ベル型テント様ソロ用2ポールテント[DOD/ショウネンテント]に今月末頃にポリコットン生地モデル[DOD/ショウネンテントTC](タンカラー/グレーカラー)が追加となるようだ。…ん?これはソロ幕として小生の理想形に近い幕かも!?ということでカタログ情報を所有幕と比較しながら[DOD/ショーネンテント]を検証(解剖)してみた。ちなみに冬キャンは昼夜の寒暖差により結露し易いので結露は極力少ない方が良い。過去の経験からも結露の雨や服が壁面に付いたときのびしょ濡れになるのは極力避けたい(>_<)。となると重量増と乾燥必須のデメリットを差し引いてとしても、おのずとポリコットンモデル生地へと至る。
■仕様
発売予定の段階でメーカーHPに掲載されている仕様。非自立式テントのためペグは18本と多いがその代わり、ポールをスリーブに通す作業がない。ペグダウンなしで自立しないため、立ち上げた後の位置の移動は出来ないがファミキャンではないのでその必要性は少ない。カラーは2色あるが、補完するとしたら所有してるタープとも併せやすいタンカラー!インナーボトムサイズは208*101cmなので200*120cm[オガワ/フォームマット2]は2つ折りにしないとダメだな。インナーテントのグランドシートは200*140[オレゴニアンキャンパー/グランドシートL]を少し折って使えるかな。
【カラー】タン/グレー
【外寸】W220*D220*H180cm
【インナー寸】W208*D101*H165cm
【収納サイズ】W56*D24*H24cm
【総重量】8.5kg
【生地】ポリコットン(フライ)、ナイロン/ポリエステル(インナー)
【耐水性】350mm(フライ)、3,000mm(フロア)
【換気口】ベンチレーター*3、メッシュパネル*3
【付属品】キャリーバッグ、ロープ10本(本体取付済)、スチールペグ18本
■スペック比較
比較する所有幕は前面パネルがコットン生地の[テンマク/大炎幕]とポリコットン生地の[DOD/ソロソウルウォウウォウ]、そして1クラス大きいポリコットン生地の[テンマク/PEPOテント]。尚、[テンマク/大炎幕]は別売りのスタンダードインナーと合算の重量。
※2020/10/21[DOD/ソロソウルウォウウォウ]を比較幕として追加
外寸(cm) | 収納寸(cm) | 重量(kg) | インナー寸(cm) | 参考価格 | |
DOD/ショーネンテント(化繊) | 270*220*180(h) | 48*18*18(h) | 3.2 | 205*95*160(h) | ¥30,681 |
DOD/ショウネンテントTC | 270*220*180(h) | 56*24*24(h) | 8.5 | 208*101*165(h) | 未定 |
テンマク/大炎幕 | 350/220*270*155(h) | 62*23*23(h) | 9.61 | 205/200*160*133(h) | ¥43,000 |
DOD/ソロソウルウォウウォウ | 340/200*300*170(h) | 57*24*24(h) | 9.1 | – | ¥38,500 |
テンマク/PEPOテント | 290*270*205(h) | 75*35*35(h) | 15.9 | 275*255*205(h) | ¥87,780 |
■上空視点イメージ
自立式タープ[鎌倉天幕/キャンプカスタムTC]も追加した上空視点イメージはこんな感じ。

■各幕比較
≫vs [DOD/ショウネンテント(化繊)]
・化繊モデルと比べると外寸は同じ
・化繊モデルと比べ倍以上重いが遮光性は高そう
・化繊モデルと違いスカートが付いている
・化繊モデルと比べインナーテントの外寸が若干違うためポール位置等が改良されているかもしれない
≫vs [テンマク/大炎幕]
・[テンマク/大炎幕]は横型の2ポール、[DOD/ショウネンテントTC]は縦型の2ポール。
・両幕とも10kgを切る重さ
・フロントパネルのみコットン生地の[テンマク/大炎幕]に比べ生地全体がポリコットン生地のため結露には強そう
・ボトム面積は一見[テンマク/大炎幕]の方が広いが、[DOD/ショーネンテントTC]は外周に50cmの立ち上りがありデッドスペースは少なく実用スペースはほぼ同等と思われる
・[テンマク/大炎幕]にはベンチレーターがないが[DOD/ショーネンテントTC]にはベンチレーター3か所あり
・[テンマク/大炎幕]はボトムが六角形、[DOD/ショーネンテントTC]は四角形。風の影響は[テンマク/大炎幕]の方が受け難いことが予想される

