[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~解体新書2021~

実践投入10回に至った[オガワ/ロッジシェルターⅡ]を試張り履歴含め改めて解体検証してみる。

■使用履歴

試張りと実際のキャンプを含めてこれまで20記事を投稿。


 

■製品仕様

改めて製品仕様を確認。やはりポール収納袋と総重量の重さが際立っている。ポールとフライの収納袋と2つに分かれているが、ポールだけでも16.4kgと結構な重さ。

≪仕様≫
■重 量/総重量(付属品除く): 26.1kg
■重量/幕体:約9.7kg、ポール:約16.4kg
■素材/フライ:ポリエステル 210d(耐水圧1,800mm)
ポール:スチール(φ22mm)
■収納/92*36*54cm
■カラー/ダークブラウン*サンドベージュ
■付属/張り出しポール170cm*2、張り綱*8、ライナーシート*1、
スチールピン*26、アイアンハンマー*1、収納袋*2

≪TCモデルとの仕様比較≫
TCモデルは幕壁4面はポリコットンだが、天幕とスカートはポリエステルとなっており、化繊モデルとの重量差は意外にも2.1kgと少ない。ポリコットンは結露し難く火の粉による穴あきリスクが少ないこと、遮光性が高く良質の影を演出してくれる等の利点があるが一方で重量増やカビ予防のため乾燥必須という難点がある。また、当モデルのカラーはオフホワイトで汚れやすいのが難点。また、ポリコットンモデルは3シーズン幕でも使えるがどちらかというと冬幕寄り。フライ単品でも販売されているので季節毎に使い分けるのも良いが如何せん値段が高い。


 

ロッジシェルターⅡ
(ベージュ/ブラウンカラー)
ロッジシェルターT/C
(オフホワイト/ブラウンカラー)
外寸(cm) 460*350*210(h)  460*350*210(h) 
収納寸(cm) 92*36*54(h)
(90*34*32(h)/90*34*20(h))
90*34*32(h)
90*34*20(h)
幕重量(kg) 9.7 11.8
ポール重量(kg) 16.4
付属ペグ数 26
インナー外寸(cm) 340*220*205(h)
インナー重量(kg) 7.5
PVCマルチシート 3.44
総重量(kg) 37.04 39.14
定価(円) 159,500(幕体)53,900(インナー)
11,000(PVCマルチシート)
計224,400
173,800(幕体)53,900(インナー)
11,000(PVCマルチシート)
計238,700

TCフライのみでも購入可能。冬期は幕内壁に結露が発生し易いのでベネフィットは大きい。…がオフホワイトカラーが気になりどうしても購入に踏み切れない。[オガワ/タッソTC]のサンドベージュカラーかカーキカラーモデルが出たらフライのみ追加を検討したい。


 

≪各種寸法≫
カタログ値にない箇所は予想もしくは実寸値を表記。急ぎ採寸したため曖昧な値もあるので順次修正する予定。

■幕内レイアウト

≪寝室≫
冬シーズンは純正オプションの5人用インナーテント、3シーズンは[DOD/カンガルーテントM]もしくは[DOD/カンガルーテントS]+[フィールドア/ポップアップメッシュテント]をカンガルースタイルで運用。各インナー+グランドシートの仕様比較はコチラ。純正インナーテントはTC素材とボトムのPVC素材のためフレームレスにも拘わらず結構な重量となる。取り回しの悪さを除けば、ポリエステル生地のロッジシェルターⅡとポリコットン生地の5人用インナーの組合せはベストな組み合わせと言える。

インナーテント 5人用インナー
PVCマルチシート
②カンガルーテントS/
ポップアップメッシュテント
③カンガルーテントM
フライ重量(kg) 9.7
ポール重量(kg) 16.4
インナー外寸(cm) 340*220*205(h) 220*150*128(h)/
230*70*70(h)
210*210*140(h)
インナー重量(kg) 7.5 5.3(4.3/1.0) 4.9
インナー生地 ポリコットン コットン/
ポリエステル
コットン
PVCマルチシート(kg) 3.44
総重量(kg) 37.0 31.4 31.0

