テントの選び方2021 ~分類編~

独断と偏見的視点からテントのスペック早見表を作ってみた。各々、利点難点が存在し全ての条件を満たす幕はない。それが面白みでもあり、ジレンマでもある…結果沼に嵌る(>_<)。

■大分類 “自立式” or “非自立式”
ペグダウンなしで自立できるか否かで分類してみた。

≪ペグダウンなしで自立可≫

【○】
ペグダウンなしで自立できる大きなベネフィットとしては設営後に位置の調整が出来るということ。区画サイトであっても必ずしも四角でないことや、樹々や石等があり位置調整が必要となる。加えて別途タープを張る場合もテントは張れたがタープが樹々が石等に干渉し晴れずに角度や位置を変得ざる負えないこともある。幕サイズにもよるが雨天設営時もタープの下で設営した後に移動することも出来きる。特に初めて行くキャンプ場ではペグダウンなしで自立できると位置調整が楽。

【×】
デメリットは概ねペグダウン数は少ないがフレーム数が多くフレームポールをスリーブに通したり撓らせたりクロスされたりとフレームワークが複雑なものが多く1人設営が難しいことも多い。晴天時の設営作業では特に問題が無くても雨天設営や撤収時に苦慮することがある。

≪ペグダウンなしで自立不可≫

【○】
ペグダウンなしで自立不可なテントのベネフィットはとりわけフレームワークがシンプルなこと。フレーム数が少なく、ポールをスリーブに通したり、クロスさせたりする作業が少ない桃が多い。一人設営も比較的容易。

【×】
ペグダウン数が比較的多いのと、立ち上げた後に位置を調整したい場合、一旦ペグを抜く必要があり時間と手間がかかること。

自立式 非自立式
ペグダウンなし自立 ○(可能) ×(不可)
フレームワーク ×(複雑) ×(単純)
ペグダウン数 ○(少ない) ×(多い)
ポール数 ×(多い) ×(少ない)
ポールをスリーブに通す作業 ×(多い) ○(少ない)

 

■中分類
多種多様なテントがあり、一色単に分類できないので私見交えての分類となる。キャンプ仲間の所有するテントも併せて表記。

≪ドーム型≫
フレームポールをクロスさせて設営する最も一般的なタイプのテント。風にも強くペグダウンなしで自立できるため位置調整も容易。代表的なテントとしてはコスパの優れるエントリーモデル[コールマン/タフドームⅣ]がある。キャンプ仲間もMUさん使用幕。KUさん所有幕[スノーピーク/ドックドーム pro.6]もこれに当たる。




 

≪ロッジ型≫
いわゆる家形の幕壁の角度が垂直に近いため幕内実質利用空間が広い。風に弱い形状のためその分フレーム強度を増す必要があるのか概ねフレームがかなり重い。小生が一番気になってる幕[オガワ/ロッジシェルターⅡ]がこれに当たる。キャンプ仲間で使用している人はいない。


 

≪ワンタッチ型≫≪ポップアップ型≫
時短設営、時短撤収に貢献するがその分フレーム強度が弱く、強風時の耐久性が懸念される。ソロ用もしくはサブテントならともかくメインテントとしては使い難さを感じる。キャンプ仲間のKUさんも以前[DOD/ワンタッチテント]を使っていたが強風時にフレームが破損し、今は耐風性の強い[スノーピーク/ドックドーム pro.6]に変更している。只、シェルター内のインナーテントとしてはこのタイプの有用性は高い。小生も[DOD/カンガルーテントS]を所有している。




 

≪エア型≫
フレームがポールではなくエアチューブとなっている近年登場した比較的新し目のテント。空気を入れれば設営、空気を抜けば撤収できるのでフレームワーク行程が少ないのが最大のベネフィット。難点は場所にもよるが空気漏れした際の対処がフレーム式に比べ難しいこと。致命的な空気漏れが生じた際にテントの形状を維持できないことが不安材料となる。キャンプ仲間もKKさんの主幕はエア式トンネル型[ローベンス/ウッドビュー600]がこれに当たる。


 

≪ティピー型≫
外周部をペグダウンし、センターポールを立ち上げガイラインをペグダウンして設営するテントでシルエットも綺麗。フレームワークがシンプルなのと先端に行くにつれ狭まっていく構造と上部ベンチレーターにより換気効率が高く、暖房機器を使用した際の喚起能や、幕内調理時の匂いの抜けが良いのが利点。難点は外周部にデッドスペースが多いこと。ティピー型は以前の所有幕[オガワ/ピルツ15TC]がこれに当たる。


