ナンガのシェラフ全27種を所有シェラフと比べながら、比較検討してみた。
目次
■所有シェラフ
現在我家の所有するシェラフは以下の3点。快適使用温度-0℃/-5℃のオーロラライト450DXを当初3シーズン用に購入したが、5月の北軽井沢スウィートグラス等で気温5℃を下回ることがあり寒くて寝れなかったことがあった。そのため快適使用温度-6℃/-11℃オーロラ600DXを購入し現在は4シーズン使用している。ちなみにオーロラ600DXは気温5℃でも快適に眠ることが出来るので、寒がりの小生にとってはメーカー表示の快適使用温度より+10℃を目安にシェラフを選んだ方が良いようだ。尚、気温10℃だとファスナーを締めると暑くて汗ばむため、ファスナーを開けるか掛け布団として使用。ラバイマバッグ600は3シーズンで娘と小生もしくは娘と嫁用のシェラフとして使用している。
・[ナンガ/オーロラライト450DX]
・[ナンガ/ラバイマバッグ600]
・[ナンガ&山渓/オーロラ600DX]
※別注モデル仕様(ダウン量600g/外寸210*80cm/収納寸φ18*30cm/総重量1,368g/フィルパワー760FP/快適使用温度-6-11℃)
■ナンガシェラフのシリーズ
ナンガのシェラフは大きく6つのシリーズとそれ以外の製品に分けれれる。“オーロラシリーズ”を軸として、軽量化したのが“オーロラライトシリーズ”、耐水性を向上させたがのが“UDDシリーズ”。基本、“マミー型”のシェラフだが雄一“封筒型”なのが“ラバイマバッグシリーズ”。“レベル8シリーズ”は極寒モデル、“ミニマリスムシリーズ”は最軽量モデル。
≪オーロラシリーズ≫650FP
元祖シュラフカバーのいらない寝袋
≪オーロラライトシリーズ≫760FP
シェルを20dnから15dnへ変更。新しくチタンスパッタリング材をボックスキルト構造
に採用することにより、チタンの蓄熱・保温効果で今までにない温かさを実現。
※ヘッド・ショルダーウォーマーとフットボックスのみに使用 ※600、750、900のみに対応
≪UDDシリーズ≫770FP
優れた撥水/透湿性と、羽毛本来の機能である吸湿放湿性を併せ持つ、UDD(ウルトラドライダウン)。高機能ダウンにおける水に強いモデルが完成。DX の羽毛に超撥水加工を施した、高品質で高機能のダウン (770FP) を採用し、最大の弱点である水濡れを克服。これまで選ばれてきた水に強い化繊の寝袋と比べ、より軽く小さく温かい。強い反発力で膨らむ時間も短縮され、寒さから素早く身を守ります。
≪ラバイマバッグシリーズ≫650FP
ゆとりある封筒型シェラフ
≪レベル8シリーズ≫760FP/770FP
極寒想定モデル。
≪ミニマリスムシリーズ≫930FP
世界最軽量クラスで高みを目指す
≪その他≫650FP/760FP
上記シリーズ以外の製品
■ナンガシェラフ全27種
現在、ナンガのカタログには27種類のシェラフが掲載されている。以下、謳い文句はメーカーHPより抜粋。
・オーロラ750/44,000円
冬季一般登山用や冬キャンプに最適なオールシーズンモデル。
・オーロラ500/33,000円
登山やキャンプ、使い勝手の良い便利な夏用モデル。
・オーロラ350/29,700円
3シーズンのキャンプに使用可能なユーティリティーモデル。
・オーロラライト900DX/66,000円
厳冬期から海外高所登山まで可能な本格派モデル。
・オーロラライト750DX/60,500円
快適な寝心地を提供する上位モデル。
・オーロラライト600DX/55,000円
4シーズン使用可能なコンパクトモデル。
・オーロラライト450DX/42,900円
合理的構造で軽量化した3シーズンモデル。
・オーロラライト350DX/37,400円
オーロラライトシリーズ最軽量モデル。
・UDDバッグ1000DX/77,000円
厳冬期をから海外の高山登山まで可能な本格派モデル。
・UDDバッグ810DX/63,800円
国内のほとんどの厳冬期環境で使用可能な高機能モデル。
・UDDバッグ630DX/55,000円
春秋の 3000m 級登山から冬の中級山岳までを兼ねるモデル。
・UDDバッグ450DX/43,450円
夏の高所から冬の低所登山まで可能な3シーズンモデル。
・UDDバッグ380DX/38,500円
合理的な構造で軽量化された3シーズンモデル。
・UDDバッグ280DX/34,100円
シングルキルト構造で軽量かつコンパクトモデル。
・UDDバッグ180DX/29,700円
