ローチェアを考える2022 ~リクライニング型8アイテム比較編~

座ったり立ち上がったりするのに楽なのはやはりハイチェア!…なのだが、キャンプでは幕内レイアウトのし易いローチェアの使い勝手が良い。我家では[コールマン/ファイアーサイドフォールディングチェア]を2脚所有しておりキャンプの必須アイテムとなっている。今回はローチェアの中でリクライニング機能付きのアイテム8製品を比較してみた。☆は個人的物欲指数。

■ローチェアの功罪

≪ローチェアの功≫
・収納時のサイズが同タイプのハイチェアよりも小さい
・焚火廻りで使い易い
・幕内、特にティピー型テントのように外周部にデッドスペースが多いときにレイアウトし易い

≪ローチェアの罪≫
・座ったり立ち上ったりする際に大変

■我家のローチェア

・[コールマン/ファイアーサイドフォールディングチェア]


 

≪仕様≫

素材:シート/ポリエステル、フレーム/アルミニウム、アーム/天然木
本体サイズ:約53*54.5*62(h)cm
収納サイズ:約53*9*56(h)cm
重量:約2.1kg
耐荷重約:80kg
座面幅:約47cm
座面高:約28cm
カラー:コヨーテブラウン

≪使用レビュー≫

◎展開収納が楽チン
○座り心地は上々
○カラーが良い
○軽い
△収納時の厚みは薄め
△火の粉に強い素材(といっても大き目の火の粉だと穴が空く)
△ハイバックではないので寄りかかれない
×収納時のサイズはローチェアの中では少し大きめ
×汚れが落ちにくい

■リクライニングローチェア8アイテム比較

リクライニングタイプのローチェア8アイテムの仕様比較(参考価格順)。カタログ表記がどの部分なのかは不明なのであくまで参考程度だが。背もたれ調整は何れも3~5段階、耐荷重は80kgの製品が多い。[アッソブ/リクライニングローバーチェア]の外寸表記は座面表記だと思われる。

[メーカー名/製品名] 背角
(段階)
外寸
(cm)
収納寸
(cm)
重量
(kg)
耐荷重
(kg)
参考価格
[ハイランダー/リクライニングローチェア] 4 61*48*71(h) 62*64*7(h) 2.8 80 ¥4,280
[flame store/アウトドアローチェア] 5 56*55*80(h) 72*60*8(h) 2.6 80 ¥5,580
[ホールアース/ハイバックチェア] 3 63*52*89(h) 81*63*13(h) 2.95 80 ¥6,990
[ロゴス/グランベーシック
ハイバック囲炉裏チェア]
3 63*61-82*60-74.5(h)
※座高25
63*68*9.5(h) 4 80 ¥9,790
[ユージャック/リクライニングローチェア] 3 62*68-95*79-86(h) 80*62*10(h) 4.4 80 ¥11,500
[オガワ/リクライニングチェア] 3 50*35*57(h)
※座高25
69*61*9(h) 4.1 80 ¥12,100
[オンウェー/リクライニングローチェア] 3 67*66*87.5(h) 85*66*10(h) 3.3 ¥12,100
[アッソブ/リクライニングローバーチェア] 3 50*35*25(h) 80 ¥24,200

[コールマン/ファイアーサイドフォールディングチェア]の仕様、外寸53*54.5*62(h)cm/収納寸53*9*56(h)cm/重量2.1kgと比べると概ね座高は3cm低く、全高は20cm高い感じかな。

■リクライニングローチェア8アイテム

①[ハイランダー/リクライニングローチェア]★☆☆☆☆

4段階に背角調節が可能なローチェア。8アイテム中最安。


②[flame store/アウトドアローチェア]★☆☆☆☆

5段階に背角調節が可能なローチェア。


③[ホールアース/ハイバックチェア]★★☆☆☆

背もたれの角度が89cmと長めのハイバックローチェア。背角調整は3段階。


 

④[ロゴス/グランベーシック ハイバック囲炉裏チェア]★★☆☆☆

アルペン店舗で座ってみたが、サイズ感、座り心地は[アッソブ/リクライニングローバーチェア]に準じるが、質感は至って普通。まあ値段が倍近くするので止む負えないけど。座面は低め。


 

⑤[ユージャック/リクライニングローチェア]★★★★☆

難燃性素材を採用採用したリクライニングローチェア。クッション付きでコスパが高い。


 

⑥[オガワ/リクライニングチェア]★★★☆☆

オガワの2022年新製品。外寸は[アッソブ/リクライニングローバーチェア]に近いかな。

※画像はオガワHPより引用

⑦[オンウェー/リクライニングローチェア]★★☆☆☆

チェアの老舗オンウェーの3段階リクライニングローチェア。肘置きがプラスチック製のなのが少し残念。


⑧[アッソブ/リクライニングローバーチェア]★★★★☆

アルペン店舗で実際に座ってみたが中々の座り心地。3段階のリクライニングが可能で質感も良い。座面裏側にメッシュの収納スペースも有する。ヘッドレストは付いていないが身長175cmの小生の頭部は少し首を折る姿勢(上向き)になるがギリギリ固定可能。座面は[コールマン/ファイアーサイドフォールディングチェア]より低く、座ったり立ち上がったりの動作が少し大変。重量は少し重めだが、収納時のサイズはローチェアにしては大きいが許容範囲。値段が高い。


■まとめ

キャンプでの幕内使用を考えるとやはりローチェアが一日の長がある。クライニング機能付きのローチェアは通常のローチェアよりサイズアップと重量増のデメリットがあるが、幕内で使えるサイズ感に加え主に3段階のリクライニングが出来るため特にソロキャン時に導入したいアイテムの1つである。質感は[アッソブ/リクライニングローバーチェア]が首1つ抜けていて、コスパはクッション付きで座面が広めの[ユージャック/リクライニングローチェア]といった所かな。

・質感重視なら
[アッソブ/リクライニングローバーチェア]

・コスパ重視なら
[ユージャック/リクライニングローチェア]




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