[オガワ/タッソTC] ~変幻自在編~

[オガワ/タッソTC]の試張り2回とソロキャン2回にて色々なアレンジを試してみた。その中から実用度の高い軸となるアレンジを考えてみる。写真を並べてみると1つの幕とは思えない位シルエットに違いが見られ、正に語源の“狸”の如く変幻自在!更にオクタスタイルのアレンジ、ポール長のアレンジを加えるとパターンは無限の如く…。使用者の体格やキャンプスタイルにあったアレンジを探すのも[オガワ/タッソTC]の楽しみの1つと言える。

■ヘキサスタイル

全高250cmの六角形ボトムで立ち上げたスタイル。フルクローズ時の幕内体積が一番小さいので暖房効率も若干だが高いと思われる。ハーフインナーやメッシュスクリーン等の純正オプションもこのスタイルに対応している。

・キャノピーレス

キャノピーポールなしの前面アレンジ。フルクローズと1辺開放仕様。就寝時は耐風性の高いフルクローズが一番安心。


・キャノピーポール*1

190cm*1で1辺を立上げ。130cmポールでも立ち上げることは出来るが出入りの導線を考えると190cmを使った方が良い。雨が降っていなければこのアレンジが一番手軽でフルクローズにも戻しやすい。


・キャノピーポール*2

190cm*1/130cm*1で半面を立上げ。サイドウォール調になるため幕内への雨や日差しの侵入が低減され、且つ導線も良い。右側のサイドウォールは開放することも可能で最も汎用性の高いキャノピーアレンジだと思われる。

 


 

130cm*2で観音開き調に立上げ。両サイドからの目線を防ぐことが出来き、幕内で調理をしても匂いや煙が抜け易い。雨天時は雨が入り放題なので使えない。


・キャノピーポール*3

メッシュスクリーン装着の推奨ポール長。190cm*1/130cm*2で立上げ。前面パッカーンスタイルとも言われるタッソTCの象徴的なスタイル。後面パネルも開放すれば風の抜けは数あるアレンジ中一番。

・キャノピーポール*3+メッシュスクリーン

190cm*1/130cm*2で立上げてメッシュスクリーンを装着。幕内空間がオクタスタイルに近くなり且つ上部空間も広がり結構な幕内空間の拡張に繋がる。もしかしたら幕内に自立式ハンモックが収まるかもしれない。フルクローズに加えメッシュ仕様にもなるため虫や霧の侵入を防ぐことも可能。構造上、強風時の使用は厳しいかも知れない。


■ヘキサスタイル+タープ連結

これまでに検証したヘキサスタイルのタープ連結アレンジ。併用したタープは[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC][DOD/オーマイタープTC][Soomloom/スクエアタープTC 300*385]の3種。



・キャノピーポール*1+タープ連結

190cm*1/130cm*2でキャノピーを立上げ190cmポールを使って[Soomloom/レクタタープTC 300*385]を連結。出入りを考えると、190cm*2⇒200cm*2に変更しても良いかも知れない。


 

■ヘプタスタイル

全高220cmの六角形ボトムで立ち上げたスタイル。ヘキサスタイルの比べ全高が30cm低いが、身長175cmの小生が直立できるスペースは狭いながらも確保できる。

・キャノピーレス

キャノピーポールなしでのアレンジ2パターン。就寝時はやはりフルクローズが安心。

・キャノピーポール*1

1辺を190cm*1で立上げ。一番手軽なキャノピーアレンジ。

140cm*1で入口を三角形になるように立上げ。雨天時雨の侵入を低減できるアレンジ。ウィングタイプのオープンタープを連結するにも適している。

・キャノピーポール*2

130cm*2でバップテント調に立上げ。

130cm*2で観音開き調に立上げ。両サイドからの目線を防ぐことが出来き、幕内で調理をしても匂いや煙が抜け易い。雨天時は雨が入り放題なので使えない。

■ヘプタスタイル+タープ連結

これまでに検証したヘプタスタイルのタープ連結アレンジ。併用したタープは[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC][DOD/オーマイタープTC][フィールドア/スクエアタープS TC]の3種。


・キャノピーポール*1+タープ連結

140cm*1で入口を三角形になるように立上げて、240cm*1で[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]を連結。雨天時、幕内への雨の侵入を極力防ぎつつ、タープ下にリビング及びキッチンスペースを設けたいときに良い。

 


 

■軸となるキャノピーアレンジ

軸となるキャノピーアレンジは、ヘキサ及びヘプタスタイルでそれぞれ各3種。

・ヘキサスタイルの軸となるキャノピーアレンジ3種

ヘキサスタイルの軸となるキャノピーアレンジは以下の3種。ヘキサスタイルは[オガワ/ツインピルツフォークL用ハーフインナー]や[オガワ/タッソメッシュスクリーン]の装着も可能なので虫のいる暖かい季節に出動する機会が多いと思われる。

・ヘプタスタイルの軸となるキャノピーアレンジ3種

ヘプタスタイルの軸となるキャノピーアレンジは以下の3種。ヘキサスタイルに比べフロアが1辺分広くなるが全高が30cm低くなる。ウィングタイプのオープンタープを連結したり、幕内からの視界を広く確保したいときのキャノピーアレンジが可能。日暮れが早い寒い季節にコットスタイルで使用する機会が多いと思われる。

■軸となるタープ連結アレンジ

オープンタープ4種の連結をヘキサ及びヘプタで全6パターン検証した結果、ヘキサスタイルではレクタタープ[Soomloom/レクタタープTC]、ヘプタスタイルではウィングタイプのオープンタープ[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]と併せるのが良さそうだ。

・ヘキサスタイルの軸となるタープ連結アレンジ

タッソTCのキャノピーセンターポールの高さは風や日差しに応じて180~210cm*1を選択、サブポールは130cm*1もしくは130cm*2を選択。センターポールと同じ高さもしくは240cmポールをメンターうポールとして使いレクタタープを連結。導線を良くしたい場合はタープのサブポールとして130cm*2を使用。ソロなら[Soomloom/レクタタープC250*295cm]、デュオなら[Soomloom/レクタタープTC300*385cm]を使用。日差しの強い炎天下キャンプの際に対応。


・ヘプタスタイルの軸となるタープ連結アレンジ

タッソTCを140cmポールで三角状にキャノピーを立上げ、240cmメインタープポールを使ってウィングタイプのオープンタープを連結。[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]の場合はテント側ルーフはタッソTCのボトムのペグダウン位置と共有も可能で連結したシルエットも綺麗。雨天キャンプに対応。雨に濡れない導線は完全には確保できないがその場合は連結部に小さめのタープを被せれても良い。


■まとめ

大雑把にヘキサとヘプタスタイルの用途を分類すると以下の通り。虫対策が必要な3シーズンはハーフインナーとメッシュスクリーン装着オプションを考えヘキサスタイル、幕内で過ごすことが多い冬シーズンはフルクローズ時のフロアがヘキサに比べ1辺分広いヘプタでコット寝と行ったところか。…でも最終的には結局個人の嗜好によるのかな!?

[タッソTC] 季節 天候 連結タープ
ヘキサ 3シーズン
(最低気温10℃以上)
晴天 [Soomloom/
レクタタープTC300*385]
ヘプタ 冬シーズン
(最低気温10℃未満)
雨天 [テンマクデザイン/
ムササビウィング13TC]


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