[鎌倉天幕/キャンプカスタム 260TC] ~解剖の儀~

組立式の自立型タープでは珍しいポリコットン生地の製品を発見!以前伸縮式の同タイプ[FIELDOOR/軽量アルミタープテント 2.5m*2.5m]を使ったことがあるのだが使用の度にフレームが破損し3回程交換(無料だが)を繰り返し結局使わなくなった経験あり敬遠していた経緯がある。現在のものはリブ内蔵構造になって強度は増しているようだが。


 

[鎌倉天幕/キャンプカスタム 260TC]はフレーム別売となりセットで購入する必要がある。脚のみ伸縮式だがそれ以外のフレームは組み立て式なので伸縮式に比べ少々手間はかかるが耐久性は高そうだ。また、ペグダウンなしで自立するため区画レイアウトが容易でガイラインスペースを含めてもミニマムで済む。化繊生地に比べ質感が高いのでキャンプで使用しても違和感が無さそう。今回は、カタログスペックから所有しているギアと比較しながら諸々検証(解剖)してみた。

・[鎌倉天幕/キャンプカスタム 260TC]13530
260*260cm/2.1kg


 

・[鎌倉天幕/カンタンタープ260 キャンプカスタム専用フレーム]9493
260*260*240(h)cm/11kg、収納寸は98*20*20(h)cm。所有している[Susabi/自立式ハンモックスタンド]の収納寸/重量が120*25*25(h)cm/10kgでステップワゴンRPの2列目座席下に収納しているため、入れ替えれば車載は可能。



 

■ボトム面積
現在メインタープとして使っている[テンマク/焚火タープTCレクタ]は420*480cm、メインポール250cm*2/サブポール180cm*4を使った場合のボトム面積は420*460cm(19.32m2)なので260*260cm(6.76m2 )のカンタンタープに比べ約2.9倍広い。また、専用フレームと幕を合わせた重量は14.1kgと[テンマク/焚火タープTCレクタ]と250cm*2/180cm*4ポールの予想総重量10.2kg(4.88+1.1*2+0.78?*4)より約4kg重い。


 

■ペグダウン数
ペグダウン本数はレクタやヘキサと同じもしくは2本少ないがペグダウンなしで自立できるので位置の調整が容易。

・レクタタープ(基本張り)メインポール*2/サブポール*4⇒8本(最小)
・レクタタープ(タトンカ張り)メインポール*2/サブポール*2⇒10本(最小)
・ヘキサタープ(基本張り)メインポール*2⇒8本(最小)
・カンタンタープ⇒8本(最小)


 

■サイズアップ製品
やや大きい長方形(300*260cm)の[ナショナルジオグラフィック/BASE CAMP T-1]という製品もある。キャンプでテントと併せて使う場合は長方形の方使い易い気がする。尚、ポリコットン生地のラインナップはない。また、正方形ではないのでサイドウォールが2種類あり1種類を全面取り付けることはできない。サイドウォールと小型オープンタープのサイズ比較イメージは以下の通り。サイドウォールに84インチのプロジェクタスクリーンを取り付けが可能と思われる。それ以上のサイズだと厳しいかな。



 

■お座敷仕様
メッシュスクリーンを取り付けて、220*220cmの[テンマク/パンダ用グランドシート]を敷けばお座敷おこもり仕様も可能。


 

■[テンマク/PEPOテント]並列配置
[テンマク/PEPOテント]と並べたイメージはこんな感じ。PEPOテントは高さがあるためキャンプカスタム260TCに重ねることはできない。


 

■[オガワ/ファシル]並列配置
[オガワ/ファシル]と並べるとこんな感じ。ファシルの短辺側キャノピーをキャンプカスタム260TCのフレームに連結すれば雨に濡れない導線が確保できるかもしれない。キャンプカスタム260TCと重ねて設営スペースをミニマム化できるがその代わりタープ下スペースはかなり圧迫される。


 

■設営に必要なスペース(予想)
[オガワ/ファシル]と[テンマク/焚火タープTCレクタ]の汎用連結アレンジの設営に必要なスペース(予想)はそれぞれ10*7.5mと8*7.5m。




 

対して[オガワ/ファシル]と[鎌倉天幕/キャンプカスタム260TC]を連結して設営するのに必要なスペースは10*4.5m、7*6mと小さい。加えて自立するため設営後の位置の修正も容易。

■テント&タープ下レイアウト
[オガワ/ファシル]の短辺側キャンピーを[鎌倉天幕/キャンプカスタム260TC]に引っ掛けられると仮定して幕内&タープ下レイアウトをイメージしたのがコチラ。結構実用的かも!

■オプション
別売オプションでサイドウォールとメッシュスクリーンのラインナップあり。

・[鎌倉天幕/カンタンタープ260 キャンプカスタム260TC サイドウォール]8250
260*175cm/1.1kg


 

・[鎌倉天幕/カンタンタープ260 専用メッシュスクリーン260]10989
260*260*230(h)cm/3.9kg
化繊素材の幕重量の記載は見つからなかったが、化繊素材サイドウォールの重量から推測すると大体1.4kg位かな。ポリコットン生地の方が遮光性が高く質感も良いが雨に濡れると重くなるのと早々に乾燥しないとカビ発生リスクがある。手軽さを考えると軽量でカビ発生リスクの少ない化繊生地の方が使いやすいかな。


 

・[鎌倉天幕/カンタンタープ260キャンプカスタム260専用天幕]7381 ※化繊生地


・[鎌倉天幕/カンタンタープ260 キャンプカスタム260 サイドウォール]3630
260*175cm/0.6kg
シルバーカラーでポリコットン生地に比べて化繊感が強いのが残念。が値段はポリコットン生地より約半額と安価なのは魅力。


 

■所感

◎ペグダウンなしで自立するため区画レイアウトが容易
○3人家族で使用するには必要十分なスペース
○別売りのサイドウォールを利用すれば日除け&雨除けスペースの調節が可能
○別売りのメッシュスクリーンによりフルメッシュ&フルクローズ仕様にもなる
○自立するため設営後の位置調整が容易
△2家族共有スペースは確保できない
×サイドウォールのキャノピー使いはできない(たぶん)
×重量14kgと重い(約3倍のボトム面積の焚火タープTCレクタのポール含む重量は約10kg)

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