[オガワ/タッソTC] ~七変化の儀~

タッソ“Tasso”はイタリア語で狸をいう意味。語源の如く、天候や状況に応じて春夏秋冬4シーズン対応可能な変幻自在の化狸ティピー[オガワ/タッソTC]。状況別のアレンジを考えてみた。

■季節毎キャノピー&タープアレンジ



■七変化(軸となるキャノピーアレンジ6+1)

軸となるキャノピーアレンジは以下の6パターン。190cmポール*1/130cmポール*2のアレンジ時のメッシュスクリーンの装着を含め実用的なアレンジは全部で7つ⇒七変化!?



■七変化と避けたいこと10

上記の七変化と避けたいこと10の視点からマッチング具合を考えてみた。

スタイル アレンジポール 備考
ヘキサ 190cm*1 × × × 手軽
130*1/190cm*1 × × 汎用性が高い
130*2/190cm*1 × × × × × × 開放度が高い
130*2/190cm*1
+メッシュスクリーン
× × 装着行程が多い
ヘプタ 190cm*1 × × × 手軽
140cm*1 × 出入口が狭い
130cm*2 × × 汎用性が高い
①暑:暑さ

ヘキサに130*2/190cm*1ポールを使い前面パッカーン仕様且つ、後面パネル開放したスタイルが一番風の抜けが良く涼しい。

②寒:寒さ

フルクローズが一番だが、次いでヘプタに140cm*1ポールで出入り口を三角状に立ち上げたスタイルが寒気の侵入が少ない。この仕様で石油ストーブを幕内に設置するのも良い。

③日:日差し

日差しだけを考えるとヘプタに140cm*1ポールが良いが、冬以外は風の抜けが悪く幕内に熱が籠って暑い。日差しを避けつつ風の抜けが良いのはヘプタに130cm*2が良い。

④雨:雨天

雨風が強い時は勿論フルクローズが一番だが、開放するとしたら開口部が狭いヘプタに140cm*1ポールが雨の侵入が少ない。風が無ければサイドウォール付のヘキサに130cm*1/190cm*1ポールスタイルが良い。小雨ならヘプタに130cm*2なら幕内からの視界も確保できる。

⑤露:結露

そもそもがポリコットン生地なので結露が少ないが、敢えて言うならヘキサの130cm*2/190cm*1ポールにメッシュスクリーンのメッシュ仕様が結露発生リスクが一番少ない。


 

⑥霧:濃霧

濃霧時に開放したい場合はヘキサの130cm*2/190cm*1ポールにメッシュスクリーンのメッシュ仕様一択。メッシュで霧がブロックされて霧が幕内に侵入し難い。

⑦火:火の粉

火の粉が煙や幕内に入り難いのはヘプタの140cm*1だが、幕内からの視界を確保したいのならヘプタの130cm*2が良い。

⑧風:強風

フルクローズが一番だが、開放するとしたら開口部の狭いヘプタの140cm*1が良い。


 

⑨虫:蚊やブユ等の虫

ヘキサの130cm*2/190cm*1ポールにメッシュスクリーンのメッシュ仕様一択。

⑩目:目線対策

目線除けを考えるとヘプタの140cm*1が一番高いが、出入りのし易さを考えるとヘキサの130cm*1/190cm*1が使い勝手が良い。

■インナーアレンジ5

インナーテントは以下の5つが想定されるが、ヘキサスタイルは⑤、ヘプタスタイルは①の相性が良いと思われる

①ハイコット⇒ヘプタスタイルとの相性が良い
②ハイコット+メッシュテント
③吊り下げインナーテント+マット
④吊り下げインナーテント+ローコット
⑤吊り下げインナーテント+ハイコット⇒ヘキサスタイルとの麻生が良い

①ハイコット

◎レイアウトフリー
○幕内を広く使うことが出来る
×虫の侵入を防げない
×シェラフが落ちる



 

②ハイコット+メッシュテント

○レイアウトフリー
○虫の侵入を防ぐ
×幕内が少し狭くなる



 

③吊り下げインナーテント+マット2枚

○デュオ使用可能(インフレーターマットを2枚敷ける)
×荷物スペースが無く、奥側空間が狭い


 

④吊り下げインナーテント+ローコット

○地面冷気を防ぐことが出来る
○マットに比べると斜めでも使い易い
○脚の装着に係る時間が短縮できる
×インナーの装着が面倒
×コット組立がやや面倒


 

⑤吊り下げインナーテント+ハイコット

○乗り降りが楽
○ベンチ兼用
○地面冷気を防ぐことが出来る
○マットに比べると斜めでも使い易い
○コット下及び奥が荷物スペースになる
×インナーの装着が面倒
×組立が面倒

■まとめ

現状、七変化アレンジの使い分けはコチラ。

最低気温10℃以上の場合は虫対策が必要となるためメッシュ対応の吊り下げ型ハーフインナー及びメッシュスクリーンの装着が可能なヘキサスタイルを選択。
最低気温10℃未満の場合は虫対策の必要が無く、石油ストーブが必要となるフロアがヘキサスタイルより1辺分広いヘプタスタイルを選択。
・ポリコットン生地はカビ予防のため雨天撤収後は可及的速やかな事後乾燥が必須なので雨天時は出来る限り出動したくないが、雨が降る場合は雨の侵入し難いアレンジを選択。
雨の降る時間帯が多い場合は[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]もしくは[Soomloom/レクタタープNL300*385]を設営。
最高気温30℃を越える炎天下の場合は別途遮光性が高く風の抜けが良いポリコットンタープ[Soomloom/レクタタープTC300*385]を設営。
幕内への虫の侵入を防ぎたい場合及び幕内を広く使いたい場合は別売オプションのメッシュスクリーンを装着

状況別にフローチャート化するとこんな感じ。

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