 

≪ベル型≫
ベル型はティピー型の入口にフレームを設けて幕内の居住性をUPした製品でタープ連結も容易。KKさんの薪ストーブインストール用幕[ノルディスク/アスガルド19.6]がある。


 

≪2ポール型≫
メインフレームに2本のポールを使用して設営するタイプのテント。シェルタータイプのものが多く、別途吊り下げ型インナー、小型インナーテントと併せて使用するものが多い。タープアレンジが豊富で別途タープを張る必要が少ないのが利点。難点はティピー型テントと同様外周部のデッドスペースが多いこと、雨天設営時に幕体が汚れやすいこと。以前の所有幕[オガワ/ツインピルツTC]、広義で考えると所有幕[DOD/ショウネンテントTC]、HKさんの[サバティカル/モーニンググローリーTC]も縦型長短2ポールシェルターに分類される。


 

≪Aフレーム型≫
短辺側の形状が三角形もしくはA型になっているテント。2ポールシェルターとも重複する点も多いが特徴がシェルターというよりテントに近いものが多い。現所有幕[テンマクデザイン/PEPOテント]がこれに当たる。


 

≪トンネル型≫
ドーム型テントに分類されるがメインフレームをクロスさせる作業がないため、フレームワークが比較的容易。幕内の居住性も高く2ルームテントを選ぶならこのタイプがオススメ。小生の過去所有幕[コールマン/アテナトンネルテント]、HKさんの3シーズン幕[DOD/トンネル型テント]がこれに当たる。

≪吊り下げ型≫
タープの下に吊り下げるタイプのテント。私見だが強風時の耐久性に懸念が残る。[オガワ/トリアングロ]がこれに当たる。


 

■使用人数
メーカーに使用人数の定義が微妙に違うが、カタログ値は最大使用人数なので、実際には荷物スペース等を鑑みると-1する位が実用的な人数となることが多い。但し、“コールマン”は比較的人数表記は余裕をもって設定していることが多い。逆に山岳用テントは大体がタイトな設定となっている。小生とキャンプ仲間の使用人数はコチラ。KKさんはおこもり派なのでデュオでも広めのテントを使用する傾向がある。

【ソロ】
・[DOD/ショウネンテントTC]※小生

【デュオ】
・[オガワ/ヴィガス]※KDさん
・[ローベンス/ウッドビュー600]※KKさん
・[ノリディスク/アスガルド19.6]※KKさん

【3人】
・[オガワ/ファシル]※小生
・[テンマク/PEPOテント]※小生
・[コールマン/タフドームⅣ]※MUさん

【4人】
・[スノーピーク/ドックドームPro.]※KUさん
・[サバティカル/モーニンググローリーTC]※HKさん
・[DOD/カマボコテント]※HKさん

■全高
全高が高いほど快適性は向上するが、耐風性が弱くなる。腰痛持ちの小生には全高が低いテントは苦行となるためファミキャン用途では選択しない。幕内で直立できるスペースを少なからず確保できる全高180cm程のテントが良い。

【~150cm】

・[スノーピーク/ヴォールト]

【180cm~】

・[オガワ/ファシル]
・[オガワ/ヴィガス]
・[コールマン/タフドームⅣ]
・[DOD/ショウネンテント]
・[DOD/カマボコテント]
・[ローベンス/ウッドビュー600]

【240cm~】※ティピー型テントの外周部は低い

・[ノルディスク/アスガルド600]
・[オガワ/ピルツ15TC]

■生地
テントの生地は大きく分けて4種類あるが、代表的なのは“ポリエステル”と“ポリコットン”生地。その実、小生も含めキャンプ仲間の殆どはこの2つの生地を使用している。尚、太さと織り方の違いは今回は触れない。

【ポリエステル】
最もポピュラーな生地。速乾性もあるコストパフォーマンスも高い。難点は日に弱く火の粉により瞬時に穴が空く。雨が多い3シーズンにはポリエステル生地の使い勝手が良い

・[オガワ/ファシル]
・[オガワ/ヴィガス]
・[コールマン/タフドームⅣ]
・[スノーピーク/ドックドームPro6]
・[DOD/カマボコテント]

