[オガワ/タッソTC]はポールアレンジが豊富なのでソロで使うならそもそもタープを併用する必要性の低いシェルターテントである。…がタープ連結の衝動に駆られこれまで色々と検証を重ねてきた。その中で実用性のある併用アレンジの中から用途別に相性のよいタープを改めて考察してみる。
目次
- ■単独張り
- ・[Soomloom/レクタタープTC 250*295cm]
- ・[Soomloom/レクタタープTC 300*385cm]
- ・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
- ■過保護張り
- ・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
- ■連結張り
- ・[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]
- ・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
- ■オガワ張り
- ・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
- ■延長張り
- ・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]
- ■ウォール化(ヘプタ)
- ・[Supchamp/マルチシート180*140cm]
- ・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
- ・[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]
- ・[スノーピーク/ポンタシールド235*200cm]
- ■ウォール化(ヘキサ)
- ・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
- ・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]
- ■状況別
- ①ツーマンソロの時
- ②雨天の時
- ③炎天下の時
- ④雨天設営時
- ⑤風&目線がある時
- ■まとめ
- ≪ヘプタスタイルと相性の良いタープ3種≫
- ≪ヘキサスタイルと相性の良いタープ4種≫
■単独張り
その実、タープはテントと連結させず単独で設営する場合は雨天時タープ下で撤収作業が行うことが出来るため利点がある。難点は設営スペースとテント⇔タープの移動の際に雨に濡れてしまうこと。
・[Soomloom/レクタタープTC 250*295cm]
⇒ポール200cm*2+130cm*2
ソロ専用の日除け及び雨除けエリアのタープ下スペースを設けることが出来る。雨天時は開放側のセンターを130cmポール*1で立上げてルーフ両端をガイロープ経由で直接ペグダウンした方が雨が左右に流れて幕内への雨撥ねエリアを低減し、タープ下からの前方視界も確保することが出来る。
・[Soomloom/レクタタープTC 300*385cm]
⇒ポール250cm*2+180cm*2
単独設営だとソロでは少し広く、デュオでベスト、3人家族でも必要十分な日除け、雨除けエリアを確保することが出来る。日除け用途の時はポリコットン生地、ナイロン生地は日除け効果が弱いため雨天時に使用。

※写真は同サイズのナイロン生地モデル
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
⇒ポール280cm*2
両翼が長いのでルーフ両側への雨除け及び日除け効果が高い。タープ下の空間も広く開放感がある。

⇒ポール210cm*2
ポールを短くして両翼を直接地面にペグダウンすることにより、雨除け、日除け効果に加え風除け、目線除け効果も期待できる。天井が低くなるため開放感は損なわれる。
■過保護張り
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
⇒ポール280cm*2+タッソTC(ヘキサ)
雨天設営時、タープを先行設営することによりタープ下でタッソTCの設営作業を行うことが出来る。雨天設営を想定するならタープはポリコットン生地ではなくポリエステルやナイロンのような化繊生地が好ましいが、同サイズでの化繊タープのラインナップはない。
■連結張り
・[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]
⇒ポール140cm*1+240cm*1+タッソTC(ヘプタ)
雨に濡れない動線は完全でないがほぼほぼ確保できる。タッソTCをフルクローズ仕様に変更する際にタープポールを再設定する必要あり。その手間をなくすには入口をシートでウォール化しても良いが少し隙間が出来てしまう(後述)。
⇒接続アダプタ+ポール250cm*1+タッソTC(ヘキサ)
雨に濡れない動線は確保できないが、テント⇔タープ間の導線は良い。タープはポリコットン生地だが面積がそれほど広くないのでテント支柱ポールへの負荷もそれ程でもない感じ。
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
⇒接続アダプタ+ポール250cm*1+タッソTC(ヘキサ)
左はセッティングテープ短、右はセッティングテープ長。セッティングテープを短くした方が一体感があり、ほぼほぼ雨に濡れ居ない動線も確保し易い。タープ自体が大きくお持ちために強風時にテント支柱ポールへの負荷が懸念されるため実践投入はしないかも。


