夏キャンプの一軍幕として重宝している[オガワ/ファシル]。3人家族で使用しうる現状ベストなミニマム2ルームテント。夏場は急な天候不順のリスクがあり雨天設営&撤収に見舞われることもあり、ペグダウンなしで自立、位置の微調整が出来るのもかなり便利。
併せるタープは稜線長420cm、ウィング長480cmの[テンマク/焚火タープTCレクタ]。テント長辺側とタープウィング半面を平行に重ねるように連結させれば雨に濡れない導線を確保することが出来る。
最新の設計図はコチラ。タープウィング開放部センターを240cmタープポールで立ち上げ両サイドはガイラインで直接ペグダウンし雨天時に雨水を両サイドに分散させるように調整。現構成の中で最も汎用性の高いタープアレンジ。
タープウィング開放部が陽の角度によって光が入り込んでしまい日陰スペースを損なう場合は[ユニフレーム/REVOフラップ]を連結させればOK。
テント短辺側とタープウィングの半面を重ねるレイアウトでも雨に濡れない導線を確保することができる。上記レイアウトと違い、陽の角度によって日陰スペースのロスは少ない。設営スペースは広くなる。
そしてもう1つの問題。[テンマク/焚火タープTCレクタ]はコリコットン生地で火に強く、遮光性も高いが、雨天撤収時に水を吸って途轍もなく重くなること。乾燥時の幕単体の重さは4.88kgだが、水をたっぷり吸った幕は実際に計ったわけではないが優に10kgに迫る勢い(>_<)。実際に2回連続の雨天撤収でその重さを痛感(´;ω;`)ウッ…。また、ポリコットン生地はカビが生えやすいので帰宅後早々の乾燥作業が必須なのも大変( ノД`)シクシク…
ということで、[テンマク/焚火タープTCレクタ]と同等のサイズ感の化繊(ポリエステル)素材のレクタタープがないかを検討してみる。候補は[オガワ/フィールドタープレクタDX]と[スノーピーク/HDタープレクタL]の3点。
①[オガワ/フィールドタープレクタDX]
[オガワ/フィールドタープレクタDX]はウィング長が580cmと現存するレクタタープの中でも最長クラスとなりレイアウトに難渋するかもしれない。同包ポールなしモデルもないのでポールをすでに所有している小生には中々手を出しにくい。幕単体の重さは3.43kgと[テンマク/焚火タープTCレクタ]より軽い。
②[スノーピーク/HDタープレクタL]
上記のイメージ図を見る限り、ファシルとの組み合わせは中々良い感じ。生地の厚みもあり、遮光性も高いがその分重量が5kg(本体ロープ含む)と化繊にしては重く[テンマク/焚火タープTCレクタ]と比べてもほぼ同等。別売りのエクステンションシートを使えば、陽の角度による日陰スペースロスをかなり軽減できるが、雨天仕様を考えと[ユニフレーム/REVOフラップ]を連結した方が汎用性が高いかな。幕単体モデルが[オガワ/フィールドタープレクタDX]のポールセットモデルよりも高いのもネック。
③[ゼインアーツ/GEU TP-003]
タープサイドではなく全ての面のセンターにポールを配置することを前提のタープ。通称“タトンカ張り”とも呼ばれているアレンジに特化した特殊な形状。ポールから両サイドに伸びたタープにより雨除け・日除け効果がUPするのは勿論、設営スペースの点でも通常のレクタタープに比べると狭くてもOK。
タープ下有効面積が380*420cmの[テンマク/PEPOタープ]と同等なのでルーフアレンジではなく、テント長辺側と並べて連結した方が良いかな。四隅が長いので雨に濡れない導線を確保することが出来るかも!?
≪結論≫
[オガワ/ファシル]と連結することだけを考えるとタープ半面がより正方形に近い[オガワ/フィールドタープレクタDX]の方が使い勝手が良いと考察される。また、テントほぼ全面を覆うことができるので雨天時でもテント本体が濡れにくいし、晴天時でも幕内の急な温度上昇を抑えることにも繋がる。難点は屋根部が長すぎて取り回しが悪いこと。280cmメインポールで立ち上げたとき裾が地面に接してしまう。荷物スペース及び日除け&雨除けスペースを拡張するためにサブタープ[ユニフレーム/REVOフラップ]を連結を鑑みると、少しサイズオーバーかもしれない。
[スノーピーク/HDタープレクタL]の方が正方形に近いので他のテントと組み合わせするときはレイアウトがしやすい。生地も厚く化繊ながらも良質な影を演出してくれるが、反面ポリコットン製品並みに重い。
[ゼインアーツ/GEU TP-003]もとても気になる製品。タトンカ張り専用の形状をしているが、レクタタープも最近はこの張り方が多い。雨天時雨が両ウィングサイドに流れ落ちるため、タープ中央部への雨撥ね被害も少ない上に日除け・目線除け効果も高い。…が残念ながら在庫なし。再販されたら買っちゃうかも…
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