軽さとコンバクト性を追求したポケットに入る夏用モデル。
・UDDバッグ300HD/38,500円
軽さと保温力を兼ね備えた寝袋。軽さと保温力を兼ね備えたキルトスタイルとしても抜群の使いやすさを誇るシンプルな寝袋。
・UDDキルト350/38,500円
ウルトラライトハイキングから生まれたキルト寝袋。UL(ウルトラライト)ハイキングから生まれたQUILT(キルト)は上掛けで使用するシンプルで軽装な新しいスタイルの寝袋。
・ラバイマバッグW1000/79,200円
冬用ダブルサイズモデル。
・ラバイマバッグS600/56,100円
ラバイマバッグにシングルサイズが新登場。
・ラバイマバッグW600/63,800円
ファミリーで使える3シーズンモデル。
・ラバイマバッグW400/50,600円
夏用のダブルサイズモデル。
・レベル8-20UDDバッグ/92,400円
軽量化を追求した -20°C対応のハイスペックモデル。超撥水加工ダウンUDD DXの真価も確認。 こだわりが詰まったLEVEL8シリーズの-20°C対応軽量モデル。
・レベル8-23オーロラライト/94,600円
極寒を想定したオーロラライト仕様の最高峰モデル。今期初登場となるLEVEL 8シリーズの-23°C対応防水軽量モデル。
・ミニマリスム250/63,800円
「より小さく、より遠くへ」をコンセプトに開発された最高峰アルティメットモデル。 極薄ながら高強度のシェルと、最高級シルバーグ一スダウンを使用。 かつてないコンパクト性と軽さを実現。
・ミニマリスム 180/5,3900円
「より小さく、より遠くへ」をコンセプトに開発された最高峰アルティメットモデル。 極薄ながら高強度のシェルと、最高級シルバーグ一スダウンを使用。 かつてないコンパクト性と軽さを実現。
・カケフトン/88,000円
インドアからアウトドアまで、通年使える。
薄手と厚手、二枚の布団を組み合わせて3WAYで使用可能。 薄手のタキビ素材はキャンプでも重宝。 ボタンを留めれば寝袋としても。
・マウンテンロッジバッグ120/17,600円
山小屋泊を想定した軽量コンパクトモデル
山小屋やゲストハウスでの使用に向いている軽量スリーピングバッグ。 コンパクトになることでバックパック内の収納スペースを取らない携行性の高いモデル。
■別注ラインナップ
他ブランドとのコラボ別注モデルも例年何種類か登場している。ダウン量は同じでも生地や仕様が若干違い、価格設定が抑えれれているため購入し易い。小生の所有するオーロラライト600DXも山渓別注モデル。
・[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス800DX]
・[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス600DX]
・[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス450DX]
・[山渓×NANGA/オーロラ900DX]
・[山渓×NANGA/オーロラ750DX]
・[山渓×NANGA/オーロラ600DX]
・[山渓×NANGA/オーロラ450DX]
・[山渓×NANGA/オーロラ280DX]
・[ナンガ&ニッチ/ダウンバッグスクエア1000STD]
■仕様一覧
ナンガのHPに掲載されている全27製品のスペック一覧表。尚、正確な仕様や機能や価格はナンガHP参照のこと。
≪シリーズ毎≫
キャンプで使用するなら“オーロラライトシリーズ”もしくは“ラバイマバッグシリーズ”が良いかな。
製品名 | ダウン量 | フィルパワー | 総重量 | 収納サイズ | 快適使用温度 | 価格 |
オーロラ350 | 350 | 650FP | 980 | φ15*25cm | 7℃/2℃ | ¥29,700 |
オーロラ500 | 500 | 650FP | 1,185 | φ21*28cm | 1℃/-4℃ | ¥33,000 |
オーロラ750 | 750 | 650FP | 1,490 | φ22*32cm | -6℃/-14℃ | ¥44,000 |
オーロラライト350DX | 350 | 760FP | 750 | φ13*25cm | 5℃/0℃ | ¥37,400 |
オーロラライト450DX | 450 | 760FP | 865 | φ14*30cm | -0℃/-5℃ | ¥42,900 |
オーロラライト600DX | 600 | 760FP | 1,050 | φ17*31cm | -4℃/-11℃ | ¥55,000 |