【ポリコットン】
ポリエステルとコットンの混紡素材。コットンとポリエステルの中間の特徴を示す。雨が少なく結露が起きやすく、且つ焚火による火の粉にも強いポリコットン生地は冬期シーズンに適している。[サバティカル/モーニンググローリーTC]は幕体はほぼポリコットンだがスカートはポリエステル素材といったように部分的に違う素材を使っている場合もある。

・[テンマクデザイン/PEPOテント]
・[DOD/ショウネンテントTC]
・[ローベンス/ウッドビュー600]
・[ノルディスク/アスガルド19.6]
・[サバティカル/モーニンググローリーTC]

【コットン】
通気性が高く結露が起き難い。良質な影を演出してくれると共に、火の粉による穴空きリスクが低い。難点は素材自体が重いことと、水を含むと更に重くなること。また、完全乾燥しないとカビ発生リスクが高い。

【ナイロン】
超軽量且つ柔軟性のある生地。ポリエステルより軽いので山岳系の軽量テントに使われていることが多い。ポリエステルに比べ高価だが火に強い。

■前室
前室は特に風雨等の天候不順時に活躍し、四季のある日本でのキャンプは前室があった方が汎用性が高い。前室をフルメッシュにすると風の抜けが悪くなり炎天下ではかなり暑く夜間の虫対策以外は使用用途は少ないと感じる。

【大】前室≧寝室
いわゆる2ルームテントを指す。前室をリビング及び調理スペースとしても使用できるため天候不順時のおこもり幕としても有用。収納サイズが大きく設営撤収にも労力と時間が掛かる。

・[オガワ/ファシル]
・[オガワ/ヴィガス]
・[DOD/カマボコテント]
・[DOD/ショウネンテントTC]
・[サバティカル/モーニンググローリーTC]

【中】前室<寝室
前室が広めのテントを指す。荷物置き場は勿論、簡易調理スペースや暖房機器置き場にも使用できる。

・[スノーピーク/ドックドームPro6]
・[コールマン/タフドームⅣ]

【無】前室なし
収納時のサイズが小さいものから大きいものまで幅広くラインナップされている。天候不順時にはタープと併用することが多い。[オガワ/PEPOテント][ノルディスク/アスガルド19.6]のお座敷仕様がこれに当たる。

■キャノピー
別途ポールを使ってキャノピーを立ち上げる機構。スペースが限られるため、日除け&あ雨除け機能は通常のタープに比べると限定的。

【キャノピー有】
限定的にタープの代替となりうるタイプ。サイトが狭くテント単体しか設営できない場合に便利

・[オガワ/ファシル]
・[コールマン/タフドームⅣ]
・[スノーピーク/ドックドームPro6]
・[DOD/カマボコテント]
・[オガワ/ツインピルツTC]

【キャノピー有(小)】
タープ代替とまでいかないが出入時の雨の直撃を避ける程度の効果はある。

・[オガワ/ピルツ15TC]
・[テンマクデザイン/PEPOテント]

【キャノピー無】
雨天時は別途タープを張らないと作業スペースを確保できない。尚デフォルトで付属している小型ひさしは含まず。

・[DOD/ショウネンテントTC]
・[コールマン/アテナトンネル]
・[ローベンス/ウッドビュー600]
・[サバティカル/モーニンググローリーTC]

■インナー

【吊り下げ型】
フライテントを張った後に設営が可能なので雨天設営&撤収時にインナーテントを濡らさずに済む。難点は取付フックの数が多いことと、組立式に比べインナーテント内の実使用空間は若干狭くなること。キャンプ仲間の殆どは吊り下げ型を使用。

・[オガワ/ファシル]
・[オガワ/ヴィガス]
・[DOD/ショウネンテントTC]
・[DOD/カマボコテント]
・[スノーピーク/ドックドームPro.6]
・[ローベンス/ウッドビュー600]
・[サバティカル/モーニンググローリーTC]

【組立型】
フレームを組むタイプのインナーテント。同サイズの吊り下げ型に比べ有効幕内空間は広い。難点は雨天時の作業でインナーが濡れやすいこと。キャンプ仲間でファミキャン用としてこのタイプを使っているのはMUさんのみ。

・[コールマン/タフドームⅣ]
・[コールマン/ツーリングドームST]

【カンガルー式】
シェルターテントに小型テントの組立式インナーテントをINする使用方法。幕内レイアウトがフリーになるが、1ポール&2ポールシェルターでは外周部が低いので配置は制限される。

・[DOD/カンガルーテントS]

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