[Soomloom/AdranusヘキサタープTC 420*540]の初張りの儀を執り行う!
目次
- ■仕様
- ■開封の儀
- ■初張の儀
- ≪外観チェック≫
- ≪メインタープポール280cm*2≫
- ≪メインタープポール280cm*1/210cm*1≫
- ≪メインタープポール210cm*2≫
- ≪メインタープポール250cm*1/210cm*1≫
- ≪メインタープポール250cm*2≫
- ■ポール長毎のシルエット
- ≪メインタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2/210cm*2
- ≪メイン+サブタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2 + 180cm*1
- ≪メイン+サブタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2 + 180cm*2
- ■まとめ
- ≪単独設営の場合≫⇒メインタープポール長280cm
- ≪テント併用の場合≫⇒メインタープポール長250cm
- ≪クローズ仕様≫⇒メインタープポール長210cm
■仕様
稜線長は420cmと中型クラスだが、ルーフ全長が540cmと長く特徴的な形状のヘキサタープである。タープポールは付属していないので別途用意する必要がある。
サイズ:420*540cm
素 材:ポリコットン(コットン35%/ポリエステル65%)
重量:4.2kg
収納サイズ:42*φ22cm
付属品:専用収納バッグ、ペグ*8本、自在付きロープ*6本
参考価格:10,900円
ちなみに標準的なヘキサタープは稜線長が420cmならルーフ全長は410cm程度のものが多い。同社の[Soomloom/ヘキサタープTC 420*410]は稜線長は420cmと同じだが、ルーフ全長が130cm短い。
■開封の儀
パッケージ。重量4.2kgはズッシリ重め。


取説は袋の内側に縫い付けられている。

収納袋の中身はタープ本体とペグ&ガイロープ収納袋が入っている。収納袋とタープ生地のカラーは[Soomloom/レクタタープTC 300*385]と同じ。

ペグ&ガイロープ収納袋には10m弱のガイロープ2本と3m弱のガイロープ4本、ペグ8本が入っている。

10m弱のガイロープの三角型自在、3m弱のガイロープは一般型自在金具が付いている。


[Soomloom/レクタタープTC 300*385]の収納袋と同様に荷締めベルトと取っ手が付いている。

ルーフ端に付いているベルトの長さは約8cm。もう少し長ければ尚良かった。


それ以外の箇所はルーフなしのハトメが付いている。

■初張の儀
メインタープポールやサブタープポールの長さを変えてアレンジを検証してみた。
≪外観チェック≫
幕体を地面に広げてみた。ルーフ長540cmはやはり長い!ハトメやループの初期不良チェックしたが見た限り問題無さそうだ。




ループ付ハトメと通常ハトメ。


≪メインタープポール280cm*2≫

設営後に上側になる面を外側にして半面に折って地面に広げる。

280cmポールを稜線の延長線上に並べる。

二又ガイロープを280cmポールと大体同じ長さに自在を使って調節する。


二又ガイロープをポールから約45°に広げてペグダウン。以前はサブタープポールを使ってペグダウンの位置を決めていたがネットでこの方法をみて実際にやってみたがこちらの方が簡単で良い。


タープをポールの先端に取り付け、立ち上げた際の目印になるように接続点にペグを打っておく。


二又ガイロープを少し緩める。ちなみに緩めておかないとポールを立ち上げることが出来ない。


ポールを立上げ。


ポール下端の位置を少し内側にずらしてガイロープにテンションを掛けて成形。このときの丁寧に成形するか否かで張り上りの仕上がりの出来が変わってくる。尚、ルーフ辺は地面に付かない。


ルーフ端のハトメをカラビナ経由でガイロープを取付けペグダウン。

ルーフ端は1.5m、右側は3mのガイロープを使用。3mの方が調節幅があるため使い易いが設営スペースが限られている場合は1.5mの方が良い。


ガイロープの自在を調節し成形し完成!


