タープを考える2022 ~雨除け編~

タープの主な用途は3つ。今回はその中で雨除け用途に適したタープをサイズ展開とアレンジが豊富な“DD Hammocks”と“Aqua Quest”のタープを中心に考えてみる。

≪タープの用途≫
①日除け
②雨除け
③風除け

■タープ所有履歴

橙字は所有幕、黒字は過去所有幕。サイズはいつもは稜線長*ルーフ長で表記しているのだが、今回はDDタープやアクアクエストタープとの比較のため最長*次長表記としている。ポリコットン幕の占有率が高く雨天時に使い易い化繊幕は[Soomloom/レクタタープNL300*385cm]と[スノーピーク/スクエアエヴォPro.500*440cm]の2幕のみの構成。

製品名 サイズ(cm) 形状 重量(g) 耐水圧 生地
[スノーピーク/ポンタシールド] 235*200 ヘキサ 700 1,800 PE
[フィールドア/スクエアタープS TC] 280*280 スクエア 2,400 428 TC
[Soomloom/レクタタープTC] 295*250 レクタ 3,030 350 TC
[Soomloom/レクタタープNL] 385*300 レクタ 1,100 3,000 NL
[Soomloom/レクタタープTC] 385*300 レクタ 3,880 350 TC
[テンマクデザイン/ムササビウィングTC] 390*380 ペンタ 1,900 ? TC
[オガワ/フィールドタープレクタTC] 420*350 レクタ 3,500 350 TC
[テンマク/PEPOタープTC] 420*380 レクタ 3,530 ? TC
[DOD/オーマイタープTC] 445*385 ヘキサ 3,300 350 TC
[コールマン/アテナヘキサMタープ] 460*430 ヘキサ 2,200 2,000 PE
[テンマク/焚火タープTCレクタ] 480*420 レクタ 4,880 ? TC
[スノーピーク/スクエアエヴォPro.] 500*440 レクタ 4,800 3,000 PE
[Soomloom/ヘキサタープTC] 540*420 ヘキサ 4,200 350 YC
[ユニフレーム/REVOタープ2] 550*520 ヘキサ 2,100 1,800 PE
[オガワ/フィールドタープヘキサTC] 570*500 ヘキサ 4,600 350 TC

※略語:PE⇒ポリエステル)/NL⇒ナイロン/TC⇒テクニカルコットン


■DD Hammocksタープ

タープアレンジが豊富でタープ泊の代表格とも言えるDD Hammocks製タープシリーズ11サイズ。キャンプ仲間のYZさんは[DD/Tarp 4×4]のタープ泊を実践している。雨用途で考えるなら標準もしくはPROシリーズかな。

①Superlight:軽量コンパクトモデル
②標準
③PRO:ループベルトが多い

製品名 サイズ(cm) 形状 重量(g) 耐水圧 生地
[DD/Superlight Tarp S] 280*150 レクタ 260 3,000 NL
[DD/Tarp S] 280*150 レクタ 450 3,000 PE
[DD/Superlight Tarp] 300*290 レクタ 460 3,000 NL
[DD/Tarp 3×3 PRO] 300*300 スクエア 875 3,000 PE
[DD/Tarp 3×3] 300*300 スクエア 790 3,000 PE
[DD/Tarp M] 350*240 レクタ 810 3,000 PE
[DD/Tarp 3.5×3.5] 350*350 スクエア 1,050 3,000 PE
[DD/Tarp 4×4] 400*400 スクエア 1,290 3,000 PE
[DD/Superlight Tarp XL] 450*290 レクタ 690 3,000 NL
[DD/Tarp XL] 450*300 レクタ 1,020 3,000 PE
[DD/Tarp 5×5] 500*500 スクエア 1,900 3,000 PE





 

■Aqua Questタープ

Aqua Questは生地の種類によって3種類ラインナップされている。雨用途で考えるならSafariシリーズが良さそう。

①Guide:軽量コンパクトモデル(軽い)
②Safari:標準モデル
③Defender:TPUコーディングで高遮光性モデル(重い)

