夫な場合が多い印象。


 

[ビバホーム/睡蓮 ローズマグノリア]をポットから取り出し土を落とす。
※後程ググったところこの際に根をハサミで切ったほうが植え替えがし易いみたい。


 

プラチナソイルを6割程入れ、睡蓮を植えこむ。最後にプラチナソイルを上面から1cm位になるように入れて完成。使用したプラチナソイルは2kg程。
※睡蓮鉢に沈めた際に水面からの距離が5cmギリギリになってしまった。もう少し、ソイルの量を減らして土面を低くすれば良かった。

-睡蓮鉢に投入

内鉢をゆっくり、[チャーム/睡蓮鉢23L]に沈める。少し濁る。開花には睡蓮の根元に日光が1日4時間以上充てるのが重要とのことなのでその周りに浮草を置かないようにする。

余っていたメダカ水槽用の“マツモ”、“アマゾンフロッグピット”、“オオサンショウモ(サルビニア)”も浮かべてみた。








-水槽立上げ2日目

水は少し濁っている。暫く放置して濁りが取れないようなら水替えかな。睡蓮は深さ5~10cm程度の深さに沈めるのが良いと書いてあったが、3cm程しかない。でも水を少し足せば5cmを確保できそう。生体投入の前に調整しよう。

朝7時半後の水温は27℃。

-蓮と睡蓮の違い-

蓮と睡蓮の違いがよく分からなかったので整理してみた。ベランダビオトープの場合カラス除けネットを使うことを想定すると花と葉が水面より上にある蓮より、水面の位置する睡蓮の方が向いている。今回用意した“ローズマグノリア”は白に近い淡桃色の中型睡蓮。

-蓮と睡蓮の違い-
円形で、花と同じように水面から距離があり表面にツヤがないのが蓮。 光沢があり大きく切れ込みが入っていて水の上に浮くように葉がついているのが睡蓮。

睡蓮
開花時期 初夏~夏
開花時間 午前中
開花持続時間 3~4日
分類 ハス科ハス属
挺水植物
スイレン科スイレン属
浮葉性植物
水面より上 水面
水面より上 水面
花弁 幅広で丸みを帯びており、お椀のような形で花の中央に大きな花托がある。 細長い
葉の形 切れ込みがない 切れ込みがある
葉の表面 艶々している 艶々していない
穴が空いている 中身が詰まっている

-3日目

水が濁ったままなので水替えを実施。水替え後はソイルが少し舞ったが濁りは殆ど見られずクリアになった。

一応、睡蓮内鉢の水深もギリギリ5cmを確保。内鉢はもう少し低く植え付ければ良かった。

■水草ビオトープの立上げ

容器は容量25Lの発泡スチロール製の[GEX/快適繁殖ケース L]。底面が小さくなっており夏場の地熱の影響を受け難くなっているようだ。



 

-サイズ感の検証

[セリア/フルーラプランター] を配置。ボトムを結構占有されてしまう。

[八幡化成/アーブルエコポット角型120]を配置。サイズ的にはこの位が丁度良い。


 

[大和プラ販/プラウドポット18型]を配置。ミニサイズの睡蓮なら行けるかも。



 

-立上げ

田砂を1~2cm程敷いて水を張り流木と水草寄せ植えセット[コーナンドイト/メダカの憩いプチビオトープ]を入れホテイソウを浮かべるだけで早々に終了!水草寄せ植えセットは植え替えずに[八幡化成/アーブルエコポット角型]に入れたのみ。


 

浮かべる温度計もそれぞれのケースに設置。現在の気温32℃。夜なのに暑い(>_<)。


 

翌日。水草寄せ植えセットがかなり密集している。近い内に植え替えしないとかな。

 

朝7時半頃の水温は27℃。

■まとめ

見た目はやはり睡蓮鉢の方がカッコイイ!2つのケースと水量を合わせると50kg超となため、スノコへの継続的な荷重負荷が心配。

生体投入は水槽立上げから1週間後の記事も多いが、初期から数匹のパイロットフィッシュを投入することで水槽の立ち上がりが早くなるという記事もある。屋内のガラス水槽はメダカを譲ってもらってから急ぎ26L水槽を立上げその日のうちに生体を投入したが直ぐに墜ちることは無かったため、5匹程度なら大丈夫な気もする。水槽は生体投入1週間でバクテリアが定着し、1ヵ月で水質が安定するようだ。また、その内、“石”も配置したいところ。




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