メダカの観察日記2022 ~メダカ投入7days編~

キャンプ仲間のKUさんからメダカを11匹譲ってもらい早速、立ち上げた水槽に投入!メダカの到着が早かったため水作りは3時間程しか実施しておらず十分なバクテリアが繁殖していないのが少し心配だが、このままにしておくわけにもいかず水合わせの後水槽に投入!

■1日目 ~水合わせ~

メダカと併せて水草“ホテイソウ”も1個入っていた(^▽^)/。“ホテイソウ”は根を水中に大きく広げるためメダカの産卵場にもなる。低温には弱いとのことだが室内飼育なら特に問題ないだいようだ。


 

“ホテイソウ”を水槽に移動。

メダカを元の水のままプラスチックに入れ替えて水槽に浮かべて30分程温度を合わせる。

3分の1ずつ水を入れ替えて20分*3回程水合わせを実施。

すくい網でメダカのみをすくって水槽に投入!


 

白メダカ9匹、ヒメダカ2匹の計11匹投入!1L当たり1匹が目安ということなので容量25Lの当水槽だと25匹迄投入できる。がフルで投入するとその分、糞尿の量も増え水質も不安定で水替えの頻度も高くなるため、追々ドジョウやエビのタンクメイトを追加することも考えると半分の12匹位が適正な匹数だと考えらえる。





 

水温29℃とやや高め。

■2日目 ~エサやり~

翌日、全11匹の生存を確認。淡水魚の時は1週間程水作りをしてから投入しないと、直ぐに星になってしまったのだが、やはりメダカは強いようだ。そして水が少し茶色く濁っている。原因は恐らく流木色素。アク抜き済の流木を買ってきたのだけどやはり少しはアクはでてしまうもののようだ。

水温28℃。


 

水量MAXにして小1時間、濁りは変わらず。

白メダカ。

エサ。一部を使っていない調味料ボトルに入替。



 

投入1日目のエサやりは控え、2日目に初のエサやりとなる。エサ量の目安はググったところ2~5分で食べきる量となっていた。夏場は食欲旺盛なので1日朝夕2回で2分で食べきる量を目安としていく予定…がエサの量が多くて食べ終わりに5分程要してしまった。

ヒメダカの色が鮮やかで一見すると少し薄めの“楊貴妃”みたい。



 

2日目の夜。水の濁りというか茶褐色が酷くなってきた(>_<)。ググってみると流木のタンニン色素が染み出てきていることが原因のようだ。水質を弱酸性に傾けるとのことだがメダカ飼育には特に問題はない用だ。タンニンや腐植酸などが流木などから溶け出し、茶色く色づいた水のことをブラックウォーターと呼びアマゾン川の水質に近くなりアマゾン川原産の熱帯魚たちにとって好ましい環境みたい。

とは言え、アクも出てきてやはり見た目が悪いため、対策を考える必要がある。ググってみると[キョーリン/ブラックホール]なるものが流木の黄ばみやアクを強力に吸着してくれるらしい。早速、ポチ!


 

LEDライトは2色切り替え可能。



 

■3日目 ~水槽の着色~

朝の水温は28℃。

水の濁りは若干改善された感はあるがやはり濁っている。娘にはアマゾン風と説明したが友達に見せるときに透明な方が良いと言われた…なので[キョーリン/ブラックホール]が届いたら投入する予定。

娘にエサやりを任せたら、やはり多すぎたみたい。



 

10分を過ぎても低砂に落ちたエサを盛んに突いている。

[キョーリン/ブラックホール]が到着。


 

[キョーリン/ブラックホール]を入れる前の状態。

[キョーリン/ブラックホール]を軽く水ですすいでからろ過フィルターにセットしようとしたがサイズオーバーで入らない。

止む無くろ過フィルター後ろの壁際に挟みこんで設置。水流が通らない状態だが効果があるのか不安が残る。

■4日目 ~活性炭による脱色~

朝の水温は28℃。

一晩、経っても濁りは改善されず(>_<)。一応、アクは出ていない。

ろ過フィルターの後ろに設置した[キョーリン/ブラックホール]も外れて水槽内にプカプカ浮かんでいる。

ならばと、水流が少しでも通るようにと、活性炭[キョーリン/ブラックホール]短辺側端をろ過フィルターに挟み込み固定、ろ過フィルターの流出口の下に設置。そして水量最弱⇒最大に変更。これで1日様子を見てみる。[キョーリン/ブラックホールミニ]ならろ過フィルターに入りそうだが10L用なので力価は低そう。いっそこのこと活性炭を低砂に埋めてるか…



