“S’more”の新作ドーム型テント[S’more/Deeper]の解剖の儀を執り行う。実際に店頭展示で実物を見てきたが店員がおらず撮影許可を確認できなかったため写真はなし。“S’more(スモア)”は東京都墨田区に本社の居を構え2020年秋にアウトドアギアの販売を開始した新しい国内メーカーで主にナチュラルカラーのテントを中心に展開。[S’more/Deeper]は取り扱っているテントの中では雄一のディープグリーンカラーのドーム型テントとなる。
目次
■仕様
大人4人用となっているが、サイズ感から見ると最適使用人数は2人かな。天候不順時のおこもり幕として考えるとソロでもいけそうなサイズ感である。メーカーHPから抜粋した仕様がコチラ。
サイズ:(約)W460cm*D230cm*H180cm
インナーサイズ:(約)W140cm*D210cm*H140cm
収納サイズ:(約)W63cm*D25cm*H25cm
重量(付属品含む):(約)8kg
耐水圧:フライシート2000mm、フロア4000mm
UVカット:UPF50+
素材:【フライシート】ポリエステル68D210T、【インナー】ポリエステル通気性布、【フロアシート】150Dポリエステル(PUコーティング)【ポール】鉄、【フレーム】アルミニウム
定員:大人4人
付属品:フレーム*4、ポール*2、ペグ*28、ガイロープ*14、収納袋
■ボトムイメージ比較
所有幕及び気になる幕及び[S’more/Deeper]を含む全10幕のボトムイメージ比較比較。ボトムサイズだと[ミニマルワークス/シェルターG]がサイズ感が近い。
仕様比較はコチラ。並び順は全幅*奥行の値順。[S’more/Deeper]はペグダウンなしで自立可能なドーム型シェルターテントに分類される。
| [メーカー名/製品名] | 生地 | 外寸 (cm) |
全幅*奥行 (m2) |
重量 (kg) |
タイプ | 自立 |
| [ヘリノックス/タクティカルコットテント] | ポリエステル | 290*280*140(h) | 8.12 | 5.79 | ドーム | 可 |
| [ゼインアーツ/オキトマ2] | ポリエステル | 350*280*140(h) | 9.8 | 7.2 | アーチ | 不可 |
| [ミニマルワークス/シェルターG] | ナイロン | 350*300*170(h) | 10.5 | 6.4 | ドーム | 可 |
| [S’more/Deeper] | ポリエステル | 460*230*180(h) | 10.6 | 8 | ドーム | 可 |
| [オガワ/タッソ]※ヘキサ | ポリエステル | 415*370*250(h) | 15.4 | 4.1 | ティピー | 不可 |
| [オガワ/タッソTC]※ヘキサ | ポリコットン | 415*370*250(h) | 15.4 | 7.4 | ティピー | 不可 |
| [サバティカル/ギリア] | ポリエステル | 520*300*170(h) | 15.6 | 13.8 | アーチ | 不可 |
| [ダックノット/ハンティングヘキサTC] | ポリコットン | 400*346*210(h) | 15.9 | 6.82 | 2ポール | 不可 |
| [オガワ/ツインクレスタ] | ポリエステル | 570*305*200(h) | 17.4 | 6.9 | 2ポール | 不可 |
| [オガワ/ツインクレスタTC] | ポリコットン | 570*305*200(h) | 17.4 | 11.1 | 2ポール | 不可 |
■VS [ミニマルワークス/シェルターG]
サイズ感の一番近い[ミニマルワークス/シェルターG]と詳しく比較してみた。
・イメージ比較
ボトムイメージは[S’more/Deeper]は横長の長方形、[ミニマルワークス/シェルターG]は正方形に近い長方形となっている。前面側面イメージは寸法イメージの便宜上台形で表示しているが実際には弧を描いている。
上空、前面、側面イメージを見る限り幕内空間はほぼ同等な印象を受ける。
・仕様比較
2幕の仕様比較がコチラ。
| メーカー | スモア | ミニマルワークス |
