■Campground
実に16回目となる『北軽井沢スウィートグラス』。昨今の事情によりシステムやイベントが様変わりており改善改悪点あるが総じて楽しく過ごすことが出来た(^▽^)/。反省点としては最低気温1℃且つ雨雪風雷の天候不順に見舞われ、高原春秋装備で臨んだため寒さが厳しかった。服装は冬仕様、更に石油ストーブに加えて電気ストーブ、電気掛敷毛布ではなく電気カーペットがあれば快適に過ごせたかな。
・キャンプ場での計測最低気温1℃、最高気温14℃と冬キャンプの様相を示す
・感染予防対策に伴い受付方法の変更、トイレにハンドウォッシュ常設、イベントの減少等が多々システムの変更有
・アサマヒュッテ屋内飲食スペースの廃止
・全体的にサイトが広くなったがその分値段も上昇
・ポリンポリンサイトが以前は2テントサイトだったが今は1テントサイトで割高感あり。
・2テントサイトは草原サイトが廃止され、今は“だまり広々サイト”と“林間広々サイト”のみ。
・広々ガーデンサイトは配置され、コテージが新設
・ルオムの森のSGアドベンチャーは廃止、代わりにツリークライミング体験とマウンテンバイク体験コーナーあり
・無料WiFiエリアが拡充されており、天候不順時の幕内おこもりの際にネットに繋がるのは便利。通信速度も5～10Mbpsと結構早い。
・押際端（おしぎっぱ）の森の散策コースは何時もながら立派
・朝6時前から撤収作業や焚火、子供のサッカーをやっているサイトが一部あり結構な煩さ。せめてクワイエットタイムの7時迄は静かにしていて欲しいものだ。
■Tent
[オガワ/ロッジシェルターⅡ]は実践投入3回目。最低気温1℃と強風に加え、雷と雪にも見舞われまれにみる不安定な天候の下のキャンプとなった。
・幕壁の結露に加え天井結露が酷かった。特に雨上がり且つ寝室スペース上部の結露が酷くライナーシートを伝って水が垂れてきて荷物がビチャビチャに。荷物は幕壁から離して置く必要あり。
・夜半の強風で幕体は揺れはしたが倒壊する感じは無い。只、就寝時はガイロープ6本フルペグダウンが必要だと痛感。
・天気雨も多かったため短辺側庇があるお陰で換気が出来るのは便利。
・[フジカ/ハイペット]の暖房能は約+10℃、強風時は風の侵入があり暖房能が+5～6℃と落ちる。
・[フジカ/ハイペット]をいつもの前室隅ではなく中央に異動したが暖房能の違いは感じられれなかった。
・強風時単独設営を踏まえて設営手順を変更したが、実践で使えるかどうかは実証してみないと分からない。強風時設営の際は素直に2人で設営するのが理想。
・雨天時、キャノピーセンターに180cmポールを噛ますことによりキャノピー上に水が溜まらない。
・最終日以外は雨雪風雷と不安定な天候で結局焚火やらず
≪今後の対策≫
①幕壁と天幕の結露
幕壁の結露は毎度、天幕の結露は今回初めて発生。やはりロッジシェルターⅡの形状とポリエステル素材は結露が起きやすいのかもしれない。天幕の結露はライナーシートを伝って落ちてくるのでライナーシート端にキッチンペーパーや洗車タオルを洗濯ばさみで取り付けて置けば防ぐことが出来そう。
ロッジシェルターT/Cは壁面がポリコットン生地になるため幕壁の結露は少ないのかもしれない。フライのみ販売しているため割引セール等があれば補完したいところ。
②強風時のスカートの捲れ
スカートは全方位、ミニペグでペグダウンしていたのにも関わらず、天候が不安定で風向きも風力の変化が激しく四方のスカート捲れ冷気の侵入が多かった。故に暖房効率も低下にも繋がる。改善策としてはスカートの上に大き目の石を置くか、キャノピーポールをスカートの上に乗せペグで固定する等の対策が必要かな。
■Tarp
[Soomloom/レクタタープTC]の実践初投入。稜線長300cm/ループ長385cmのポリコットン生地のレクタタープ。
・小型なので狭いスペースに配置することが出来きる。
・初めは[オガワ/ロッジシェルターⅡ]の短辺入口側に連結させようと思ったが樹々があり断念。[スノーピーク/ソルPro.]の間に設営。
・ポリコットン生地のため良質な影を演出してくれることに加え、雨風による損傷も無かった。
・製品HPでは掲載されていなかったが稜線部に3つのループがあるのでアレンジも豊富。逸品キャンプギアの候補に躍り出るタープ。
■CampGear
新規導入ギアを含めた以下13項目の実地レビュー。
①[EENOUR/車載冷蔵庫25L]
今回実践初投入となるポータブ冷蔵冷凍庫。上下四隅に補強パーツが組み込まれ、天井もフラットで耐荷重100kgなのでテーブルとしても代用可。-20℃設定で冷凍食品を保存したがキャンプ後半まで溶けることはなかった。車中移動中はDC電源、休憩中はポターブル電源、キャンプ場ではAC電源にて駆動。メインルームの横幅が短くて2Lペットボトルを入れるのにキツキツになるのが少し残念。サブルームは-20℃設定にしても凍らないで冷蔵庫として使用できる反面、冷凍食品やアイス等は間違って入れないように中止する必要がある。また、蓋の開閉が若干し難く、締まりも若干甘い。