3mガイロープの方が外側にペグダウンできるので少し広くなっている。

ルーフ端のセンター及びサイドの中間部にもハトメが付いている。


3mガイロープ側のルーフ端センターを180cmポール*1で立上げ。雨がサイドに流れるのでタープ下の雨撥ね被害が軽減される。







ポールを立ち上げたのと反対側に150cmポールを置いてみた。[ヘリノックス/タクティカルコットテント]の高さが140cmなのでこの位置より少しだけ奥に配置できそう。


3mガイロープ側のルーフ端センターを180cmポール*2で立上げ。タープ下からの視界が良い。片ルーフが270cmと長いがメインとサブポールの高低差が100cmあるので雨天時タープ上に水が溜まることは無さそう。雨撥ねリスクはセンター1本立上げ仕様よりも高い。






≪メインタープポール280cm*1/210cm*1≫
片方の4本継の280cmポールを1本外して210cmに変更。




210cmポール側のガイロープを取り外してルーフ端のループを直接ペグダウン。






≪メインタープポール210cm*2≫
メインタープポールを1本共210cmに変更すると両翼をクローズ仕様にすることが出来る。







ルーフ端がレクタタープと違いカーブが付いているため風を流せるので強風時の影響が若干低減できる。

タープ下からの視界はこんな感じ。

サブポールなしの状態ではルーフ辺が地面に付いてしまう。


≪メインタープポール250cm*1/210cm*1≫
メインタープポールを250cm*1/210cm*1に変更。210cm側はガイロープなしでルーフ端のループを直接ペグダウン。
≪メインタープポール250cm*2≫
メインタープポールを250cm*2に変更。





片翼はガイロープなしでループを直接ペグダウン、逆側の片翼中央は180cmポール*1で立上げ。雨天時、雨水は両側に流れるためタープ上に水は溜まらないかな。ループをペグダウンする際にストレッチコード経由にすると風による負荷が軽減されて良いかも。







片翼両端を180cmポール*2で立上げ。タープ下からの視界は良いがルーフ長が長く、メインとサブポールの高低差が70cmと小さいため雨天時水が溜まるかもしれない。







両翼を直接ペグダウン。






両翼のペグを外すとタープ辺は地面に付いてしまう。


■ポール長毎のシルエット
≪メインタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2/210cm*2
メインタープポール250cm*2はオープンタープとしてもクローズタープとしても使えるので汎用性が高い。

≪メイン+サブタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2 + 180cm*1
雨天時の使用を考えると雨水を両側に流せるこのスタイルが良い。ルーフ端をガイロープ3本でペグダウンするので少し手間だがその分風ににも強い。

≪メイン+サブタープポール≫⇒280cm*2/250cm*2 + 180cm*2
タープ下からの視界が良いのはこのスタイル。メインタープポール250cm*2の場合は高低差が小さく雨水がタープルーフ上に溜まるリスクあり。

■まとめ
生憎の曇り空で日陰の濃さを検証することは出来なかったがポールの長さについては概ね検証できた。以下、状況別に使い勝手の良いメインタプポールの長さを整理してみた。
≪テント毎の実用的と思わえるポール長≫
・[ヘリノックス/タクティカルコットテント]
①250cm*2+180cm*1
②280cm*1/210cm*1
・[オガワ/タッソTC]
①250cm*1(接続アダプタ使用)
①250cm*1(前面並列)
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
①280cm*1(短辺側並列)
②280cm*1(長辺側並列)
≪単独設営の場合≫⇒メインタープポール長280cm
単独設営の場合はメインタープポール長は280cmが一番バランスが良い。180cmサブタープポールとの高低差も100cmあるので雨天時、雨水がタープの上に溜まることもない。[オガワ/ロッジシェルターⅡ]と併用する場合もこの高さが良いかな。

≪テント併用の場合≫⇒メインタープポール長250cm
[オガワ/タッソTC]や[ヘリノックス/タクティカルコットテント]と併用する場合はメインタープポール長は250cmが使い易そう。ルーフが長く、180cmサブタープポールとの高低差が70cmしかないので180cm*2で立上げると、雨天時、雨水がタープの上に溜まる恐れがあるため、180cm*1で立上げて両サイドをガイロープをペグダウンする仕様の方が良い。

≪クローズ仕様≫⇒メインタープポール長210cm
ルーフ540cmと長いからこそ両翼を閉じたクローズスタイルが可能。210cm*2もしくは250cm*2を使った場合は両翼はガイロープなしで直接ペグダウン可能。210cm/280cmの場合は280cmポール側はガイロープを使用。風が強い時は210cm*2を使って両翼はストレッチコード経由でペグダウンすると良いかな。

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