≫vs [DOD/ソロソウルウォウウォウ]
2ポールシェルターの外観だが、短ポール2本を追加して広い幕内空間を実現している。ソロ幕というよりむしろデュオ幕。[テンマク/大炎幕]のほうが競合に近い。ボトムサイズが[テンマク/PEPOテント]より広いので、我家での補完予定はない。
・両幕ともポリコットン製で結露は少ない
・ボトムサイズが340*300cmとソロ幕というよりむしろデュオ幕
・[DOD/ショウネンテントTC]はポール2本で設営できるがこちらは4本必要
・幕内に入って4本のポールを立ち上げるのは少し面倒かも
・[DOD/ショウネンテントTC]と同様にベンチレーターは付いているがメッシュパネルは付いていない


≫vs [テンマク/PEPOテント]
・両幕ともポリコットン製で結露は少ない
・[テンマク/PEPOテント]は前室がないが、[DOD/ショウネンテントTC]は前室がある
・[テンマク/PEPOテント]は内向きのスカートがあるが[DOD/ショウネンテントTC]は外向きのスカートが付いている
■タープ連結イメージ
今回チョイスしたタープは4種。正確な寸法は各メーカーHPを参照のこと。[DOD/ショウネンテントTC]のフロントポールの長さ150cmは予想(記載が見つからず)。
≪連結タープ&ボトム寸≫
・[テンマク/ムササビウィング13TC] 390*380cm
・[スノーピーク/ポンタシールド] 235*200cm
・[鎌倉天幕/キャンプカスタムTC] 260*260cm
・[フィールドア/スクエアタープS] 280*280cm


≫[テンマク/ムササビウィング13TC]
ベル型テント様のスタイルなのでフロントパネルのポールからムササビ型のペンタタープを連結させやすいかな。雨に濡れない導線を確保できるか否かは検証してみないと分からない。

≫[スノーピーク/ポンタシールド]
ミニマムスペースで設営可能。テント前面にタープルーフを被せれば使用ポールは1本追加となるが雨に濡れない導線を確保できる。

≫[鎌倉天幕/キャンプカスタム260TC]
並列配置だとテントフロントパネルのガイラインがタープ内に干渉してしまう。斜め配置とかテントの横に配置した方が良いかも。雨天設営時の過保護張りもギリだが出来るかもしれない。

≫[フィールドア/スクエアタープS]
サイズ的に恐らく一番丁度良いオープンタープ。テント前面にタープルーフを被せれば使用ポールは1本追加となるが雨に濡れない導線を確保できるし、過保護張りも恐らく可能。ポリコットン生地版の方がマッチしそう。

■サブタープ連結
[ユニフレーム/REVOフラップ]を240cmポールで連結した時のイメージ。ガイラインワークが難しそうだが角度をずらせば雨に濡れない導線を確保できるかもしれない。

■所感
カタログスペックからの所感。
〇前室が広く天候不順時でもおこもり可能
〇上部ベンチレーター3か所、下部メッシュパネルが3か所で換気能は必要十分⇒幕内で調理しても匂いが籠りにくい
〇ポリコットン生地なので冬キャン時でも結露が少ない
〇ポールをスリーブに通す作業がないので雨天設営&撤収や単独設営が容易
×化繊モデルに比べ重い
×ペグダウンなしで自立しないので設営後の位置調整ができない
×ペグダウン数が多い
×スクエアな形状なので風の影響を受けやすそう
×ポリコットン生地は早期乾燥しないとカビ発生リスクが高い
追記)
後日、実際に購入。[DOD/ショウネンテントTC]の検討から購入、実践投入迄の記事は以下の通り。
【試張までの軌跡】
[DOD/ショウネンテントTC] ~解剖編~
[DOD/ショウネンテントTC] ~発注の儀~
[DOD/ショウネンテントTC] ~初張の儀~
[DOD/ショウネンテントTC] ~タープ連結の儀~【実践投入】
2020年12thキャンプ#49@道志の森キャンプ場 ~1日目~
2020年12thキャンプ#49@道志の森キャンプ場 ~2日目~
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