[S’more/Deeper] ~妄想の儀~

ソロ用おこもりテント及び1泊軽ファミキャン用に気になっている横長ドーム型シェルター[S’more/Deeper]を前回の“解剖の儀”に続き、諸々妄想してみた。“S’more”は“スモア”と読み、アメリカやカナダの伝統的な焼きマシュマロとチョコレートを2枚のクラッカー で挟んで作るデザートでロゴマークもそれに由来している。“Deeper”は“ディーパー”と読み“もっと深く”という意味かな!?

[S’more/Deeper] ~解剖の儀~

■仕様

メーカーHPから抜粋した[S’more/Deeper]の使用はコチラ。吊り下げ型インナーテントを2個装着することが可能なフレームポール4本仕様の小型ドーム型2(3)ルームテント。前室用のフロアシートは付属しているがインナーテント用のグランドシートは付属していないようだ。

サイズ:(約)W460cm*D230cm*H180cm
インナーサイズ:(約)W140cm*D210cm*H140cm
収納サイズ:(約)W63cm*D25cm*H25cm
重量(付属品含む):(約)8kg
耐水圧:フライシート2000mm、フロア4000mm
UVカット:UPF50+
素材:【フライシート】ポリエステル68D210T、【インナー】ポリエステル通気性布、【フロアシート】150Dポリエステル(PUコーティング)【ポール】鉄、【フレーム】アルミニウム
定員:大人4人
付属品:フレーム*4、ポール*2、ペグ*28、ガイロープ*14、収納袋

※正確な仕様・価格は各販売HP、メーカーHP参照のこと
※※参考価格は2022年5月末日時点


 

■所有3幕比較

我家の所有3幕との仕様比較。片側にインナーを1つ使用しソロキャンおこもり幕としても使えるし、2人用インナー2つを使うことファミキャンにも転用できうるサイズ。[フジカ/ハイペット]の暖房能はサイズ感から考えると+15℃程と予想される。尚、幕内での暖房機器の使用はメーカー非推奨となり使用はあくまで自己責任下となる。

メーカー オガワ スモア オガワ ヘリノックス
製品名 ロッジシェルターⅡ Deeper タッソTC タクティカルコットテント
参考価格 ¥165,000 ¥69,980
※2022.6価格改定
¥58,300  ¥56,100
(インナーメッシュ:30,800/ソロフライ ¥25,300)
タイプ 鉄骨 ドーム型 ティピー ドーム型
ペグダウンなしで自立 不可
ポールをスリーブに通す行程
外寸(cm) 460*350*210(h)  460*230*180(h) 415*370*250(h) 290*280*140(h)
パッケージ(cm) 92*36*54(h) 63*25*25(h) 74*24*24(h) 57*20*20(h)
重量(kg) 26.1
(フライ9.7/ポール16.4)
8 10.5
(フライ6.3/ポール1.0/付属品3.1)
3.02
(フライ1.43+インナー1.59)
フロア面積(m2)※予測値 16 10 9 5.4
体積予測値(m3)※予測値 24 15 8 5
最適使用人数
※私見
3 2 1 1
最大使用人数
※私見
4 4 2 1
フレームポール(本) 15 4 1 2
生地 ポリエステル ポリエステル ポリコットン ポリエステル
付属ペグ(本) 26 28 16 10
付属ガイライン(本) 8 14 8 4
ボトム形状 四角形 四角形 六角形 六角形
カラー ダークブラウン/
サンドベージュ
グリーン サンドベージュ コヨーテ
インナーテント 別売 ○(2個) 別売
インナー寸(cm) 340*220*205(h)
340*150*205(h)
210*140*140(h)
x 2個
360*150*200(h) 190*70*95(h)
スカート ×
キャノピー立上げ
サイドウォール × × ×
ベンチレーション 2 2 1 2
フライメッシュ × ×
別売オプション 5人用インナーTC
2人用インナーTC
ハーフインナー
メッシュスクリーン
暖房能※予測値 10℃ 15℃ 20℃ ×
使用シーズン 春夏秋冬 春夏秋冬/雨 春秋冬/春





