[ゼインアーツ/GEU TP-003] ~解剖の儀~

オールウェザー4ウイングタープ[ゼインアーツ/GEU TP-003]の2回目の解剖記事。ちなみに1回目の記事はコチラ。

[ゼインアーツ/GEU TP-003] ~解剖編~

 

■仕様

メーカーHPより引用した仕様はコチラ。デフォルトで240cmポール*2/160cmポール*2、8m二又ガイロープ*2、3mガイロープ*6、Y字ペグ*10本が付属。総重量は6kgだが、フライ単体の重量の記載はない。

・サイズ:W530*D490cm
・総重量:6kg
・本体素材:75デニールシリコーンポリエステルリップストップ・遮光PU加工(耐水圧1,500mm)
・メインポールサイズ:32φmm*全長240cm
・メインポール素材:A6061
・サイドポールサイズ:19φmm*全長160cm
・サイドポール素材:A6061
・タープテール素材:ポリプロピレン
・Yペグ長さ:25cm
・Yペグ素材:ジュラルミン
・8m2又ロープ太さ:4φmm
・8m2又ロープ素材:ポリプロピレン
・3mロープ太さ:4φmm
・3mロープ素材:ポリプロピレン
・キャリーバッグ、各種ケース素材:150デニールポリエステルオックス
・付属品:本体*1、メインポール*2、サイドポール*2、タープテール*1、Yペグ*10、8m2又ロープ*2、3mロープ*6、キャリーバッグ*1、ポールケース*1、ペグ・ロープケース*1


 

■単体イメージ

オールウェザー4ウイングタープと称されるように稜線長380cm/ルーフ全長410cmのレクタタープのウィング部を延長させた特徴的な形状を有している。

稜線長380cm/ルーフ全長410cmと中型タープの様相を示しながら4ウィングにより広い日除け及び雨除けスペースを確保することが出来る。また、通常のレクタタープにない特徴として4ウィングの先端を地面に直にペグダウンするとスクリーンタープ調にもアレンジ可能となる。設営スペースもミニマムとなり、更に目線除け+風除け効果もプラスされる。

■所有タープ比較イメージ

現在所有するタープとの上空視点比較。所有タープの中では最大クラスの面積を誇る。







 

[ゼインアーツ/GEU TP-003]と[テンマクデザイン/PEPOタープ]の稜線長は同じ380cm、[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]は390cm。稜線長が近いタープ同士でも重ねてみるとサイズ感の違いがよく分かる。




 

■[オガワ/ロッジシェルターⅡ]併用イメージ

我家の雄一のファミキャン幕[オガワ/ロッジシェルターⅡ]との併用タープイメージ。スクリーンタープ調に連結すれば設営スペースがミニマムになり汎用性が高そう。


 

■[オガワ/タッソTC]併用イメージ

小生のソロキャン主幕[オガワ/タッソTC]と所有タープのサイズ感比較。過保護張りは稜線長500cmの[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]のみ可能。

[オガワ/タッソTC]と[ゼインアーツ/GEU TP-003]の併用イメージ。雨に濡れない導線は確保できない。ソロキャンで使うにはサイズが大きい。

[ゼインアーツ/GEU TP-003]の160cmのサブタープポールを[オガワ/タッソTC]の1辺キャノピー立上げポールとの兼用するアレンジも可能かな。

タープ連結アダプタ経由で取付ると設営スペースを小さくでき、且つ雨に濡れない導線もほぼ確保できそう。只、タッソTCのメインポールに負荷が掛かるので強風時は連結しない方が無難かも知れない。


 

タープサイズから考えると過保護張りは厳しい。[ゼインアーツ/GEU TP-003]のデフォルトでの全高は240cmなので全高250cmのヘキサスタイルの[オガワ/タッソTC]の過保護張りは出来ない。メインタープポールを280cmに変更するか、全高220cmのヘプタスタイルなら高さは大丈夫だがそうなると今度はテントとタープポールが干渉しそう。


■[ヘリノックス/タクティカルコットテント]併用イメージ

小生の夏シーズンのソロキャン幕[ヘリノックス/タクティカルコットテント]との併用イメージ。[ヘリノックス/タクティカルコットテント]のイメージ図が少々曖昧のため実際の設営との差は結構あるかもしれない。

テントと並べてタープを設営することによりタープ下スペースを最大限利用することが出来る。ソロでは広すぎるけど。

タープの四隅の1つにテントを配置。レイアウトが可能ならばタープ下の面積を広く使うことができそう。

 

雨天設営時はタープを先行設営して、その下でテントの設営作業が可能。

結局、タープのルーフ半面にテントを配置するレイアウトが一番汎用性が高いかな。




 

■まとめ

妄想イメージからの所感はコチラ。少々値は張るが、機会があれば是非我家のタープラインナップに加えたい一品である。A&Fカントリー店舗に確認したところ次回入庫は2022年3月を予定しているとのこと。

・4つのウィングにより広い日除け及び雨除けスペースを確保することが出来き、ウィング端を直接地面にペグダウンすることでスクリーンタープ調にも変更可能。

・我家の所有幕との併用イメージを見る限り、ソロで使うには少し大きく、ファミリー使用の方が向いている感じ。ツーマンソロなら共有リビングスペースとして設営しても良い。

・夏季シーズンは日も長く、寒くて幕内にオコモリすることもないので[ヘリノックス/タクティカルコットテント]のメインタープとして使用するのも良い。

在庫が少ないのと価格が高いのがネック


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