2ルームテントを考える2020 ~重量別編~

■現在の一軍幕
現在、メインで使用しているのは[テンマク/PEPOテント]。3人家族使用で石油ストーブを配置できる幕内スペースを有し、ポリコットン生地で結露も少なく、非常に使いやすい幕である。[テンマク/PEPOタープ]と併せて天候不順以外はタープ下で過ごしている。また、幕単体前室がないために天候不順時には別途タープを張らないと料理等が出来ない。[テンマク/PEPOテント]の重量はポリコットン生地なので15.9kgとフロアサイズ300*300cm以下の幕としては重め。[テンマク/PEPOタープ]4.3kgと併せると総重量20.2kgとなる。




 

■2ルームテントの功罪
[テンマク/PEPOテント]は我家のキャンプスタイルにマッチしてる幕だが、今冬春のキャンプを通して天候不順時、特に強風に見舞われることが多く、幕内におこもり出来る2ルームテントの有用性も改めて感じた。とはいえ、過去に2ルームテントを2製品、2ポールシェルターを3製品所有しており、取り回しの悪さと雨天設営、雨天撤収、撤収後の乾燥作業の大変さから手放した経緯がある。

≪2ルームテントの功罪≫
○天候不順時におこもりできる⇒雨風、予想外の気温低下等の際に幕内で過ごすことが出来る
×幕体が大きく雨天設営が大変
×幕体が大きく雨天撤収と事後乾燥が大変⇒マンションベランダで干し難い
×晴天時はフルメッシュ仕様は勿論、フルオープン仕様にしても無風・微風だと結構幕内が暑くて過ごせない⇒風の抜けはオープンタープには及ばない。

過去の2ルームテントが我家のキャンプスタイルに合致しなかった理由として、使用目的が不明瞭であったことが考えられる。キャンプ歴約3年と短い経験を踏まえて現状の2ルームテントに対する使用目的を整理したのがコチラ。高耐水性、高耐久性、フルメッシュやサイドフラップ等の便利な機能を有する幕は自ずと重量が重く設営も複雑になっていくことが多い。軽量で時短設営が可能の幕は便利な機能が付いていない場合が多い。全てを満たす幕は存在しないので我家にあった「便利機能満載だが重量級&設営が複雑な幕」と「便利機能は乏しいが、軽量時短設営の幕」のバランスを鑑み着地点を考えねばらない。

≪我家の2ルームテントに求める案件≫
軽量であること(20kg以下)
3人家族で使用できる就寝スペースを有すること⇒3人用だと狭いので荷物置きスペースを考えると4人用と表記されてる幕が良い
・時短設営時短撤収が可能であること
・使用温度は最低気温が10℃未満のキャンプを想定(10℃以上はPEPOテントを出動)

2ポールシェルターやトンネル型テントを含む広義の意味での2ルームテントを求める案件の「軽量であること」にスポットを当て重量別に2ルームテントを並べてみた。

■2ルームテント比較(重量順)
KKさんの所有幕[ローベンス/ウッドビュー600 TC]は35.7kgとメガトン級の重さで実際に持たせてもらったがとてもじゃないが腰痛持ちの中年には扱いきれない。小生の取り扱うことのできうる現実的な重量は約20kgかな。

 

注1)[オガワ/ツインクレスタ]と[オガワ/ツインピルツフォークTC]は別売のハーフインナー含む重量
注2)[スノーピーク/リビングシェル]は別売のインナールーム含む重量
注3)[ローベンス/ルックアウト500]と[ローベンス/ウッドビュー600]の外寸はひさし部分を除く長さ


≪傾向≫
・軽量幕は、幕体が小さく就寝スペースも狭い
・ポリコットン生地は結露が少なく火に強いが、ポリエステル生地より重く乾燥必須
・2ポールシェルターは時短設営&撤収が可能だが構造上、外周部のデッドスペースが大きい。
・トンネル型テントはポール数が少なく設営が簡単なのがウリだが、最近のモデルは耐久性を重視してポールの数が多い。