⇒接続アダプタ+ポール280cm*1+タッソTC(ヘキサ)
タープ開放部の間口が広くなる。
■オガワ張り
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
⇒タープポール280cm*2+タッソTC(ヘキサ)
雨に濡れない動線を確保しようとするとテント頂点とタープが干渉してしまい実践投入には向かない。
■延長張り
・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]
⇒ポール130cm*2+180cm*2+タッソTC(ヘプタ)
簡単にキャノピー延長できるが風に弱い。
+[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]+タッソTC(ヘプタ)
前面にクリアウォールをプラス。あまり意味ないかな。
■ウォール化(ヘプタ)
・[Supchamp/マルチシート180*140cm]
⇒ポール130cm*2+タッソTC(ヘプタ)
簡単に風除け効果と目線除け効果をプラスできる。タッソTCの天井を開放すれば風を防ぎつつ幕内で調理が出来き匂いも抜けやすい。難点は幕内からの中央視界が失われること。
・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
⇒ポール130cm*2+タッソTC(ヘプタ)
利点は1個前と同じだがクリアウォール化することにより少しぼやけてしまうが前方視界を維持することが出来る。
・[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]
⇒ポール140cm*1+タッソTC(ヘプタ)
入口パネルをウォール化することにより入口を閉じることなくフルクローズ調にすることが出来る。
⇒ポール130cm*2+180cm*1+タッソTC(ヘプタ)
ウォールの内側を180cmポールで立上げ。上部空間が空くため、幕内調理臭が少し抜けやすくくなる。…が実用性は低いかな。
・[スノーピーク/ポンタシールド235*200cm]
⇒ポール130cm*2+タッソTC(ヘプタ)
タープ長辺側の途中のハトメとキャノピー間の長さがジャストサイズ。…がサイズが少し大きすぎて非実用的かな。


タッソTCの天井辺を開放すればスカイビュー仕様にチェンジ可能。


■ウォール化(ヘキサ)
・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
⇒ポール190*1+130cm*1+タッソTC(ヘキサ)
前面をクリアウォール化し、半スクリーン状に使用することが出来る。実用性ありと思われる。
・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]
⇒ポール190*1+130cm*1+タッソTC(ヘキサ)
前面をウオール化するが片側の視界は保たれる。実用性あり。
■状況別
状況別にタープアレンジを当て込んでみた。
①ツーマンソロの時
2人ソロキャンの際の共有リビングスペースを確保するには単独設営が有効かな。風の抜けの良い標準張りもしくは雨天時雨水をルーフ左右に逃すことが出来るタトンカ張り。
・[Soomloom/レクタタープTC 300*385cm]の単独標準張り(タトンカ張り)
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]の単独標準張り(+1~2名)


②雨天の時
雨除けスペースを確保し幕内ではなく雨の降る様を見ながら外で過ごしたいとき。雨除け用途のみならナイロン生地の方がポリコットン生地と違い水を吸って重くならないので取り扱いが楽。
・[Soomloom/レクタタープNL 300*385cm]の単独標準張り(タトンカ張り)
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]の単独両翼クローズ張り(+風除け効果)
・[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]の連結張り(+雨に濡れ難い動線)



③炎天下の時
炎天下時は幕内の熱が籠り易いため、別途日除け及び風の抜けが良いタープ下のスペースを確保するために。
・[Soomloom/レクタタープTC 300*385cm]の単独標準張り(タトンカ張り)
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]の単独標準張り
・[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]の接続アダプタ経由オガワ張り
・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]のタープ延長




④雨天設営時
雨天設営の際はまずタープを先行設営してその下でテントの設営作業をすると便利。ポリコットン生地は雨天時水を吸って重くなるので出来ればポリエステル素材がよいが同サイズの製品が無い。
・[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]の過保護張り

⑤風&目線がある時
キャノピーアレンジに小型タープを使ってスクリーン化することにより幕内への風の親友と目線除け効果が期待できる。
・[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]によるウォール化
・[Supchamp/マルチシート180*140cm]によるウォール化
・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]によるウォール化(ヘプタ)
・[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]によるウォール化(ヘキサ
・[HIMIMI/グランドシート210*180cm]によるウォール化





■まとめ
タッソのスタイル毎の実用度の高いアレンジはこれかな。実際のキャンプで実践投入して実用度を検証予定。
≪ヘプタスタイルと相性の良いタープ3種≫
ヘプタスタイルで実用度の高い併用タープは3種。
①[Supchamp/マルチシート180*140cm]
②[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
③[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]
↓ウォール化
日除け、雨除け、風除け、目線除け。
①[Supchamp/マルチシート180*140cm]

②[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]

③[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]

≪ヘキサスタイルと相性の良いタープ4種≫
ヘキサスタイルで実用度の高い併用タープは4種。
①[HIMIMI/グランドシート210*180cm]
②[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]
③[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]
④[Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]
↓ウォール化
日除け、雨除け、風除け、目線除け。
①[ハイマウント/キャンピングフィールドシート212*144cm]

②[明和グラビア/間仕切りシート透明180*180cm]

↓タープ連結
日除け、雨除け。
③[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]

↓タープ過保護張り
雨天設営時。
④Soomloom/ヘキサタープTC 420*540cm]

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