オーロラライト750DX | 750 | 760FP | 1,200 | φ19*31cm | -8℃/-16℃ | ¥60,500 |
オーロラライト900DX | 900 | 760FP | 1,400 | φ21*41cm | -10℃/-19℃ | ¥66,000 |
レベル8-23オーロラライト | 1,000 | 760FP | 1,670 | φ21*41cm | -13℃/-23℃ | ¥94,600 |
UDDバッグ180DX | 180 | 770FP | 450 | φ12*20cm | 11℃/7℃ | ¥29,700 |
UDDバッグ280DX | 280 | 770FP | 550 | φ13*20cm | 8℃/4℃ | ¥34,100 |
UDDバッグ300HD | 300 | 770FP | 625 | φ13*25cm | ? | ¥38,500 |
UDDキルト350 | 350 | 770FP | 550 | φ13*25cm | ? | ¥38,500 |
UDDバッグ380DX | 380 | 770FP | 680 | φ13*25cm | 3℃/-2℃ | ¥38,500 |
UDDバッグ450DX | 450 | 770FP | 825 | φ14*30cm | 1℃/-4℃ | ¥43,450 |
UDDバッグ630DX | 630 | 770FP | 1,045 | φ17*31cm | -5℃/-10℃ | ¥55,000 |
UDDバッグ810DX | 810 | 770FP | 1,260 | φ19*31cm | -7℃/-13℃ | ¥63,800 |
UDDバッグ1000DX | 1,000 | 770FP | 1,450 | φ21*41cm | -9℃/-16℃ | ¥77,000 |
レベル8-20UDDバッグ | 950 | 770FP | 1,540 | φ21*41cm | -11℃/-20℃ | ¥92,400 |
ラバイマバッグW400 | 400 | 650FP | 1,350 | φ25*40cm | ? | ¥50,600 |
ラバイマバッグW600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥63,800 |
ラバイマバッグS600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥56,100 |
ラバイマバッグW1000 | 1,000 | 650FP | 2,500 | φ25*40cm | ? | ¥79,200 |
ミニマリスム 180 | 180 | 930FP | 325 | φ13*20cm | 0℃ | ¥53,900 |
ミニマリスム250 | 250 | 930FP | 415 | φ13*25cm | -5℃/-10℃ | ¥63,800 |
マウンテンロッジバッグ120 | 120 | 650FP | 435 | φ11*18cm | ? | ¥17,600 |
カケフトン | 800 | 760FP | 1,780 | ? | ? | ¥88,000 |
≪ダウン量順≫
ダウン量が多ければ多いほど保温性と価格が増えていく。同じダウン量ではフィルパワー(FP)が高い程保温性が高く、同一保温性なら収納サイズもコンパクトになる。
ダウン量 | 製品名 | フィルパワー | 総重量 | 収納サイズ | 快適使用温度 | 価格 |
120 | マウンテンロッジバッグ120 | 650FP | 435 | φ11*18cm | ? | ¥17,600 |
180 | UDDバッグ180DX | 770FP | 450 | φ12*20cm | 11℃/7℃ | ¥29,700 |
180 | ミニマリスム 180 | 930FP | 325 | φ13*20cm | 0℃ | ¥53,900 |
250 | ミニマリスム250 | 930FP | 415 | φ13*25cm | -5℃/-10℃ | ¥63,800 |
280 | UDDバッグ280DX | 770FP | 550 | φ13*20cm | 8℃/4℃ | ¥34,100 |
300 | UDDバッグ300HD | 770FP | 625 | φ13*25cm | ? | ¥38,500 |
350 | オーロラ350 | 650FP | 980 | φ15*25cm | 7℃/2℃ | ¥29,700 |
