今回はソロキャンの過去の履歴から、現使用幕の使用感を踏まえ、自身のキャンプスタイルにマッチするソロキャン幕を考察してみた。
■実践投入履歴
全67回のキャンプ中、ソロキャンは19回と28%と全体の約3割を占めている。シーズンで考えると3シーズンは主にファミキャン、冬シーズンがソロキャンが多い。テントは過去5幕所有履歴がある。尚、暖房機器の幕内使用はメーカー非推奨、あくまで自己責任下で実施している。タープ併用率は37%と思ったより多かった。全19回中2泊は1回のみでそれ以外は全て1泊。雨天設営と撤収率が共に0%なのはファミキャンと違い雨予報ならキャンセルするため。
≪ソロキャン比率≫⇒28%(19/67回)
≪回数履歴≫⇒計19回20泊
2017年(1)/2018年(4)/2019年(4)/2020年(5)/2021年(5)
≪タープ併用率≫⇒37%(7/19)
ヘキサ(3)/ペンタ(2)/レクタ(1)/スクリーン(1)
≪雨天設営率≫⇒0%(0/19)
≪雨天撤収率≫⇒0%(0/19)
≪完全雨無率≫⇒95%(18/19)
■過去幕
過去のソロキャン幕履歴は全5幕。当初はファミキャン幕をそのままソロにも転用していたが、取り回しの悪さと時短設営&撤収のため徐々にソロ専用の小型幕へと移行。
≪出動テント履歴≫
①[オガワ/ピルツ15TC](4回)
元々ファミキャン幕として使用しておりソロ幕としても転用。憧れの薪ストーブデビューも果たす。石油ストーブ1個では暖房効率が悪く真冬使いには少し厳しい。ソロキャン幕としてはサイズオーバーで且つポリコットン幕で重くペグダウン数も多いため代替を決意。
②[オガワ/ツインピルツフォークTC](3回)
コチラも元々はファミキャン幕として使用しておりソロ幕として転用。キャノピーアレンジが豊富でタープレス運用が可能でソロキャンでの使い勝手は良く張り上げたシルエットも逸脱的にカッコいい!サイズ感はソロには少し広く、デュオが最適といった印象。雨天設営及び撤収時に、オフホワイトカラーのフライを地面に広げる必要があり、汚れ防止のためにグランドシートを敷く等の手間が掛かり、更にフライとグランドシートの乾燥作業が大変。更に幕外周部のデッドスペースが多く出入りの際に屈んでファスナーを開閉する作業が腰に負担が掛かりしんどかったため代替を決意。
③[ヘルスポート/バランゲルキャンプ](3回)
冬キャンはやはりティピー型テントが良いと思い直し、腰に優しい軽量なティピー型テントに代替。難燃性ポリエステル採用で薪ストーブもインストール可能。入口フレームのお陰で出入りも楽チン。…が冬キャン時の結露が酷く、幕体が揺れると雨が降るが如く、更に出入口で幕壁に服が触れるとビショビショ。ポリコットンん生地の結露の少なさが愛しくなったのと、薪ストーブの薪コストが思ったより掛かるため代替を決意。
④[テンマクデザイン/大炎幕](3回)
暖房効率を考えて幕内空間の小さいバップ風テントに代替。石油ストーブ1個でかなり幕内を温めることが出来るが、フルクローズ仕様でベンチレーターがないため一酸化炭素濃度が上がり易く、且つ前壁面はコットン生地で結露はないが、後壁面がポリエステル素材で結露がこれまた酷い。また、前面開放時に焚火の煙が幕内に入り込み結局クローズすることが多く、小生のキャンプスタイルのズレが感じ代替を決意。結露問題が多かったのか現在はメーカーのラインナップはフルコットンモデルに移行している。
⑤[テンマクデザイン/PEPOテント](1回)
ポリコットン生地のAフレームテント。元々、ファミキャン幕として使用していたものを転用。クロスフレームで幕内を広く使うことが出来きポリコットン生地なので結露も少ない。短辺側のキャノピーを立ち上げることが切るが小さくて雨天時の雨除けスペースを確保するには至らないため雨天時外で過ごす際は別途タープを張る必要がある。クロスフレームは幕内スペース確保には都合が良いが収納サイズと重量の点がトレードオフ。暖房効率はそれ程悪くないが、ソロというよりデュオのサイズ感のため代替を決意。
■現在幕
今のソロキャンの現役は以下の2幕。やはりファミキャン幕との兼用は取り回しと時短設営と撤収の面から厳しいという考えに至り、今は2幕共小型のソロキャン幕を使用している。3シーズンはペグダウンなしで自立可能で位置調整が容易な[ネイチャーハイク/ハイビー3]、冬シーズンは石油ストーブをインストールする上で暖房効率と換気が絶妙なバランスを誇る[DOD/ショウネンテントTC]。
