[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~初張の儀~

[オガワ/ロッジシェルターⅡ]の初期不良チェックを兼ねた初張の儀を執り行う。併せて[DOD/カンガルーテントM]併用、[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]連結アレンジについても検証(別記事にて投稿)。

右から
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]ポール収納袋
・[オガワ/ロッジシェルターⅡ]フライ収納袋
・[DOD/カンガルーテントM]収納袋
・[スノーピーク/スクエアエヴォPro.]収納袋


 

■初張の儀
鉄骨工事開始!軒フレームには短辺側正面からみた位置のシールが貼付されているのでそれに従い配置。各ポール同士はショックコードで繋がれている。


 

ロッジシェルターⅡの屋根となる合掌部の組み立て。フレームポールのジョイント部のバネがキッチリ嵌っていることを確認。

脚フレームは“長”と“短”の2種類がある。こちらは“長”フレーム。

“短”は長辺側中央に配置。脚フレームを延ばしてから並べたが、幕を被せる際に脚をおるのでこの時点では延ばさなくても良かった。

軒フレームと合掌フレームを連結。圧のかかるプラスチック連結部がまず経年劣化で破損しそう…

ポールを回転させるとバネがカチャッとハマる。これを怠ると作業中にポールが抜けるリスクがある。

屋根フレームが完成。この状態なら1人でも位置調整が可能。なので実際の区画サイトで向きを変更することもできるので区画レイアウトが容易。

次いで脚フレームの組み立て。上から1節目を折った形で脚フレームを合掌フレームに接続。脚の折る方向をガイロープ方向に向ければ、凡そのペグダウン位置となるため、実際のキャンプで区画サイトに収まるかどうかを予めイメージし易い。

ライナーシートの取付。いわゆる“屋根畳み”から幕を広げる場合はポール内側に入る必要があるためそれに準じてこの時点では稜線部のみ取付。ライナーシートの裾部は脚フレームを伸ばした後に取り付け。

短辺側の庇部があるほうを正面にして幕体を被せる。1人だと結構作業が大変。次回からは“屋根畳み”で収納するため若干作業は楽になるはず。

庇用ポール3本を取付。雨天キャンプの際はこの庇部分は地味に重宝するはず。

ポールとフライの稜線部、脚フレームとフライの境界線の位置、特に四隅の調整。

脚フレームの石突き部をフライ裾部のハトメに差し込む。ベルクロを緩めると作業がし易い。

ペグダウンなしで自立している状態で内側からフレームを持ち上げて位置調整ができるか試してみたが1人では重すぎて無理(>_<)。2人いれば位置の調整は可能かな。

脚ポール6カ所を対角線順にペグダウンした後、フライ裾部のベルクロを締める。ベルクロを締めると幕にテンションが掛かりほぼほぼ成形する。短辺側正面はD型、後面は観音型、それぞれ外側がフライ、内側がメッシュの2重幕となっている。ちなみに純正の吊り下げ型インナーテントを取り付ける際はペグダウン前に作業した方が楽みたい。

張り網6本を“もやい結び”で取付け大体3分の2の長さでペグダウン。ペグは[村の鍛冶屋/エリッゼステーク28]を使用。張り網の長さは3mで、少し太めの5mm程。


 

短辺側前面及び長辺側に各2本、短編側後面に1本計7本ペグダウン。

スカートにはハトメがあるので風でバタつく場合はペグダウンも可能。

短編側全面右下にはオガワのロッジシェルターを誂えたロゴ!何だか感慨深い。

長辺側のドアパネルはバックルで留めることも出来るため風でバタつかず成形し易い。

チャックはトリプルファスナー式なので薪ストの煙突も出しやすい。

稜線部からぶら下がったままのライナーシートの取り付け。

 

ライナーシート取付により天井が若干低くなる。結露リスクが少なければ付けなくても良いかも。


 

■キャノピー立ち上げ
長辺側は分割もしくは連結してキャノピー立上げ可能連結だが今回は後者を選択。尚、立ち上げる場合は長辺側中央のガイラインは外す必要がある。キャノピーポールの長さは170cm。

スカート部のハトメを使ってキャノピー立ち上げ。

 

中央部がダランとして少しカッコ悪い。

外幕とメッシュの間に織り込むと少しマシ。後程改善案をグーグル先生に聞いてみよう。

⇒帰宅後ネットで調べてみたら立ち上げ方が間違っていた。パネル全体を立ち上げるのではなく、外側のフライのみ立ち上げて、メッシュ部は残すのが正しいやり方。キャノピーを立ち上げたまま開放仕様にする際はメッシュ部を巻き上げる。無知って恐ろしい(>_<)。

キャノピー立ち上げの際は長辺に2か所ペグダウンしてないと風が吹いたときにバタつくし形が崩れる。

初張の儀これにて終了!ポールは激重だが設営自体は非常に簡単。

■ペグの本数
フルクローズ仕様の際に用いたペグ数は20本。長辺側両面パネルを分割で立ち上げたとして使うペグ数は25本。26本のペグが付属しているので残り1本はどこに使うのか不明?今度オガワショップのスタッフさんに聞いてみよう。


 

■撤収の儀
撤収は次回設営を見越して通称“屋根畳み”なるものをやってみた。ガイロープはフライに取り付けたまま。

庇ポールを抜く。

脚フレームの1節目を折り曲げる。

長辺側幕壁を稜線方向に捲り上げる。

短辺側前面を稜線方向に捲る。

更に3つ折りに畳む。短辺側後面は空気が抜けやすいようにそのままにしておく。

短辺側前面から巻き取っていく。

地面で作業するよりも小さく折り畳むことはできないが収納袋が大きめなので収納することは可能。これにより雨天撤収時に幕を地面に極力付けることなく収納が可能となる。小さく折りたたみたい場合は地面で作業した方が良いけど。

ライナーシートとPVCマルチシートも同包しフライの撤収完了。

続いてフレームの撤収。フレームを抜いて順に片付けていく。軒フレーム*3、合掌部フレーム*1、脚フレーム*1の結束バンドがあると収納時の収まりが良いかな。


 

■所感
ポールをスリーブに通して撓らせる作業がない恩恵を設営&撤収時にヒシヒシと感じた。幕内スペースも3人家族では十分すぎる程。早く実践投入してみたい!

ポールをスリーブに通し撓らせる作業がない⇒雨天設営&雨天撤収時のタイムロスが少ない
設営手順がシンプルでわかり易い

メッシュアレンジが豊富
○屋根畳みはフライを極力地面に付けずに畳めるので雨天撤収時に便利
○ガイロープ含めた設営スペースがコンパクトで殆どの区画サイトで設営可
○収納袋は大き目で付属品も纏めて内包可能⇒袋外側に荷締めベルトがついておりより小さくなる
△キャノピー立上げ時のスペースはそれ程広くない
×ポールの結束は輪ゴムでなく結束バンドを初めから付属してほしい

×とにかく重い(特にフレーム)

 この記事へのコメント

  1. […] ①[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~開封の儀~ ②[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~初張の儀~ ③[オガワ/ロッジシェルターⅡ] ~カンガルースタイル検証編~ […]

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