350 | オーロラライト350DX | 760FP | 750 | φ13*25cm | 5℃/0℃ | ¥37,400 |
350 | UDDキルト350 | 770FP | 550 | φ13*25cm | ? | ¥38,500 |
380 | UDDバッグ380DX | 770FP | 680 | φ13*25cm | 3℃/-2℃ | ¥38,500 |
400 | ラバイマバッグW400 | 650FP | 1,350 | φ25*40cm | ? | ¥50,600 |
450 | オーロラライト450DX | 760FP | 865 | φ14*30cm | -0℃/-5℃ | ¥42,900 |
450 | UDDバッグ450DX | 770FP | 825 | φ14*30cm | 1℃/-4℃ | ¥43,450 |
500 | オーロラ500 | 650FP | 1,185 | φ21*28cm | 1℃/-4℃ | ¥33,000 |
600 | オーロラライト600DX | 760FP | 1,050 | φ17*31cm | -4℃/-11℃ | ¥55,000 |
600 | ラバイマバッグW600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥63,800 |
600 | ラバイマバッグS600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥56,100 |
630 | UDDバッグ630DX | 770FP | 1,045 | φ17*31cm | -5℃/-10℃ | ¥55,000 |
750 | オーロラ750 | 650FP | 1,490 | φ22*32cm | -6℃/-14℃ | ¥44,000 |
750 | オーロラライト750DX | 760FP | 1,200 | φ19*31cm | -8℃/-16℃ | ¥60,500 |
800 | カケフトン | 760FP | 1,780 | ? | ? | ¥88,000 |
810 | UDDバッグ810DX | 770FP | 1,260 | φ19*31cm | -7℃/-13℃ | ¥63,800 |
900 | オーロラライト900DX | 760FP | 1,400 | φ21*41cm | -10℃/-19℃ | ¥66,000 |
950 | レベル8-20UDDバッグ | 770FP | 1,540 | φ21*41cm | -11℃/-20℃ | ¥92,400 |
1,000 | レベル8-23オーロラライト | 760FP | 1,670 | φ21*41cm | -13℃/-23℃ | ¥94,600 |
1,000 | UDDバッグ1000DX | 770FP | 1,450 | φ21*41cm | -9℃/-16℃ | ¥77,000 |
1,000 | ラバイマバッグW1000 | 650FP | 2,500 | φ25*40cm | ? | ¥79,200 |
≪価格順≫
基本ダウン量、フィルパワー、耐水能等が高くなるに連れ価格が高くなっていく。
価格 | 製品名 | ダウン量 | フィルパワー | 総重量 | 収納サイズ | 快適使用温度 |
¥17,600 | マウンテンロッジバッグ120 | 120 | 650FP | 435 | φ11*18cm | ? |
¥29,700 | オーロラ350 | 350 | 650FP | 980 | φ15*25cm | 7℃/2℃ |
¥29,700 | UDDバッグ180DX | 180 | 770FP | 450 | φ12*20cm | 11℃/7℃ |
¥33,000 | オーロラ500 | 500 | 650FP | 1,185 | φ21*28cm | 1℃/-4℃ |
¥34,100 | UDDバッグ280DX | 280 | 770FP | 550 | φ13*20cm | 8℃/4℃ |
¥37,400 | オーロラライト350DX | 350 | 760FP | 750 | φ13*25cm | 5℃/0℃ |
¥38,500 | UDDバッグ300HD | 300 | 770FP | 625 | φ13*25cm | ? |
¥38,500 | UDDキルト350 | 350 | 770FP | 550 | φ13*25cm | ? |