| 製品名 | Deeper | シェルターG |
| フレームワーク | ドーム型 | ドーム型 |
| ペグダウンなしで自立 | 可 | 可 |
| 外寸(cm) | 460*230*180(h) | 350*300*170(h) |
| パッケージ(cm) | 63*25*25(h) | 65*25*25(h) |
| インナー寸(cm) | 210*140*140(h) | – |
| 重量(kg) | 8 | 6.4 |
| フロア面積(m2)※予測値 | 10 | 10 |
| 体積予測値(m3)※予測値 | 15 | 14 |
| 最適使用人数※私見 | 1 | 1 |
| 最大使用人数※私見 | 2 | 2 |
| ポール本数 | 4 ※別途キャノピーポール2本付属 |
4 |
| 生地 | ポリエステル | ナイロン |
| 付属ペグ(本) | 28 | 8 |
| 付属ガイライン(本) | 14 | 4? |
| ボトム形状 | 準四角形 | 六角形(準四角形) |
| カラー | グリーン | オリーブ/タン |
| インナーテント | ○(2個) | × |
| スカート | ○ | × |
| キャノピー立上げ | ○ | × |
| サイドウォール | × | × |
| ベンチレーション | 2 | 4 |
| メッシュ | ○ | △(別売オプション) |
| 参考価格(2022年5月末時点) | 68,090円 | 118,800円 |
| 別売オプション | – | TPUドア(19,800円)MESHドア(9,900円)本体+TPUドア*1/MESHドア*1(148,500円) |
・比較所感
[ミニマルワークス/シェルターG]はインナーテントレスの純粋なシェルター。宿泊するためには別途インナーもしくはコット寝にする必要がある。メッシュレス仕様だが別売でメッシュドアに加えてクリアウォール化が可能なTPUドアが販売されている。一方、[S’more/Deeper]はクリアウォールの選択肢はないが、2人用インナーテントがデフォルトで2つ付属されており、メッシュパネルも長辺側に2つ備えており値段も別売オプションを含めた[ミニマルワークス/シェルターG]の約半分。
・フレームワーク
構成するフレームポールは両幕とも4本。[S’more/Deeper]は別途キャノピー立上げポール2本も付属している。[S’more/Deeper]は[ミニマルワークス/シェルターG]よりペグダウン数が多い。
・重量
[S’more/Deeper]の総重量は8kgだが、インナーテント2枚、キャノピーポール2本も含まれるためフレームポールとフライの重量はほぼ同等と思われる。
・ボトムサイズ及び幕内空間
外寸サイズから考えると幕内空間はほぼ同等の広さ。[ミニマルワークス/シェルターG]の方がボトムサイズが正方形に近いため区画レイアウトは若干し易いかな。
・インナーテント
[S’more/Deeper]は2つのインナーテントが付属しておりそれぞれ両端に取り付け可能。[ミニマルワークス/シェルターG]はインナーテントレス。
・オプション
[S’more/Deeper]には特に別売オプションはない。[ミニマルワークス/シェルターG]はメッシュドアとTPUドアが別売オプションが用意されているが全部揃えると15万弱になってしまう。
・価格
[S’more/Deeper]の価格は2022年6月以降68,090円から+1,890円の69,980円に改定。一方、[ミニマルワークス/シェルターG]は別売オプションのTPUドア/MESHドア各1枚を含めた価格が148,500円と倍近く高い。
■カンガルースタイルイメージ
付属の吊り下げ型インナーの代わりにコット及びドーム型インナーテントをカンガルースタイルで使用した際のイメージはコチラ。吊り下げ型は意外に設置作業が面倒なのでカンガルースタイルの選択肢もアリかな。
①[S’more/Deeperインナー]→210*140*140(h)cm ※未所有
②[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]→190*68*38(h)cm ※所有