総重量
(kg)
[メーカー/製品] 外寸
(cm)
収納寸
(cm)
インナー寸
(cm)
8.4 [オガワ/ポルヴェーラ34] 536*260*185(h) 68*25*25(h) 210*180/230
8.8 [オガワ/ツインクレスタ] 700*400*225(h) 72*26*26(h) 140*290/210
10.3 [オガワ/ツインピルツフォークL] 700*400*225(h) 75*28*28 150*360/200
11.7 [オガワ/ツインピルツフォークTC] 630*355*210(h) 64*35*30(h) 140*320
13 [オガワ/ティエラ リンド] 445*287*180(h) 70*28*28(h) 175*270/225
13.6 [オガワ/ファシル] 495*265*180(h) 72*30*30(h) 200*250/180
14.2 [ヘリノックス/Tac.Vタープ4.0] 400*400*240(h) 72*27*27(h) 200*400?
15.5 [スノーピーク/エルフィールド] 600*380*210(h) 83*30*34(h) 230*315
15.6 [オガワ/シュナーベル5] 560*320*212(h) 80*40*30(h) 220*240/280
16 [コールマン/タフスクリーン2ルームハウス] 540*340*215(h) 74*30*30(h) 230*320/245
16 [コールマン/トンネル2ルームハウスLDX] 660*330*200(h) 72*31*31(h) 235*300
16.7 [スノーピーク/リビングシェル] 455*415*210(h) 76*28*33(h) 240*280
17 [スノーピーク タシーク]※廃盤 500*320*210(h) 75*30*35(h) 150*270
17 [ノルディスク/レイサ6] 645*295*210(h) 70*35*35(h) 230*280/1950
18.5 [スノーピーク/ トルテュ ライト] 580*360*205(h) 73*30*30(h) 220*300
19.4 [オガワ/ヴェレーロ5] 650*350*215(h) 80*38*36(h) 220*310/220
19.5 [DOD/カマボコテント3M] 640*300*195(h) 69*35*31(h) 220*280
20.5 [サバティカル/アルニカ] 620*320*210(h) 81*42*35(h) 220*300
20.7 [オガワ/ティエラ5-EX] 555*310*205(h) 76*40*40(h) 220*300
21.32 [オガワ/ティエラワイドII] 580*400*185(h) 85*50*38(h) 220*360/255
21.7 [ローベンス/ルックアウト500 TC] 390*275*210(h) 87*43*43(h) 215*275
22 [スノーピーク/ランドロック] 625*405*205(h) 75*33*36(h) 240*405
22.4 [サバティカル/スカイパイロットTC] 720*380*270(h) 82*39*29 なし
23 [オガワ/アポロン] 585*320*205(h) 80*45*35(h) 210*300
26 [タラスブルバ/キャタピラー2ルームシェルター6P] 575*300*195(h) 72*44*42(h) 210*280/260
35.7 [ローベンス/ウッドビュー600 TC] 515*320*210(h) 83*52*52(h) 215*320

■気になる幕(重量約21kg未満)

◆[オガワ/ポルヴェーラ34]8.4kg
ピップアップした中で最軽量の2ルームテント。インナーフロアサイズが210*180/230cmと3人家族でもギリギリ使える広さを有するミニマム幕。



[オガワ/ツインクレスタ]8.8kg(別売ハーフインナー含む)
Y字ポールを採用した小振りな2ポールシェルター。別売りのハーフインナー、フル院あーを使用すれば2ルームテント的に使用可能。サイドフラップやメッシュ採用により使い勝手が向上している。


[オガワ/ファシル]13.6kg
4本の同じ長さのポールを使用して設営する左右対称のドーム型2ルームテント。インナーフロアサイズが200*250/180cmと少し狭いが3人家族なら必要十分な感じ。トンネル型テントと違い長辺側のキャノピー跳ね上げは出来ない。その分、2ルームテントしては軽量な幕に仕上がっている。重量増になっても良いのでポリコットン生地が出ればかなり魅力的な幕。


[コールマン/タフスクリーン2ルームハウス]16kg
インナーテントの高さは少し低めに設計されているが寝るだけなので問題なし。前室も3方メッシュ仕様になることに加えキャノピー立ち上げも可能なので日除けや雨除けスペースを調節することが出来き汎用性が高い。値段も安くコスパは高いが、所々コストダウンしている箇所があり、購入するには至らない。キャンプを始めたばかりなら第一候補としていたかも知れないけど。


