2ルームテントを考える2020 ~ソロキャン幕 3シーズン編~

外出自粛のこともあるのか、最近、知人からソロキャンの相談を受けることが多い。季節によって幕選びの方向性が異なる。

■冬シーズン
特に最低気温が氷点下となる冬のキャンプは寒さ&風対策が必須。春秋の高原キャンプも最低気温が10℃未満になるので冬キャンプに準じる。冬のソロキャン幕に求める条件はコチラ。

≪冬のソロキャン幕に求める条件≫
・石油ストーブをインストールできること(自己責任)
・スカートがあること(外冷気侵入を防ぐため)
・ベンチレーションがあること(一酸化炭素中毒予防)
・前室があること(強風時におこもりでき、更に軽料理スペースを設けるため)
・コットン系素材であること(焚火で暖を取ることが多く火の粉に強いこと&結露が少ないため)
・小型幕であること(冬は晴天でも幕乾燥に時間が掛り、帰宅後乾燥が必要になることがあるため)

現在、冬のソロキャン幕として使用しているのが[テンマク/大炎幕]。設営撤収も簡単だが、難点はポリエステル生地部の結露が酷いこと。今年秋口にフルコットン仕様がでるのもこれが原因かな。次モデルはベンチレーションも1つ設けてれると嬉しい。

≪大炎幕と冬キャンの条件≫
・石油ストーブをインストールできること⇒〇
・スカートがあること⇒〇
・ベンチレーションがあること⇒×(別途換気口を確保)
・前室があること⇒〇(純正インナーテント併用で2ルーム調に使用)
・コットン系素材であること⇒△(フロントパネルのみコットン素材、それ以外はポリエステル)
・小型幕であること⇒〇(撤収も簡単で帰宅後乾燥もマンションベランダにて実施可)


 

■3シーズン(春秋冬)※最低気温10℃未満は除く
3シーズン(春秋夏)のソロキャン幕は冬キャンの様に寒さ対策にこだわる必要はない。結露も寒暖差が少なければびしょびしょになることもない。その代り暖かい季節は虫対策が必要となる。

≪3シーズンのソロキャン幕に求める条件≫
・軽量であること
・前室があること
・前室部のスカートは特に必要なし
・前室がメッシュ仕様になること(虫対策)

以上の条件を考えると前室の広いデュオ用テントもしくは、小型の2ルームテントが使い勝手が良いと考える。バイクツーリングを想定しているいわゆるツーリングモデルも候補幕として有力。尚、☆は物欲指数。

・[オガワ/ステイシー]★☆☆
オガワの最小ルームテント。フレームから設営する独特の手順。


・[DOD/ライダーズバイクインテント]★★☆
広い前室を持つソロ用テント。


・[ネイチャーハイク/Hiby3]★★☆
コスパが良くデザインもカッコイイミニ2ルームテント。口コミを見る限り格安モデルが故に当たり外れがあるようだが。


・[ロゴス/neos ツーリングドゥーブル-BJ]★★☆
前室が異常に長いデュオ用テント。


・[タラスブルバ/ツーリングテント ALRP ブラック]★☆☆
インナーテントがフルメッシュで夏場のカンガルースタイル時のインナーテントとして使い勝手が良さそう。頂上部のポールにより頭上スペースに余裕がある。


・[コールマン/ツーリングドームST]★☆☆
設営がシンプルな小型ドーム型テント。


・[チャムス/CHUMS ビートルツールームテント]★☆☆
ポップなカラーの軽量テント。軽キャンプ向きかな。


 

・[スノーピーク/ミニッツドーム Pro.air 1 SSD-712 2人用]★☆☆
耐久性に安心感の持てるスノピの小型幕。地味にカッコイイ!


・[MSR/ハバツアー2]★★★
軽量コンパクトな2ルームテント。正直一番カッコイイと思うが値段が高い(>_<)。でも登山キャンプするならぜひ欲しい一品。


・[モンベル/ステラリッジ2]★★☆
インナーとフライが別売り。フライはノーマルタイプと前室を拡張できるエクステドレインタイプがラインナップされている。短辺側に入口があるためオートキャンプ時は少し使い難いかもしれないが登山用テントとしても共用できる。

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