③[コールマン/インスタントアップドームSインナー]→210*90*110(h)cm ※所有
④[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]→215*95*115(h)cm ※HKさん所有
⑤[コールマン/ツーリングドームSTインナー]→210*120*100(h)cm ※YZさん所有
⑥[DOD/カンガルーテントS]→220*150*128(h)cm ※所有
■タープ併用イメージ
[S’more/Deeper]は長辺両側のキャノピー立上げが出来るためソロなら基本タープレスで十分。が、キャノピー立上げ時にサイドウォールが付いていないので雨天時に幕内への雨の侵入が懸念される。そのため雨天時にタープを併用すればより快適に過ごすことが出来るし、自立できるためタープを先行設営しその下でテントを立ち上げた後位置を調整することも可能。ということで、所有のタープ4幕との併用イメージを考えてみた。
上空視点イメージ
[S’more/Deeper]と所有タープ4幕との上空視点イメージ。ボトムサイズから考えると[ogawa/システムタープレクタ]とのバランスが良さそう。
+[オガワ/システムタープレクタ]
ソロ使用及びサイズ感的には一番バランスが良いかな。
+[オガワ/フィールドタープレクタTC]
ポリコットン生地のため炎天時に使用。過保護張りも可能。
+[オガワ/システムタープヘキサDX]
単体で併用するには少しタープサイズが大きすぎるかも。過保護張りも少しタイトだが可能。
+[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]
タープ稜線長がテント全幅長より長いのでタープ半翼の過保護張りが可能。
■所感
我家のソロ主幕は[オガワ/タッソTC]でポリコットン生地で結露が少なく使い易いのだが雄一雨の日、特に雨天撤収の可能性がある時の出動は事後乾燥の手間を考えると控えたいところ。これまでは自立可能なおこもり可能な化繊生地のテントとしてTPUドア(クリアウォール)オプションが選択できる[ミニマルワークス/シェルターG]が目下気になっていたのだが、同じサイズ感且つ自立可能な化繊幕である[S’more/Deeper]を発見。クリアウォールオプションこそ選ぶことは出来ないが、メッシュパネルを備え、吊り下げ型インナーテントが2個デフォルトで付属していて、直ぐにでも実践投入が可能。価格も[ミニマルワークス/シェルターG]に比べると安価で一挙に補完候補に躍り出た。以下、店頭展示をじっくり観察した上での私見所感はコチラ。
○最適使用人数はデュオ
○天候不順時のソロおこもりテントとして応用可能
○ペグダウンなしで自立できるため区画レイアウトや乾燥作業が容易
○フライカラーが渋く肌触りも滑らか
○幕内頂点部に金属カラビナ式のフックが付いておりランタンをかけることが出来る
○長辺側出入口パネルの1方はフルメッシュ、もう1方はメッシュ窓になっている。
○身長175cmの小生が幕内で直立可能(頂点部付近だけだが)
△スカートが大きく風の侵入は少ないが、その分濡れた際に乾燥し難そう
△ボトムにペグを打つ箇所が紐ループではなく金属リングで強風時の耐久性が心配
△フルペグダウン数がやや多い(最低でもフロア10カ所、張り網4カ所、ベンチレーター2ヵ所の16カ所は必要)
×ベンチレーターが中間部にあるため寒暖差が激しい季節に結露が酷いかも
×ベンチレーター開放にペグダウンが必要
×キャノピー立上げ時にサイドウォールがついてないため雨天時雨が侵入する
×キャノピーセンターにハトメが付いてない
×ポールをスリーブに通して撓らせる行程があり特に斜めにクロスさせるポールは長い
×インナーテントのグランドシートは付いてない(中央スペース用のフロアシートは付いている)
×付属のペグが貧弱
×取扱説明書が分かり難く、メーカーHPにもPDFファイル無(他のテントはあるが)※執筆時





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