①5人用インナーテントTC+PVCマルチシート
フレームレスの吊り下げ型インナーテントにも拘らずポリコットン生地とPVCボトムを採用しているため7.5kgと重く取り回しは悪い。幕内空間の半分を占有するため土間スペースは圧迫感があるがその分インナーテント内は広く高さもあるので開放感があり、マットやコットの設置作業もし易い。石油ストーブをインストールする季節のデフォルトインナーとして使う予定。



 

②カンガルーテントS+ポップアップメッシュテント+カマザシキS
ポップアップメッシュテントは寝る直前に展開。それまではハイコット仕様のコットワンコンバーチブルをベンチとして使用。主に夏キャンプのデフォルトインナースタイル。




 

③カンガルーテントM+カマザシキS
一時、夏キャンプ時に使っていたがインナーテント内に3人入ると結構暑いため途中②のスタイルに移管。カンガルーテントMは別途フライも所有しており、連結スタイルも可能なので、ロッジシェルターⅡをシェルターとして使う状況も想定して来季使ってみたい。


 

≪リビング&キッチン≫

・[DOD/テキーラキッチンレッグ]+[DOD/テキーラランタンレッグ]
短辺側入口半面側がデフォルト配置。ギアを一見化できるので便利。




・[DOD/テキーラレッグM]
2段テーブルになるので便利。


 

■単体アレンジ

①フルクローズスタイル
夜間や天候不順時にはこのスタイル。短辺側前面上部のメッシュパネルは庇が付いているので雨の侵入は少ないため、基本ベンチレーターとして常時開放。

②フルオープンスタイル

↓フルオープン仕様はオープンタープ調となり風の抜けは抜群に良いが、実際のキャンプで使うことはまずないかな。

↓リビング側3面だけでもオープンにするだけでも風の抜けが良く幕内気温も上がり難く涼しい

③フルメッシュスタイル
フルメッシュは風の抜けが悪いためその実夏場は使わない。使う状況としては夏口の虫の侵入防止目的や春秋口の幕内からの視界を保ちつつ風の侵入を防ぐ目的位。

④キャノピー半面立上げスタイル
長辺側のキャノピーを連結して立ち上げ。

↓晴天時スタイル。キャノピー立上げの長辺側前面リビング側と短辺入口側半面を開放する一番よく使うスタイル。長辺側背面はS字フックを使って三角状にメッシュ仕様にすることが多い。雨天時雨水がキャノピー上に溜まる。

↓雨が降ってきたらキャノピーポールの1端を下げて雨が流れるようにする。

↓雨且つ風の吹き込みがある場合は寝室側を閉じてリビング側のみを立上げ。

↓終始シトシト雨が続く場合はキャノピー中央を180cmポールで立上げ、両サイドを170cmポールもしくはガイロープ経由で立上げ。

⑤乾燥スタイル
ボトム四隅を除く側面フライはスカートを立ち上げることができるためスカートの時短乾燥が可能。これは地味だがロッジシェルターⅡのベネフィットの1つ

⑥キャノピー拡張(半面タープ)
実践未投入。西日や朝日除け用のアレンジ。小雨なら雨除けとして使えるかもしれない。

⑥キャノピー拡張(プロジェクタスクリーン)
プロジェクタスクリーンの取付場所を諸々検討してみたが、実践投入には至らず。音楽禁止や明るくて周囲に迷惑になることを考えると実際の機会は少ない。

■タープアレンジ

ロッジシェルターⅡと併せたタープは3サイズ4種。

①[Soomloom/レクタタープ]300*385cm ※ナイロン生地/ポリコットン生地
②[テンマクデザイン/PEPOタープ]380*420cm
③[スノーピーク/スクエアエヴォPro. ]500*440cm

①[Soomloom/レクタタープ]300*385cm
ナイロン生地モデルとポリコットン生地モデルの2サイズ所有。雨除けが主用途の際はナイロン、日除けが主用途の際はポリコットンモデルを出動。1家族ファミキャンの場合のメインタープ。