上空視点イメージ。

[S’more/Deeper]と[オガワ/ロッジシェルターⅡ]の全幅は同じ460cmだが奥行は-120cm、高さ-30cmと形状も含めると一回り~二回り小さく2ルームテントとしてはミニマムサイズクラスと言える。側面及び前面視点は実物は弧を描いているがイメージ図は台形となっているがご了承あれ。



 

■インナーテントイメージ

[S’more/Deeper]はデフォルトで吊り下げ型インナーテントが付属しているが、小生の所有ギアで代用できるか否かもイメージしてみた。[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]は別途[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]を装着することで蚊帳仕様にも変更可能だがもしかすると上部がテントフライに干渉するかもしれない。インナーテントイメージを見るとデュオで使い易そうな印象を受ける。インナーテント1つ+コット寝ならリビングスペースを広く取れるので3人家族のキャンプなら問題無さそう。

①[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]
(+[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ])
②[コールマン/インスタントアップドームS]
③[DOD/カンガルーテントS]

 






 

[フィールドア/ポップアップメッシュテント]と[フィールドア/ポップアップシェルターテント]は外寸230cm*70cm*70(h)cmなので地面置きなら使用可能だがハイコットの上だとテントフライに干渉して使えないかな。




 

タープ併用イメージ

>所有タープ5幕

所有タープ5幕を実践投入を想定した上で併用イメージを考えてみた。

①[Soomloom/レクタタープTC]250*295cm
②[オガワ/システムタープレクタ]350*295cm
③[オガワ/フィールドタープレクタTC]350*420cm
④[オガワ/フィールドタープヘキサDX]480*570cm
⑤[オガワ/スクエアエヴォPro.]500*440cm

①[Soomloom/レクタタープTC]250*295cm


 

②[オガワ/システムタープレクタ]350*295cm



③[オガワ/フィールドタープレクタTC]350*420cm



 

④[オガワ/システムタープヘキサDX]480*570cm



 

⑤[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]500*440cm



 

>未所有タープ3幕

グリーン系カラーのタープは未所有のため、グリンカラー本体カラーとのマッチングを考えたら補完しても良いかも知れない。

①[ヘルスポート/Bitihorn Trek Tarp]435*295cm
稜線部が435cmと長い縦長タイプの難燃性ポリエステル生地を採用したレクタタープ。セッティングテープを使わずにT字型にタープを連結することが出来き且つ雨に濡れない動線も確保することが可能。


 

補強が無いが横に使えば両翼の長いレクタタープとしても使用可能。


 

②[ローベンス/トレイルタープ]300*300cm
ポリエステル生地のスクエアタープ。スクエア形状によりアレンジし易い。


 

③[Unigear/ヘキサタープTC]420*410cm
ノーマルサイズのポリコットン製ヘキサタープ。5mのセッティングテープ付属。



 

■まとめ

[S’more/Deeper]は寝室を2つにわけることも出来るミニマムサイズの横長ドーム型テント。ペグダウンなしで自立できるため、設営後の位置調整が可能なので雨天時タープ下で、炎天時木陰下で立ち上げた後の移動できるのは実用性が高い。

総重量10㎏未満と2ルームテントとしては軽量
○色味が渋い

吊り下げ型インナーテントが2つ付属しており寝室を分けることが出来る
ペグダウンなしで自立できるため立ち上げ後の位置調整が容易
キャノピー立上げが可能
○暖房効率が良さそう
長辺両側にメッシュパネルを備える(片方はフルメッシュ、もう片方はメッシュ窓)
△ベンチレーターを開放するのにペグダウンが必要(立上げバーが無いので反って畳みやすいかも)
△生地は薄め
×ポールをスリーブに通し撓らせる行程あり(特にメインフレームの2本は長く取り回しが悪そう)
×インナーテントのグランドシートが付属していない
×付属のペグが貧弱


 

色味も含めて一番相性の良いと思われるタープは[ヘルスポート/Bitihorn Trek Tarp]。T字型に連結すればセッティングテープ無でも雨に濡れない動線を確保することが出来る。



 

炎天且つ雨リスクなしなら、ポリコットン生地の[Soomloom/レクタタープTC]250*295cmを並列設営しても良い。


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