 

活性炭をフィルターの流出口に移動して約12時間後、オールクリアとはいかないまでも大分濁りは改善されアクも出ていない。やはり、活性炭は水槽に入れているだけでは効果が少なく、水を通す必要があるようだ。

エサやりの際に白メダカの背中を良く見てみると背が発光している個体とそうでない個体がいる。白メダカの個体差なのか、幹生(みゆき)メダカ等の系統の個体なのか素人目には良く分からない。今度、譲渡元に聞いてみよう。

■5日目 ~産卵~

水の濁りは大分改善された。

水温は29℃。

ん?ヒメダカが卵産んでる!ホテイソウとアナカリスは入れてあるが卵産みつけてくれるかな?

良く見ると流木に卵が何個か産み付けられていた。

とりあえず隔離。

産卵水草の他に人口産卵床も色々と販売されている。

<産卵水草>
ホテイソウ
・マツモ
アナカリス
・ウィローモス




■6日目 ~底砂多すぎ問題~

底砂が2層になっているのが気になり調べてみたら、底砂の目安は2cm程ということで、それよりも厚いと、バクテリアが定着しない層が出来てしまい水質悪化に繋がるようだ。明らかに我家の水槽は多すぎるため急ぎ砂の減量作業を実施。恐らく色が変わっている下層はバクテリアが住みつけない層。

オブジェ等を一端水槽外に取り出し、底砂の量を約半分程に減らす。左⇒減らす前、右減らした後。

オブジェを再配置。砂の量はかなり減った感がある。これで大丈夫かな。

■7日目 ~飼育ネット&産卵床の設置~

産卵用に[スドー/新産卵飼育ネットL]と[カネダイ/産卵床]を急ぎ購入。




 

飼育ネットを組立て水槽に設置。

流木についていた卵を手で取って飼育ネットに移す。受精卵だと固いので手で摘まめるようだ。娘も最初はおっかなびっくりだったが卵を1個掴んで移動。計5個。25℃の水温なら通常10日程で孵化するらしい。

産卵床も設置。ココに産み付けてくれる良いのだが。

水温は27℃。

■まとめ

水槽の立上げ及びメダカ投入は滞りなく進行。水作りの時間が数時間でバクテリアが十分に繁殖していないにもかかわらず、投入5日目にして星になった個体はゼロ。やはりメダカは淡水魚と比べて強く飼い易い。

只、水槽立上げ2日目に流木によるタンニン色素着色が発生。あく抜き済の流木を買ってきたのだが、やはり自身でも煮沸処理をやらないとダメだな。とりあえず、活性炭[キョーリン/ブラックホール]を水槽内に入れるだけでは改善されず。

活性炭の位置をずらして1日様子経過したところ9割方改善!

5日目にして産卵を確認。もしかしたらもっと前に産卵していて既に食べれれていたのかもしれない。

■所感

メダカは熱帯魚に比べて生命力が強く水作りの短時間で済むため非常に飼いやすい魚。改良メダカの二大品種「楊貴妃」と「幹生(みゆき)」も種類にもよるが個人でも購入できる値段なので求めやすい。飼い始めてまだ1週間足らずだが、メダカの生命力の強さを考えると26L水槽ではなくメンテナンスが楽な20L水槽でも良かったかもしれない。

・エサは少量多回給餌を基本とし食べ残しは水質悪化のため現金
・水合わせの時間がなくとも1週間後、全生存!やはりメダカは強い

・流木はアク抜き済のものでも着色、活性炭で改善
・卵を直ぐ産み、しかも受精卵なら手でつまむ程に固い

■タンクメイト候補

本来ならばバクテリアが繁殖し水質が安定するのは1か月ほどかかるが、国産生体の生命力は高いため、1週間程でもタンクメイトを追加しても大丈夫かと思われる。まずはスジシマドジョウを1匹追加、水質変化に弱いミナミヌマエビは更に1週間後にタンクメイトとして迎え入れる予定。ドジョウとエビは生息域が同じ下層なので競合するが、水草を増やせば何とかなるかな。ヒメタニシはとりあえず保留かな。

・スジシマドジョウ
・ミナミヌマエビ
・ヒメタニシ






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