[スノーピーク/リビングシェル]16.7kg(別売インナーテント含む)
ミニマム2ルームテント。メッシュが多く、耐久性も高いがサイズに比べて重め。別売インナーテントのフロアも240*280cmと広い。


[オガワ/ヴェレーロ5]19.4kg
形状が結構好み。3人家族での使い勝手も良さそう。しかしながら、フレームから組んでいく設営手順と広大なフライを掛ける作業が1人設営には辛そう。


[サバティカル/アルニカ]20.5kg
トンネル型テントの中では軽量モデル。長辺側のパネルが連結できるので2本のポールでキャノピー跳ね上げが可能で日陰スペース(隙間があるので雨除けにはならない)を時短で設けることが出来る。今年3月に発売予定だったが5月に延期になったようだ。

■2ルームテント(全幅順)
全幅別に並べるとこんな感じ。2ルームシェルターは全幅は広く時短設営が可能だが外周部のデッドスペースが多いのでドーム型テントと幕内有効空間を一概に比較することは出来ない。

外寸
(cm)
[メーカー/製品] 収納寸
(cm)
インナー寸
(cm)
総重量
(kg)
390*275*210(h) [ローベンス/ルックアウト500 TC] 87*43*43(h) 215*275 21.7
400*400*240(h) [ヘリノックス/Tac.Vタープ4.0] 72*27*27(h) 200*400? 14.2
445*287*180(h) [オガワ/ティエラ リンド] 70*28*28(h) 175*270/225 13
455*415*210(h) [スノーピーク/リビングシェル] 76*28*33(h) 240*280 16.7
495*265*180(h) [オガワ/ファシル] 72*30*30(h) 200*250/180 13.6
500*320*210(h) [スノーピーク タシーク]※廃盤 75*30*35(h) 150*270 17
515*320*210(h) [ローベンス/ウッドビュー600 TC] 83*52*52(h) 215*320 35.7
536*260*185(h) [オガワ/ポルヴェーラ34] 68*25*25(h) 210*180/230 8.4
540*340*215(h) [コールマン/タフスクリーン2ルームハウス] 74*30*30(h) 230*320/245 16
555*310*205(h) [オガワ/ティエラ5-EX] 76*40*40(h) 220*300 20.7
560*320*212(h) [オガワ/シュナーベル5] 80*40*30(h) 220*240/280 15.6
575*300*195(h) [タラスブルバ/キャタピラー2ルームシェルター6P] 72*44*42(h) 210*280/260 26
580*360*205(h) [スノーピーク/ トルテュ ライト] 73*30*30(h) 220*300 18.5
580*400*185(h) [オガワ/ティエラワイドII] 85*50*38(h) 220*360/255 21.32
585*320*205(h) [オガワ/アポロン] 80*45*35(h) 210*300 23
600*380*210(h) [スノーピーク/エルフィールド] 83*30*34(h) 230*315 15.5
620*320*210(h) [サバティカル/アルニカ] 81*42*35(h) 220*300 20.5
625*405*205(h) [スノーピーク/ランドロック] 75*33*36(h) 240*405 22
630*355*210(h) [オガワ/ツインピルツフォークTC] 64*35*30(h) 140*320 11.7
640*300*195(h) [DOD/カマボコテント3M] 69*35*31(h) 220*280 19.5
645*295*210(h) [ノルディスク/レイサ6] 70*35*35(h) 230*280/1950 17
650*350*215(h) [オガワ/ヴェレーロ5] 80*38*36(h) 220*310/220 19.4
660*330*200(h) [コールマン/トンネル2ルームハウスLDX] 72*31*31(h) 235*300 16
700*400*225(h) [オガワ/ツインクレスタ] 72*26*26(h) 140*290/210 8.8
700*400*225(h) [オガワ/ツインピルツフォークL] 75*28*28 150*360/200 10.3
720*380*270(h) [サバティカル/スカイパイロットTC] 82*39*29 なし 22.4

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