②[ハイランダー/ステンレスジャグ2.5L]
今回は[ルピシア/グレープフルーツティー]を入れ、ティーサーバーとして使用。夏場は氷を入れた方が良いかな。
③[村の鍛冶屋/エリッゼステークUltimate28]
最大の貫通力を誇るUltimateでも元々鋳造ペグの弱点とされている雨でぬかるんだ地面と強風の条件下では少々抜けやすいようだ。とはいえ38cmのエリッゼステーク38はびくともしていないのでもう少し深く打てば風速10m/s位なら耐えらるかも。
④[DOD/テキーラローレッグM]
ワンバイ材（1×3)2枚を使いクーラーボックススタンドとして使用。至って普通の使い心地。
⑤[MiliCamp/メスティン MR-250 Pro]
米1.5合/ポケットストーブ1個/固形燃料25g1個で水少な目で自動炊飯。結果炊き上りが固く味も悪く失敗(>_<)。高原で火力が弱まったのか水量が少なかったのか…自動炊飯はながら料理にはもってこいだがその分失敗リスクも高いのかも。時間があるときはシングルバーナーで炊いた方がリスクが低いかも。
⑥[AWESOME’S/ラージメスティン]
米2合/ポケットストーブ1個/固形燃料25g2個。気持ち水の量は多めにしたのが幸いしたのか美味しく炊くことが出来た♪
⑦[SOTO/ステンレスヘビーポットGORA]
20cmポットにキャノーラ油1,200mLを入れて使用。温度計も安定して固定できる。対して油切り網は大きくて不安定。油量が多いので冷凍食品を使っても温度低下が少なく上手に揚げることが出来る。
⑧[ホンマ製作所/サン・フィールド ステンレス 炭焼きグルメ M-450S]
卓上水コンロ。炭を多めに入れても網の高さで火力を調整できるので便利。また、網が洗い易いのも地味に有難い。
⑨[AMERTEER/スクリーン84インチ]
[オガワ/ロッジシェルターⅡ]の長辺側半面に設置するには少し大きい。パネルを開放しない限り邪魔にならないので常設も可能。
⑩[ロスコ/三つ折式シャベル]
雨天時、タープやテントから流れる雨水が幕内に侵入しないように溝を掘るために使用。実は使うのは初めて。
⑪[Susabi/ダブルハンモック]
天候が不安定且つ、気温が低く風があるときにはとてもじゃないが寒くてつかない。暖かい季節にこそ真価を発揮する一品。
⑫[エーモン/オイルジョウゴ]
大きくて少し邪魔だが灯油漏れはない。コンパクトなジョウゴを使うか、灯油漏れのないジョウゴを選ぶかは今後の課題。
⑬[フジカ/ハイペット] + [瑞穂化成工業/扁平缶 4L]
[フジカ/ハイペット]を灯油満タン且つ、[瑞穂化成工業/扁平缶 4L]2個に灯油を満タンにして総計約12Lの灯油を用意した結果、3泊4日キャンプで追加でガススタ給油に行く必要はなかった。約3.5L程の灯油残だったため4泊5日迄耐えうる感じ。
■Verification
✅ロッジシェルターⅡとドックドームPro.6の区画レイアウト
KUさんは寒さを見越して[スノーピーク/ドックドームPro.6]ではなくおこもりスタイル可能な[スノーピーク/ソルPro.]を出動。当初はお互いにおこもり可能幕であるためタープレスで行こうと思ったが天気雨の頻度が多く、結局両テントの間に小型レクタタープ[Soomloom/レクタタープTC]を設営。
✅ロッジシェルター内のテキーラキッチンレッグのレイアウト
[DOD/カンガルーテントM]をカンガルースタイルで運用する場合のテキーラキッチンレッグのレイアウトはコチラが一番使い勝手が良いかな。次回、改善するとしたらスパイスボックスの位置を向かって右でなく左のサブ棚の方に置いた方が使い易いかもしれない。
✅径20cmの丸鍋を使った串揚げ
[SOTO/ステンレスヘビーポット]の大鍋を使用。油温度計も安定して設置することが出来きる。油量1,200mLで使用したが冷凍食品を入れた際の温度低下は600mLの時と比べて少ないため、美味しく揚げ物を作ることが出来た。改善するとすれば油切り網の径が合わずもう少し小径でないと不安定。また、風が強かったためメスティン用の風防を利用したがこれが意外にも役に立つ。
■Complement
次回キャンプ時までに補完したいギアはコチラ。
・[村の鍛冶屋/エリッゼステークUltimate28]
タープ併用時用に4本追加したい。
・[モフア/ホットカーペット 電気カーペット 1畳]
お座敷用のホットカーペットとして。
・[ニイタカ/固形燃料 カエンニューエースE 25g]
自動炊飯用に追加。
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