¥38,500 | UDDバッグ380DX | 380 | 770FP | 680 | φ13*25cm | 3℃/-2℃ |
¥42,900 | オーロラライト450DX | 450 | 760FP | 865 | φ14*30cm | -0℃/-5℃ |
¥43,450 | UDDバッグ450DX | 450 | 770FP | 825 | φ14*30cm | 1℃/-4℃ |
¥44,000 | オーロラ750 | 750 | 650FP | 1,490 | φ22*32cm | -6℃/-14℃ |
¥50,600 | ラバイマバッグW400 | 400 | 650FP | 1,350 | φ25*40cm | ? |
¥53,900 | ミニマリスム 180 | 180 | 930FP | 325 | φ13*20cm | 0℃ |
¥55,000 | オーロラライト600DX | 600 | 760FP | 1,050 | φ17*31cm | -4℃/-11℃ |
¥55,000 | UDDバッグ630DX | 630 | 770FP | 1,045 | φ17*31cm | -5℃/-10℃ |
¥56,100 | ラバイマバッグS600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? |
¥60,500 | オーロラライト750DX | 750 | 760FP | 1,200 | φ19*31cm | -8℃/-16℃ |
¥63,800 | UDDバッグ810DX | 810 | 770FP | 1,260 | φ19*31cm | -7℃/-13℃ |
¥63,800 | ラバイマバッグW600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? |
¥63,800 | ミニマリスム250 | 250 | 930FP | 415 | φ13*25cm | -5℃/-10℃ |
¥66,000 | オーロラライト900DX | 900 | 760FP | 1,400 | φ21*41cm | -10℃/-19℃ |
¥77,000 | UDDバッグ1000DX | 1,000 | 770FP | 1,450 | φ21*41cm | -9℃/-16℃ |
¥79,200 | ラバイマバッグW1000 | 1,000 | 650FP | 2,500 | φ25*40cm | ? |
¥88,000 | カケフトン | 800 | 760FP | 1,780 | ? | ? |
¥92,400 | レベル8-20UDDバッグ | 950 | 770FP | 1,540 | φ21*41cm | -11℃/-20℃ |
¥94,600 | レベル8-23オーロラライト | 1,000 | 760FP | 1,670 | φ21*41cm | -13℃/-23℃ |
■シェラフと対応温度
カタログスペックと私見を交えて各製品を体温度毎に仕分けしてみた。標高1,000m長の高原で3シーズンキャンプで使うとすると寒がりの人だとオーロラライト450DXでは心もとないのためオーロラライト600DXもしくはそれに準ずる別注モデルを選択するのが良いと思う。氷点下キャンプでは其の1つ上のクラスのオーロラライト750DXもしくはそれに準ずる別注モデルがあると安心。
温度目安 | 季節目安 | オーロラライト | オーロラ | UDD | ラバイマバッグ |
~5℃ | 夏 | オーロラライト350DX | オーロラ350 | UDDバッグ180DX UDDバッグ280DX UDDバッグ300HD |
ラバイマバッグW400 |
5~0℃ | 3シーズン | オーロラライト450DX | オーロラ500 | UDDキルト350 UDDバッグ380DX UDDバッグ450DX |
ラバイマバッグW600 |
0~-5℃ | 4シーズン | オーロラライト600DX | オーロラ600(別注) オーロラ750 |
UDDバッグ630DX | ラバイマバッグS600 ラバイマバッグW1000 |
-5℃~-10℃ | 冬 | オーロラライト750DX | オーロラ800(別注) | UDDバッグ810DX UDDバッグ1000DX |
|
-10℃~-15℃ | 冬 | オーロラライト900DX | |||
-15℃~-20℃ | 冬 | レベル8-23オーロラライト | レベル8-20UDDバッグ |
