[ネイチャーハイク/ハイビー3] ~Soomloom レクタタープ300×385連結編~

ドーム型テント[ネイチャーハイク/ハイビー3]とのタープ連結レイアウトのイメージの中から①[Soomloom/レクタタープ300*385 NL]の“オガワ張り”、“片ルーフ過保護張り”、“片ルーフ重ね張り(片ルーフ連結張り)”の3パターンを検証してみた。尚、雨天時や時短キャンプキャンプでは軽量で取り回しの良いナイロン生地、遮光性や難燃性を求めるときは同サイズのポリコットン生地モデルを選択。


 

①[Soomloom/レクタタープ300*385 NL]
稜線長300cm/ルーフ全長380cm、総重量:NL(ナイロン)1.1kg、TC(ポリコットン)3.9kg

②[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]
稜線長390cm/ルーフ全長380cm、総重量2.15kg

③[DOD/オーマイタープTC]
稜線長345cm/ルーフ全長385cm、総重量3.3kg

④[フィールドア/スクエアタープS TC]
稜線長280cm/ルーフ全長280cm、総重量2.4kg

⑤[ユニフレーム/REVOフラップ]
480*140*240(h)cm、総重量2.0kg。

■[Soomloom/レクタタープ300*385 NL]
レクタタープは日除け及び雨に濡れないスペースが、他の形状のタープに比べると多い。サブタープポールやガイロープを使ってのアレンジも豊富だがその分手間が掛かる。小生の一番好きな形状のタープでもある。以下、タープレイアウト想定図。これを基に実際に設営検証を行う。



 

≪オガワ張り≫

まずは気になっているオガワ張りから。セッティングまでの手順は先の[テンマクデザイン/ムササビウィング13TC]連結の記事に準ずるため省略。セッティングテープを忘れたのでガイロープ(約200cm)で代用。

メインタープポール⇒250/150cm、サブタープポール⇒175cm*2


 

グルっと外観。ウィングが長いのでタープ下スペースは広いが風に弱そうな印象を受ける。雨天時タープ下でBBQや焚火をする際はこのアレンジが向いている。

連結部。雨に濡れない導線は確保できるがタープとテントの間に30cm程の隙間が生じてしまう。

テント前方のスペースは少し狭いがタープルーフが385cmと長いため左右ワイドに開けており[テンマク/ムササビウィング13TC]よりも有効スペースが広い。雨天時、タープ下でのBBQや焚火をした際の煙の抜けは悪いかも。

 

タープ下からの眺め。

メインタープポール⇒250/100cm、サブタープポール⇒175cm*2


 

テントとタープの隙間を埋めるべく150cmメインタープポールの長さを100cmと短くしてみた。


 

テントとタープの隙間はだいぶ埋まる。

連結部。雨に濡れない導線は確保できているかな。テントとタープは接触していないのでタープの荷重負荷は大丈夫そう。

グルっと外観。短いタープポールは150cmより100cmの方がジャストフィッティング。だとすると長いタープポールも200cmの方がバランスが良いかもしれない。もしくはメインタープポール240cm*1/120cm*1の構成もありかな。


 

≪片ルーフ過保護張り≫

タープ稜線が300cm、テント全幅が310cmなのでタープ稜線直下にテント配置できない。なのでタープルーフの半面下にテントを配置する片ルーフ過保護張りにしてみた。雨天設営は勿論、炎天下設営時にもタープ先行設営ができるため実用度が高い。

メインタープポール⇒250cm*1/150cm*2、サブタープポールは175cm*2
※テント側はサブタープポールレスでガイロープで直接ペグダウン

グルっと外観。メインタープポールが少し高すぎる印象を受ける。200cmの方がフィッティングが良いかも。雨天時タープ下でBBQや焚火をする際はこのアレンジは向いていない。

遠目から。


 

≪片ルーフ重ね張り≫

雨天時にタープから流れる雨水がテントを伝ってタープ下に侵入しない位置でテントとタープルーフを重ねるアレンジ。雨天時前方の視界が雨水で妨げられるが、前方ルーフの高さを調節し日除けや目線除け効果も調節できる。今回はメインタープポールは250cm*2を使用したが小型テントだと少し高すぎる感がある。200cm*2の方が良いかも。

・メインタープポール⇒250cm*2、サブタープポールは175cm*2
※テント側はサブタープポールレスでガイロープで直接ペグダウン

グルっと外観。雨天時タープ下でBBQや焚火をするならメインタープポールは250cm*2で天井を高くした方が良い。

連結部。雨に濡れない導線は確保できる。テントにタープの荷重負荷が若干掛かっている感じもするが実使用では特に問題は無さそう。

タープ下からの眺め。

・メインタープポール⇒250cm*2、サブタープポールは175cm*1
※テント側はサブタープポールレスでガイロープで直接ペグダウン

雨天の場合は開放部ルーフを中央をポールで立ち上げ両サイドはガイロープで直接ペグダウンして雨水を左右に流れるようにすると雨跳リスクが低減でき、雨天時の前方視界も良くなる。

遠目から。


 

■所感
3つの連結様式を実際に検証してみたがどれも実践投入に耐えうると判断できた。

“オガワ張り”
別途、セッティングテープが必要となり設営に少々時間が掛かるが使い勝手が良いのはやはり“オガワ張り”かな。前方視界が広くタープ下で焚火やBBQをやった際の煙の抜けは[テンマク/ムササビウィング13TC]に比べると悪いが、過保護張りや重ね張りに比べると良い。時間的余裕があるとき且つ強風でないときはこの張り方を導入したい。

“片ルーフ過保護張り”
手軽に設営でき、雨天時タープを先行設営しタープ下で作業もできるので便利。

“片ルーフ重ね張り”
雨天使用を考えると開放部のタープループは中央をポールで立上げ両サイドをガイロープで直接ペグダウンする通称“タトンカ張り”にした方が前方の視界が開け、雨撥ね被害も抑えることが出来るかな。

オガワ張り

【連結タープ】[Soomloom/レクタタープ NL 300×385]
【連結様式】オガワ張り(セッティングテープ長 約200cm)

【使用タープポール】メインポール250cm*1/100cm*1、サブポール175cm*2(推奨)
【応用タープポール①】メインポール200cm*1/100cm*1、サブポール175cm*2
【応用タープポール②】メインポール210cm*1/120cm*1、サブポール175cm*2

片ルーフ過保護張り

【連結タープ】[Soomloom/レクタタープ NL 300×385]
【連結様式】片ルーフ過保護張り

【使用タープポール】メインポール250cm*1/150cm*1、サブポール175cm*2(推奨)
【応用タープポール】メインポール200cm*1/150cm*1、サブポール175cm*2

片ルーフ重ね張り

【連結タープ】[Soomloom/レクタタープ NL 300×385]
【連結様式】片ルーフ重ね張り(タトンカ風)
【使用タープポール】メインポール250cm*2、サブポール175cm*1(推奨)
【応用タープポール】メインポール200cm*2、サブポール175cm*1

※オマケ
自在金具も様々な形状がある。個人的にはスノピ製の自在が一番使い易い



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