[ネイチャーハイク/ハイビー3] ~解剖の儀~

2021/5/29 更新(タープ連結イメージ追記)
夏用のソロ用テントとして前々から気になっていた魚座型ドーム型テント[ネイチャーハイク/ハイビー3]をカタログスペック上及び所有もしくはキャンプ仲間の所有のソロ幕と比べてながら色々と比較解剖してみる。製品名の“3”は最大使用人数を表しているが実質大人1~2人+荷物スペースで使うのが実用的。“Hiby3”はサイトによっては“ハイバイ3”と呼んでいるところもあるが、ネイチャーハイクHPに準じて当サイトも“ハイビー3”という名称を使用。

■製品仕様
モデルにより若干総重量表記が違うが製品仕様は第1候補の“コヨーテカラー”の製品HPから抜粋。

≪製品仕様 ≫
【商品名】ハイビー 3 キャンピングテント ジャパンリミテッド
【商品型番】NH19ZP016
【サイズ】(200 + 110)*150*120cm
【収納サイズ】17*54cm
【総重量】2.62kg
【定員】3人用
【フライ/フロア耐水圧】PU 3,000mm
【フライ/フロア材質】20D Silicone Nylon
【ポール材質】7001高強度アルミニウム
【付属品】フレーム一式、テント本体、レインフライ、ペグ、ウィンドロープ、テンショナー、フットプリント
【生産国】Made in China


 

■カラー展開
カラーは茶色系(コヨーテ)の他に白色系、黄色系、緑色系、赤色系の計5色展開で値段や重量が若干異なる。代表色は白色系。個人的には黄色系が好みで価格も安いのだが、何となく虫が寄ってきそうな気がするので総合的には茶系を選ぶかな。








 

■vs [ネイチャーハイク/ハイビー4]
サイズアップ版のハイビー4との仕様比較。サイズ感が一回りというか二回りは違う。ハイビー4はデュオでゆったり使う幕で、ソロだと広過ぎるかな。


 

[ネイチャーハイク/ハイビー3] [ネイチャーハイク/ハイビー4]
外寸(cm) 310*183*132(h) 375*240*165(h)
インナー寸(cm) 200*147/130*132(h) 220*210/200*165(h)
収納寸(cm) 54*17*17(h) 60*22*22(h)
重量(kg) 2.62 4.9
生地 ナイロン ナイロン
フレーム数(本) 3 3
インナーテント 吊り下げ式 吊り下げ式
スカート × ×
ベンチレーター 3 3
メッシュパネル 0 0
前室
ペグダウンなしで自立
参考価格 18,900円~27,800円 28,900円~

・ハイビー3のインナーは長方形だが、ハイビー4は正方形に近い
・ハイビー3よりハイビー4の方が全高が33cm高い
・ハイビー3よりハイビー4の方が重量が2.28kg重い


※正確な仕様はメーカーHP参照のこと

■ vs [Soomloom/広域2]
[ネイチャーハイク/ハイビー3]の白色とソックリで値段が約半分と激安の[Soomloom/広域2]。ハイビー3と比べて若干全高が低く、フロアサイズは若干大きい。ちなみにソロキャン仲間のKDさんが夏のソロ幕として購入予定。

 

[ネイチャーハイク/ハイビー3] [Soomloom/広域2]
外寸(cm) 310*183*132(h) 330*165*122(h)
インナー寸(cm) 200*147/130*132(h) 200*165*122(h)
収納寸(cm) 54*17*17(h) 46*16*16(h)
重量(kg) 2.62 3.64
生地 ナイロン ポリエステル/ナイロン
フレーム数(本) 3 3
インナーテント 吊り下げ式 吊り下げ式
スカート × ×
ベンチレーター 3 3
メッシュパネル 0 0
前室
ペグダウンなしで自立
参考価格 18,900円~27,800円 12,970円~

 

■vs [DOD/ショウネンテントTC]
現在所有している[DOD/ショウネンテントTC]との仕様比較。大きな違いは幕の生地。ショウネンテントTCは全高も高く、ポリコットン生地且つスカート付なのでテント近くで焚火をやったり、幕内で暖房機器を使用(自己責任下)することが出来き冬キャンで使い易い。

[ネイチャーハイク/ハイビー3] [DOD/ショウネンテントTC]
外寸(cm) 310*183*132(h) 270*220*180(h)
インナー寸(cm) 200*147/130*132(h) 205*95*160(h)
収納寸(cm) 54*17*17(h) 56*24*24(h)
重量(kg) 2.62 8.5
生地 ナイロン ポリコットン
フレーム数(本) 3 2
インナーテント 吊り下げ式 吊り下げ式
スカート ×
ベンチレーター 3 3
メッシュパネル 0 2
前室
ペグダウンなしで自立 ×
参考価格 18,900円~27,800円 39,600円