①[ネイチャーハイク/ハイビー3](1)⇒3シーズン幕
②[DOD/ショウネンテントTC](4)⇒冬シーズン幕
メーカー名 | ネイチャーハイク | DOD |
製品名 | ハイビー3 | ショウネンテントTC |
タイプ | ドーム型 | ティピー |
ボトム形状 | 六角形 | 四角形 |
外寸(cm) | 310*183*132(h) | 270*220*180(h) |
全高(cm) | 132 | 180 |
インナー外寸 | 200*147/130*132(h) | 208*101*165(h) |
重量(kg) | 2.62 | 8.5 |
本体収納寸(cm) | 54*17*17(h) | 56*24*24(h) |
生地 | ナイロン | ポリコットン |
スカート生地 | 無 | 有 |
フレームポール(本) | 3 | 2 |
ポール材質 | アルミ | |
ベンチレーター | 3 | 3 |
フライメッシュ | 無 | 有(2) |
付属ペグ(本) | 16 | 18 |
付属ガイロープ(本) | 6 | 10 |
ペグダウンなしで自立 | 可能 | 不可 |
ポールをスリーブ に通す作業 |
有 | 無 |
参考価格 | ¥27,800 | ¥39,600 |
①[ネイチャーハイク/ハイビー3]
3シーズン幕として使用。3シーズンはファミキャンメインのためソロキャンの機会は少なく出動回数は1回のみ。魚座型のドーム型テントで吊り下げ式の縦型インナーを採用。前室は1ルームドーム型テントとすると広めだが2ルームと考えると狭くチェアとテーブルが置ける程のスペース。また、小型のガスストーブなら配置することもでき暖房効率も高い(使用は自己責任下)。テントは基本寝るだけのスペースなので炎天下時や雨が続く場合はリビングスペースを確保するために別途オープンタープを張る必要があり少し面倒。ソロ1泊で風が無ければオープンタープではなくパラソルタープを使った方が楽かも知れない。
◎シルエットがカッコイイ
○収納サイズがコンパクト
○軽量
○ポールをスリーブに通す作業があるが小型幕なので負荷が少ない
○前室がドーム型1ルームテントとして考えると広い
○幕内が狭いのでガスストーブだけでかなり暖かくなり暖房効率が高い(使用は自己責任下)
○ペグダウンなしで自立できるため位置調整がし易い
○乾燥作業の際に陽の当たる場所に移動したりボトムを太陽側に向けたりできるため時短乾燥が可能
×インナーの全長が短く身長175mのローコット使用だと足先もしくは頭部が干渉する
×ナイロン生地生地が薄く炎天下は暑くて中で過ごせないため、炎天下は別途タープを張る必要がある。
×前室がドーム型2ルームテントして考えると狭い
×結露し易い
×奥側に頭を向けると高さがないので圧迫感がある。
②[DOD/ショウネンテントTC]
ソロ用のポリコットン製の小型ティピー型テント。個人的には縦型2ポールシェルターに分類される。インナーテントはローコットは入るがハイコットだと幕壁が干渉して使えない。虫のいない季節ならインナーテントを外してお座敷スタイルにすることも出来る。
◎最適な幕内空間で暖房効率と換気能のバランスが良い
○メッシュパネルが2枚あるので換気調節が容易
○前室があり簡単な料理が出来るスペースは確保されている
○フレームワークがシンプルで時短設営が可能
○ポリコットン生地で結露が少ない
×ペグダウン数が思いの外多い。
×ペグダウンなしで自立できない。
×キャノピー跳ね上げが出来ないので炎天下や雨が続く場合は別途オープンタープを張る必要がある
×幕内で直立出来ない
■未来幕
小生のソロキャン幕に求める条件は以下の4点。その条件に一番近いのはタイプは2ポールシェルターのだと考えている。[オガワ/ツインクレスタ]をサイズダウンしてポリコットン生地にしたモデルが出れば理想だと考える。
≪4つの条件≫
①軽量コンパクト
②時短設営撤収
③タープレス運用
④ポリコットン生地(冬キャン)
現状で気になっているソロ幕は以下の3幕。
①ティピー型テント[オガワ/タッソTC]
②ドーム型2ルームテント[コールマン/アテナワイドツーリング130]
③ドーム型1ルームテント[テンマクデザイン/ホーボーズネスト2]
メーカー | オガワ | コールマン | テンマクデザイン |
製品名 | タッソTC | アテナワイドツーリング130 | ホーボーズネスト2 |