↓ナイロン生地モデル
ロッジシェルターⅡの短辺側前面にオープンタープエリアを拡張。ナイロン生地モデルは軽量コンパクトだが影が薄いのが難点。


 

↓ナイロン生地モデル
ロッジシェルターⅡの長辺側にオープンタープエリアを拡張。ナイロン生地は影が薄く夏の炎天下時だとタープ下が結構暑くなるのが難点。

一時的な使用ならキャノピーをタープサブポールに引っ掛けて日除けスペースを拡張することも可能。

↓ポリコットン生地モデル
ロッジシェルターⅡの短辺側前面にオープンタープエリアを拡張。ポリコットン生地はナイロン生地に比べ重く、カビが生え易く乾燥必須だが、影が濃いのが利点。


 

↓ポリコットン生地モデル
タープをテントと連結せずにスタンドアローンにて設営したケース。2テントサイトの共有リビングとして設営したが少し狭い。

②[テンマクデザイン/PEPOタープ]380*420cm
[Soomloom/レクタタープ300*385]に比べやや大振りの中型レクタタープ。2家族ファミキャンの場合のメインタープ。


 

③[スノーピーク/スクエアエヴォPro. ]500*440cm
雨天設営時にタープを先行設営しその下でロッジシェルターⅡを設営する過保護張りも可能なサイズ。面が大きく風の影響を受けやすいので強風時には使用しない方が吉。実践未投入。


 

■サブタープアレンジ

②[Soomloom/レクタタープNL]


②[ユニフレーム/REVOフラップ]
雨除け&風除け&目線除け用のタープオプション。単体設営もしくは①に接続して運用。視界を広げたい場合はメッシュ仕様にもなるので便利。


 

■レビュー

10回の実践投入を踏まえた個人的レビュー。3人家族で使用するシェルターテントの中では抜群に使い勝手が良い…難点はヘビー級の重量のみ。

◎フレームワークがシンプル
ポールをスリーブに通し撓らせる作業がないため、雨天設営&雨天撤収時でも作業がスムーズ。

◎区画レイアウトが容易
軒フレームと合掌フレームを接続した状態(下図2)なら1人でも位置調整が可能。また、脚フレームを1節目を折った状態で取り付ける際に脚フレーム下部をガイロープをペグダウンする方向に向ければ(下図3)大体のペグダウン位置と一致するため区画内に収まるかどうか予め予想できるので区画レイアウトが非常に容易。

 

スクエアな機体なので区画レイアウトが容易でガイロープを含めても7*7mの区画に収まる

◎屋根畳が可能
屋根畳により幕体を地面に広げずに畳むことが出来き、雨天設営&撤収時に便利

○メッシュアレンジが豊富
側面のメッシュパターンが豊富でアレンジが容易。メッシュは思いの外風の抜けが悪く熱が籠り易い。メッシュの透明度が高いため、虫除け及び幕内からの視界を確保する目的で使用することが多い。

○キャノピー連結立上げ可能
長辺側パネルを連結してキャノピー立上げ可能なのでタープレスで単体運用し易い

○幕壁の角度が直角に近い
出入りの際のチャック開閉の際、奥まで屈みこまなくて良く腰に優しい。

○スカートが乾燥しやすい
四隅以外のスカートは立ち上げることが出来るので乾燥しやすい。四隅は雑巾で拭けば尚時短。スカートは乾き難いのでこれは地味に便利!

×途轍もなく重い
フライ9.7kg、ポール16.4とヘビー級な重さ。

 

×車載を圧迫する
収納袋は2つに分かれており、サイズも大きい。

×キャノピーにサイドウォールが付いていない
雨天時風が吹いているとサイドからの雨の侵入が否めない。雨天時はフルクローズ仕様にするので支障はないが。

×強風時の単独設営が難しい
特にフライを被せるときは2人で作業した方が良い。

×撤収時にフライを脚フレーム節目に挟みやすい
脚フレームを折る際に長辺側後⇒長辺側前の順で、後側を折る際にフライを天井に載せて置けば大丈夫。

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