・ハイビー3はナイロン生地、ショウネンテントTCはポリコットン生地
・ハイビー3は長方形、ショウネンテントは正方形
・インナーフロアサイズはほぼ同等
・ハイビー3はショウネンテントTCより全高が48cm低い
・ハイビー3はショウネンテントTCより重量が5.9kg軽い
・ハイビー3はスカートはないがショウネンテントTCはある
・ハイビー3はメッシュパネルがないがショウネンテントTCはある
・ハイビー3はペグダウンなしで自立するがショウネンテントTCは自立しない

※正確な仕様はメーカーHP参照のこと

■vs [コールマン/ツーリングドームST]
YZさんのソロ幕 [コールマン/ツーリングドームST]との仕様比較。同じドーム型テントがだがフレームワークに違いがみられる。

[ネイチャーハイク/ハイビー3]はベースフレームが魚座型にクロスしており、長辺側中央部にロングリッジポールをフロアまで伸ばしたフレームワーク。対して[コールマン/ツーリングドームST]のベースフレームはX型クロスし、長辺側にキャノピーを伸ばしたフレームワーク。

[ネイチャーハイク/ハイビー3] [コールマン/ツーリングドームST]
外寸(cm) 310*183*132(h) 310*210*100(h)
インナー寸(cm) 200*147/130*132(h) 210*120*100(h)
収納寸(cm) 54*17*17(h) 49*19*19(h)
重量(kg) 3.15 4
生地 ナイロン ポリエステル
フレーム数(本) 3 3
インナーテント 吊り下げ式 フレーム式
スカート × ×
ベンチレーター 3 1
メッシュパネル 0 0
前室
ペグダウンなしで自立
参考価格 18,900円~27,800円 18,000円~

・ハイビー3はナイロン生地、ツーリングドームSTはポリエステル生地
・ハイビー3とツーリングドームSTは長方形フロア
・インナーフロアサイズはほぼ同等だがツーリングドームSTの方が全幅が10cm長い
・ハイビー3のインナーの入口は短辺側、ツーリングドームSTは長辺側
・ハイビー3はツーリングドームSTより全高が32cm高い
・ハイビー3はショウネンテントTCより重量が0.85kg軽い

※正確な仕様はメーカーHP参照のこと




 

■+ マット&コット
ハイビー3のインナーはは全幅が200cmと少々短いため高さ17cmのローコット仕様[ヘリノックス/コットワン]は少し幕壁に干渉するかもしれない。[サーマレスト/ベースキャンプL]は厚さが5cmなので恐らく配置可能。




■+ タープ/+ シェルター

・[Soomloom/レクタタープ385×300]
所有タープの中ではナイロン生地の[Soomloom/レクタタープ385×300]が一番相性が良さそう。

オガワ張り連結式の3方イメージ。


 

・[テンマク/ムササビウィング13TC]
ポリコットン製の変形ペンタタープ[テンマク/ムササビウィング13TC]とオガワ張りしてみても良いかも。タープ下で焚火やBBQをやった際に煙の抜けがレクタタープより良さそう。



・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]
オガワロッジシェルターをスクリーンタープ調に連結及びカンガルースタイルで内包したイメージ。連結式は実用性はあるが、内包式はあまり意味がないかな。


YZさんのソロ幕[コールマン/ツーリングドームST]と併せて連結した時のイメージ図。実践導入する機会はまずないだろうけど。

■所感
暖房が必要となる季節のソロキャン幕は[DOD/ショウネンテントTC]一択だが暖房の必要のない季節のソロキャン幕として[ネイチャーハイク/ハイビー3]は非常に魅力的な幕である。

【夏のソロキャン幕】⇒[ネイチャーハイク/ハイビー3]
○ナイロン生地で軽く、収納サイズもコンパクト
ペグダウンなしで自立可
○魚座型のシルエットがカッコイイ
△全幅が短いので場合によってはコットが干渉するかも
×暖房機器のインストールは難しい
×フライシートにメッシュパネルは付いていない

【冬のソロキャン幕】⇒[DOD/ショウネンテントTC]
ポリコットン生地で火の粉に強く結露が少ない
全高があるので暖房機器もインストール可能
○スカートが付いているので冷気の侵入が少ない
メッシュパネルが付いているので喚起調節が容易
×ペグダウンなしで自立不可
×重く収納サイズも大きい
×乾燥必須

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