①軽量コンパクト | × | △ | ○ |
②時短設営撤収 | × | △ | ○ |
③タープレス運用 | ○ | △ | × |
④ポリコットン生地 | ○ | × | × |
ペグダウンなしで自立 | 不可 | 可 | 可 |
ポールをスリーブに通す作業 | 無 | 無 | 有 |
≪3幕仕様比較≫
メーカー名 | オガワ | コールマン | テンマクデザイン |
製品名 | タッソTC | アテナワイドツーリング130 | ホーボーズネスト2 |
タイプ | ティピー | ドーム | ドーム |
前室 | 大 | 中 | 小 |
外寸(cm) | 427*370*250(h) ※六角形スタイル |
305*230*130(h) | 223*238*115(h) |
ボトム面積(m2) ※長方形として算出 |
13.7 | 7.0 | 5.3 |
インナー外寸 | 別 | 220*130*115(h) | 210*118*105(h) |
総重量(kg) | 10.5 | 4.8 | 2.1 |
収納寸(cm) | 74*24*24(h) | 62*20*20(h) | 43*16*16(h) |
生地 | ポリコットン | ポリエステル | ナイロン |
フレームポール(本) | 1 | 3 | 3 |
ポール材質 | スチール | アルミ | アルミ |
ベンチレーター | 1 | 1 | 2 |
フライメッシュ | 無 | 無 | 無 |
付属ペグ(本) | 14 | 13 | 12 |
付属ガイロープ(本) | 8 | 4 | 4 |
スカート | 有 | 無 | 無 |
ペグダウンなしで自立 | 不可 | 可 | 可 |
ポールをスリーブ に通す作業 |
無 | 無 | 有 |
参考価格 | ¥54,780 | ¥39,800 | ¥49,800 |
・[オガワ/タッソTC]
“軽量コンパクト”を犠牲にして“タープレス運用”“ポリコットン生地”を優先したときは[オガワ/タッソTC]。ポリコットン生地で重量があり取り回しも悪いが、結露が少なく火の粉に強い。3幕中唯一石油ストーブもインストール可能(使用は自己責任下だが)。ポリコットン生地採用でキャノピーアレンジが豊富なため、冬幕は勿論、3シーズン幕としても幅広く対応可能。現在3シーズンと冬シーズンでソロ幕を2つ所有しているが、[オガワ/タッソTC]なら1幕に統一することが出来るかもしれない。
・[コールマン/アテナワイドツーリング130]
3幕の中では中間的存在のポリエステル製のドーム型2ルームテント。軽量コンパクトな分、高さはないが前室がある程度広いためにタープレス運用も可能。背が低いため石油ストーブはインストールできないがガスストーブなら恐らく可能(自己責任下)。冬幕というより3シーズン幕のテイストが強い。
・[テンマクデザイン/ホーボーズネスト2]
“軽量コンパクト”と“時短設営撤収”を優先し“タープレス運用”“ポリコットン生地”を犠牲にした時の幕はナイロン生地のドーム型1ルームテントの[テンマクデザイン/ホーボーズネスト]。ドーム型テントだがフレームワークがシンプルで時短設営&時短撤収が可能。オープンタープではなくパラソルタープを利用すれば更に時短設営撤収となるかな。
■まとめ
各テントの出動パターンのシュミレーションの結果、各シーズン毎に小生のキャンプスタイルにマッチすると思われるテントは以下の通り。ファミキャン幕は[オガワ/ロッジシェルターⅡ]に着地したが、ソロ幕は目下迷走中(>_<)。ソロは時短設営、時短撤収を常としたいため、取り回しを考えると軽量コンパクトモデルが良いが、天候不順時のおこもり、石油ストーブのインストール等を考えると高さのある前室が欲しいところ。
・[オガワ/タッソTC]
⇒寒暖差の激しい春秋ソロ幕に最適なテント。キャノピーアレンジが豊富で、前面立上げポールを使えば常々ソロキャンの理想と思っている縦型2ポールシェルターとして使えるのは魅力的。メッシュスクリーンのオプションと併せれば4シーズンソロ幕としても使えるかもしれない。
・[コールマン/アテナワイドツーリング130]
⇒夏シーズン前後のソロ幕としては使い易い。自立式なので立ち上げ後の位置調整が容易。
・[テンマクデザイン/ホーボーズネスト2]
⇒登山幕として欲しいところだが、当面登山の予定もなく補完は保留。
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