[コールマン/インスタントアップドームS] ~解剖の儀~

ワンタッチ式のソロ用インナーテントを採用したドーム型テント[コールマン/インスタントアップドームS]の解剖の儀を執り行う!

■仕様比較

ソロ用ドーム型テントの中でもミニマムサイズに分類される仕様。グランドシートはデフォルトで付属しておらず純正オプションでもラインナップもないようだ。

●インナーサイズ:約210*90*100(h)cm
●収納時サイズ:約φ17*65cm
●重量:約4.3kg
●耐水圧:フライ/約1,500mm フロア/約1,500mm
●定員:1人用
●本体サイズ:約210*210*115(h)cm
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)
インナー/68Dポリエステルタフタ フロア/75Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)
ポール/(メイン)FRP約φ8.5mm (リッジ)FRP約φ9.5mm
●仕様:前室、メッシュドア、ストームガード、ベンチレーション、メッシュポケット、ワンタッチ機構
●付属品:フライシート1枚、インナーテント1張、リッジポール2本、プラスチックペグ4本、スチールペグ13本、自在ロープ(グリーン)4本、自在ロープ(ベージュ)6本、収納ケース、リッジポール収納ケース、ペグ&自在ロープ収納ケース
※ハンマー、グランドシートは付属していない

メーカーHPより引用


 

■インナー4幕仕様比較

[コールマン/インスタントアップドームS]はアウターテントとしてではなくインナーテントとして興味がある。他3幕のインナーテントを含め計4幕の仕様比較してみる!

①[コールマン/インスタントアップドームS]
②[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]※HKさん所要
③[コールマン/ツーリングドームST]※YZさん所有
④[DOD/カンガルーテントS]※小生所有

並びは奥行順。[コールマン/インスタントアップドームS]が奥行90cmと最短サイズ。

メーカー名 コールマン DOD コールマン DOD
製品名 インスタント
アップドームS
フカヅメ
カンガルーテントSS
ツーリングドームST カンガルーテントS
インナー寸(cm) 210*90*100(h) 215*95*116(h) 210*120*100(h) 220*150*128(h)
インナー重量(kg) 不明 2.4 不明 4.3
フライ 付属 別売 付属 別売
インナー+フライ外寸
(cm)
210*210*115(h) 215*220*116(h) 210*310*100(h) 220*250*128(h)
インナー+フライ重量
(kg)
4.2 3.6 4 6.5
インナー価格 ¥14,300 ¥18,870
フライ価格 ¥8,800 ¥6,300
インナー+フライ価格 ¥16,800 ¥23,100 ¥19,800 ¥25,170

※正確な仕様は各メーカーHPを参照のこと



 

■4幕インナーイメージ比較

[コールマン/インスタントアップドームS]は[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]とほぼサイズ感は同じ。[コールマン/インスタントアップドームS]の全幅210cmは身長175cmの小生が足先もしくは頭部が干渉しないかが少し心配だが、[コールマン/ツーリングドームST]を使っている身長177cmのYZさんによると大丈夫のようだ。奥行95cmの[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]を使っているHKさんによると寝るだけなら必要十分とのことだが、[コールマン/インスタントアップドームS]は-5cmの奥行90cmと少しだけ短いが[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]の奥行が68cmであることを考えると大丈夫かな。

 

■[オガワ/タッソTC]インナー幕内配置

小生のソロキャン主幕[オガワ/タッソTC]の幕内への4幕配置イメージ。[コールマン/インスタントアップドームS]は4幕中ミニマムサイズなのでレイアウトはし易い。[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]はティピー型テントの幕端に寄せやすいフレームワークのためリビングスペースはほぼ同じになるかな。

[コールマン/インスタントアップドームS]と[DOD/フカヅメカンガルーテントSS]なら幕内に2個配置することも可能だが、荷物スペースはその分圧迫される。



 

■[オガワ/ロッジシェルターⅡ]インナー幕内配置

我家のファミキャン主幕である[オガワ/ロッジシェルターⅡ]への4幕配置イメージ。1幕だけだと流石に広すぎる。

所有の[ヘリノックス/タクティカルコットテントソロインナーメッシュ]との2個配置も可能。オコモリデュオキャンでもリビングスペースを広く使うことが出来る。


 

[コールマン/インスタントアップドームS]なら2個配置も余裕でレイアウトの自由度も高い。


 

■マット&コット

所有のマットとコットを幕内配置できるかを考えてみた。

・[サーマレスト/ベースキャンプL ]196*63*5(h)cm
問題なく配置可能。


・[ヘリノックス/コットワンコンバーチブル]190*68*16(h)cm
サイズ的には幕内配置可能だが組み立てた状態では入らないかもしれない。


■グランドシート

現時点で純正オプションのグランドシートはラインナップされていないため、使用するなら汎用品を選ぶ必要がある。インナーテントのボトムサイズが210*90cmなので雨天使用を考えるなら少し小振りの200*80cm程のサイズが好ましいが汎用品でジャストのものは見つからず。近いサイズは210*90cm/210*70cmとなる。インナーテントをカンガルースタイルで運用するならジャストサイズでも良い。

・[HIMIMI/テントシート210*90cm]

 

・[GEERTOP/テントシート210*90cm]

・[GEERTOP/グランドシート210*70cm]

 

・[Yueranhu/グランドシート210*70cm]

 

■タープ併用

所有タープで併用し易いのは以下の2サイズ3種。[コールマン/インスタントアップドームS]のイメージは寸法比を合せただけなので実物との差異あり。

①[Soomloom/レクタタープTC300*385cm]

タープ下のリビングスペースも半面程確保することが出来き、雨天炎天時に使用し易いタープ。炎天時はポリコットン生地、雨天時はナイロン生地モデルを使用。




②[Soomloom/レクタタープ250*295cm]
雨天時というより炎天時にテントへの直射日光除けに丁度良いサイズ感のタープ。タープ下のリビングスペースは若干確保可能。



 

■まとめ

[コールマン/インスタントアップドームS]のインナーテントのサイズ的には荷物は殆ど入らずほぼ寝室スペースとしての用途がメインとなるが、カンガルースタイルで使用する場合はむしろ都合が良い。またフルクローズに加え前後面メッシュ及び開放仕様にもなるためデイキャンやテニスでも応用でき価格もそこまで高くないため小生にとっては非常に魅力的な幕に仕上がっている。


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