[テンマク/焚火タープTCレクタ] ~REVOフラップ連結 実証編~

前回の『北軽井沢スウィートグラス』キャンプで撤収途中に小雨に見舞われたため完全乾燥撤収に至らず、翌日乾燥デイキャンへ。折角なので[テンマク/焚火タープTCレクタ] と[ユニフレーム/REVOフラップ]の連結も実際に検証してみた。




 

[オガワ/ファシル]のタープアレンジで一番汎用性の高い[テンマク/焚火タープTCレクタ]の半面をテント長辺側に被せるスタイルでの理想のタープポール長はメイン280cm、サブ240/180cmであることがこれまでの検証結果から考察された。


 

しかしながら今回は[ユニフレーム/REVOフラップ]の取り付け箇所にバリエーション(3つの接続点)を持たせるために、メインポールは250cm、サブポールは240cm/180cmを使用し設営に当たることとした。ちなみに、メーカーHPによると[ユニフレーム/REVOフラップ]は240cmポール専用となっているが、実際にはロープを調整することにより250cmポールでも使用可能。


 

■[テンマク/焚火タープTCレクタ]の設営
まずはタープを設営。タープを広げ稜線端からメインタープポールを約45℃に広げペグダウン。今回は乾燥目的なので40cmクラスペグではなく30cmクラスペグを使用。


 

二又ガイラインを取り付け、片側ずつメインポールを立上げ、メインポールの角度を調節。この時にメインポールが二又ガイライン方向からみて重なるようにしておくと綺麗に張ることが出来る。また、強度を増すためにメインタープポールの脚はタープ内側に少しずらしておく。

ガイラインにテンションを掛ける。この時にきちんと形を整えておくと仕上がりが綺麗になるので少し丁寧に作業。

サイドを180cm/240cmポールで立ち上げる。今回は1本のガイラインを使用しているが強度考えると二又もしくは2本使用した方が良い。180cm側の方が後ほどのテントレイアウトを鑑みてガイラインをオガワ張り調にペグダウン。


 

タープ四隅にカラビナフック経由でガイラインを取り付け。


 

ガイラインにテンションを掛ければ完成!

■[ユニフレーム/REVOフラップ]の取付
続いて、240cmポールに[ユニフレーム/REVOフラップ]を接続。

[ユニフレーム/REVOフラップ]の影も結構濃い。

■天日干し乾燥
途中、[オガワ/ファシル]のインナーテント、ルーフフライ、PVCマルチシートを天日干し!これで半乾き臭が無くなる(^▽^)/。


 

■[オガワ/ファシル]設営
ボトム付近迄テントを広げておくとポールを刺しやすい。

■[オガワ/ファシル]のタープレイアウト
180cmサブポール側にテントを配置。日陰スペースが拡張される。また、テントルーフをタープが覆うため、付属のルーフフライの代用となりうる。

遠目から見るとこんな感じ。

タープとテントは一部接触するが無理な荷重負荷は無さそうだ。

REVOフラップ側のサブタープポール長が240cmとメインタープポールとの高低差が10cmとほぼないがタトンカ張りにより雨水はサイドに流れタープ上に溜まることは無さそう。

ガイラインはREVOフラップの内側にあるが、外側の方が荷物を置く際に邪魔にならないかも。

タープとREVOフラップの間には隙間があるので完全に雨に濡れない導線は確保できない。

REVOフラップをメッシュ仕様にすると視界が広がり開放度がアップする。

当然、REVOフラップの視界は広がり風の抜けも良くなるが日除け効果は弱まる。

遠目から。

■タープ下スペースの拡張
[オガワ/ファシル]を外側に少しずらしてタープ下のスペースを拡張してみた。実用度は低い。

テントルーフの1/3程がタープからはみ出してしまい、ルーフフライの代用とはならない感じ。タープ下のスペースは拡張されるが、180cmポール側のセッティングテープに該当する箇所が長くなるので若干風には弱くなるかもしれない。

■[ユニフレーム/REVOフラップ]をサイドに接続
上記のテントの位置はそのままに、[ユニフレーム/REVOフラップ]をサイドに移動。[ユニフレーム/REVOフラップ]の推奨ポールは240cm長だが、250cmでも綺麗に張ることが出来る。

[ユニフレーム/REVOフラップ]とテントが干渉しないようにテントをサブポールから左方向にずらしてみた。

これだとタープとテントの隙間が増大してしまいタープがテントルーフの代わりにならずバランスも悪い。実用度は低い。

テントを中央に戻してみると、意外にもREVOフラップと干渉しない!雨天キャンプ時の実用度は高い。

タープと[ユニフレーム/REVOフラップ]の間には若干の隙間が生じるため完全に雨に濡れない導線は確保できない。

タープもテントルーフの代用となりうる。[ユニフレーム/REVOフラップ]をサイドに連結する場合はこの配置が良い。

■所感

・[ユニフレーム/REVOフラップ]は240cmポール専用だが、250cmポールでも過不足(なく使用可能
・メインポール250cm*2、サブポール240cm*1の構成だと[ユニフレーム/REVOフラップ]の取り付け箇所が3点となりバリエーションが増える
・メインポール250cm*2、サブポール240cm*1/180cm*1のタトンカ張りならタープがテントルーフの代用となりうるため付属のルーフフライなしでも大丈夫そう。
・メインポール250cm*2、サブポール240cm*1/180cm*1のタトンカ張りでも雨水はタープ上に溜まらなさそう。
・[ユニフレーム/REVOフラップ]のメッシュ仕様は透明度が高いので視界が開放される。風の抜けは若干悪い。
・タープ下面積を拡張するべく、[オガワ/ファシル]を外側にずらすと[ユニフレーム/REVOフラップ]の取り付けるるとテントとフラップが干渉するため、テントを反対側にずらす必要がある。タープウィングとテント長辺の中心点がずれてしまいタープがテントルーフをカバーできなくなるめ実用性が低くなる
[オガワ/ファシル]の長辺側端はタープ稜線側に寄せることにより[ユニフレーム/REVOフラップ]とテントの干渉を避けることが出来る。

■結論
[テンマク/焚火タープTCレクタ]の設営だけを考えると大型タープとなるめメインポールは280cmが望ましいが、[ユニフレーム/REVOフラップ]の連結を鑑みると接続点が増える250cmのほうが使い勝手が良い。メインポールを280cmにするとサブポールの高さのバリエーションが増えるが、雨天を鑑みたタープレイアウト“タトンカ張り”にするのでその実使うサブポール長は240cm/180cmに限定される。雨水がタープ上には溜まらなければ、レギュラータープオール構成はメインポール250cm*2、サブポール240cm*1/180cm*1が良い。

≪REVOフラップオプションありのタープポール構成≫
・メインタープポール⇒250cm*2
・サブタープポール⇒240cm*2(1本抜いて180cmとしても使用可)

■オマケ
キャンプ仲間のKUさんのタープとの写真。


 

KUさん新調の[キャプテンスタッグ/スタッキングラック フィールドラック]。外観がスクエアで2段で使用した際に上段の脚部が下段に固定できる。収納時はフィールドラックより厚みがある感じ。


 

撤収時の車温度計は38℃、スマホ現在地温度は35℃。ん~危険な暑さ(>_<)。

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