■キャンプ用途のシェラフ
キャンプ用途なら軽量コンパクトなマミー型“オーロラライトシリーズ”を主軸として安価な“オーロラシリーズ”、寝返りの打ち易い封筒型の“ラバイマバッグシリーズ”、冬山キャンプ用途もあるなら“UDDシリーズ”を副軸として選択するのが良さそうだ。
小生が4シーズン用シェラフとして使っているオーロラライト600DXのダウン量に近い各シリーズの仕様比較。オーロラシリーズら生地表面に防水加工、UDDシリーズはフェザー事態に防水加工されており別途シェラフカバーを使用しなくても良い仕様になっている。
製品名 | ダウン量 | フィルパワー | 総重量 | 収納サイズ | 快適使用温度 | 価格 |
オーロラ500 | 500 | 650FP | 1,185 | φ21*28cm | 1℃/-4℃ | ¥33,000 |
オーロラライト600DX | 600 | 760FP | 1,050 | φ17*31cm | -4℃/-11℃ | ¥55,000 |
UDDバッグ630DX | 630 | 770FP | 1,045 | φ17*31cm | -5℃/-10℃ | ¥55,000 |
ラバイマバッグW600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥63,800 |
ラバイマバッグS600 | 600 | 650FP | 1,600 | φ25*40cm | ? | ¥56,100 |
・オーロラライト600DX vs ラバイマバッグS600
ダウン量が同じ600gのオーロラライト600DXとラバイマバッグS600を比べてみる。保温性、収納性、軽量性はオーロラライト600DXの方が優っているが、マミー型なので寝るときに寝返りが打ち難く窮屈感がある。対して、ラバイマバッグS600は封筒型なのでシェラフ内で寝返りが打ちやすく窮屈感が少ないが収納サイズが大きい。2製品とも同価格帯。
ナンガ | オーロラライト600DX | ラバイマバッグS600 |
形状 | マミー型 | 封筒型 |
外寸 | 210*80cm | 215*80cm |
ダウン量 | 600g | 600g |
フィルパワー | 760FP | 650FP |
総重量 | 1,050g | 1,600g |
収納寸 | φ17*31cm | φ25*40cm |
価格 | 55,000円 | 56,100円 |
■気になるシェラフ
-5℃の冬キャンを想定すると寒がりの小生にとっては[ナンガ/オーロラ600DX]だと少し心もとない。とはいえ現状、-5℃のキャンプは年数回しかないため、厚着をして寝るか、電気掛け式毛布を併用することで対応している。あくまで私見だが汎用性の高さは[ナンガ/オーロラ600DX]がピカイチ、氷点下キャンプなら[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス800DX]、寝心地重視なら[ナンガ/ラバイマバッグS600]を選択するのが良さそうだ。
・[ナンガ/オーロラ600DX]
4シーズン使用で一番汎用性が高いと思われる製品は[ナンガ/オーロラ600DX]もしくはそれに準ずる別注モデル。
・[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス800DX]
シェラフ単体運用を考えるとダウン量+200gの[ナンガ×3ten/別注オーロラテックス800DX]があれば、真冬のオートキャンプでも安心。…が、-5℃になるソロキャンは年数回しかないため、0℃以上では汗ばんで使い難くくて結局、ファスナー開放もしくは掛布団として使うことが多くなり、オーバースペックとなりその真価を発揮できない可能性もある。また、別注モデルは売り切りなので在庫が切れたら終了。…次の別注モデルを待つしかない。
・[ナンガ/ラバイマバッグS600]
ファミキャンで封筒型のラバイマバッグW600を使用しているのだが、マミー型と違い寝返りが打てるのは快適。保温性と収納性は同じダウン量のオーロラライト600DXに劣るが、オートキャンプでの使い勝手はコチラの方が高いのでは!シェラフのレイヤーは聞いたことが無いが、どうしても寒い時はラバイマバッグS600の中にオーロラライト450DXを重ねるか、逆にラバイマバッグS600をオーロラライト450DXの掛布団として使えばイケそうな気がする。
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