製品名 サイズ(cm) 形状 重量(g) 耐水圧 生地
[AquaQuest/Guide 3×2] 290*200 レクタ 430 5,000 NL
[AquaQuest/Safari 3×2] 290*200 レクタ 540 5,000 NL
[AquaQuest/Defender 3×2] 290*200 レクタ 1,100 20,000 NL
[AquaQuest/Guide 3×3] 290*290 スクエア 520 5,000 NL
[AquaQuest/Safari 3×3] 290*290 スクエア 730 5,000 NL
[AquaQuest/Defender 3×3] 290*290 スクエア 1,500 20,000 NL
[AquaQuest/Guide 4×3] 390*290 レクタ 750 5,000 NL
[AquaQuest/Safari 4×3] 390*290 レクタ 970 5,000 NL
[AquaQuest/Defender 4×3] 390*290 レクタ 1,800 20,000 NL
[AquaQuest/Guide 4.5×4.5] 440*440 スクエア 1,200 5,000 NL
[AquaQuest/Safari 4.5×4.5] 440*440 スクエア 1,500 5,000 NL
[AquaQuest/Defender 4.5×4.5] 440*440 スクエア 3,300 20,000 NL
[AquaQuest/Guide 6×4] 580*390 レクタ 1,700 5,000 NL
[AquaQuest/Safari 6×4] 580*390 レクタ 2,000 5,000 NL
[AquaQuest/Defender 6×4] 580*390 レクタ 3,500 20,000 NL






 

■雨除けタープ

所有幕と雨除けタープ候補の[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ]、[ゼインアーツ/GEU TP-003]を加えた全18幕を全長順に並べてどのサイズ帯を補完した方が良いかを考えてみた。

製品名 サイズ(cm) 形状 重量(g) 耐水圧 生地
[DD/Tarp 3×3 PRO] 300*300 スクエア 875 3,000 PE
[DD/Tarp 3×3] 300*300 スクエア 790 3,000 PE
[DD/Tarp M] 350*240 レクタ 810 3,000 PE
[DD/Tarp 3.5×3.5] 350*350 スクエア 1,050 3,000 PE
[Soomloom/レクタタープNL] 385*300 レクタ 1,100 3,000 NL
[Soomloom/レクタタープTC] 385*300 レクタ 3,880 350 TC
[AquaQuest/Safari 4×3] 390*290 レクタ 970 5,000 NL
[DD/Tarp 4×4] 400*400 スクエア 1,290 3,000 PE
[オガワ/フィールドタープレクタTC] 420*350 レクタ 3,500 350 TC
[テンマク/PEPOタープTC] 420*380 レクタ 3,530 ? TC
[AquaQuest/Safari 4.5×4.5] 440*440 スクエア 1,500 5,000 NL
[DD/Tarp XL] 450*300 レクタ 1,020 3,000 PE
[スノーピーク/スクエアエヴォPro.] 500*440 レクタ 4,800 3,000 PE
[DD/Tarp 5×5] 500*500 スクエア 1,900 3,000 PE
[ゼインアーツ/GEU TP-003] 530*490 オクタ 6,000 1,500 PE
[Soomloom/ヘキサタープTC] 540*420 ヘキサ 4,200 350 TC
[AquaQuest/Safari 6×4] 580*390 レクタ 2,000 5,000 NL
[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ] 580*450 レクタ 2,890 1,500 PE




 

雨除けタープの最終補完候補は以下の4幕。②と④は各々解剖編で詳しく解説してあるので今回は①③を中心に比較してみた。

①[DD/Tarp XL]450*300cm
②[ゼインアーツ/GEU TP-003]530*490cm
③[AquaQuest/Safari 6×4]580*390cm
④[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ]580*450cm

[AquaQuest/Safari 6×4]をポール250cm*2、[DD/Tarp XL]をポール200cm*2、[AquaQuest/Safari 4×3]をポール180cm*2で両翼を直接地面にペグダウンした際にイメージ図がコチラ。何れも三角形のバランスは良くタープ下に実用的なスペースを確保できる感じ。雨除けタープとして考えると[AquaQuest/Safari 6×4]はファミリー用途、[DD/Tarp XL]はソロもしくはデュオ用途かな。

[AquaQuest/Safari 6×4]をポール210cm*2、[DD/Tarp XL]をポール210cm*2に変更したイメージはコチラ。両幕とも少しバランスが悪い印象を受ける。

[AquaQuest/Safari 6×4]は[Soomloom/ヘキサタープTC420x540]より少し大きく[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ]より少し小さいがほぼ同じサイズ感となる。大型化繊タープを補完するとしたら[AquaQuest/Safari 6×4]かく[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ]のどちらかかな。サイズ感的には[AquaQuest/Safari 6×4]だが、[テンマク/サーカスSTコネクトヘキサ]はサイズ感は大きいがルーフ端に調節ループが付いているのでセッティングがし易い。

■まとめ

雨除け用途でタープを補完するとしたらやはり以下の3幕。①は製造数が少なく在庫切れのことが多く入手困難、③はサイズが大きく取り回しに懸念があるためまずは②から補完するのが良いかな。

①[ゼインアーツ/GEU TP-003]
②[DD/Tarp XL]
③[AquaQuest/Safari 6×4]


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