[テンマク/大炎幕] ~インナーテント&暖房検証編~

2020年の冬のソロキャンは計3回[テンマク/大炎幕]を出動し各々インナーテントと暖房を検証してみた。


■インナーテント
土間にコットを置いて寝るのが何となく不安でインナーテントを3パターン試してみたので検証結果のまとめ。

≪2020年2ndキャンプ#39@ほったらかしキャンプ場≫
インナーテント⇒[クオルツ/イージーキャンパー]
展開収納は簡単だが、最大の難点は収納サイズが大きく車載を圧迫すること。また、完全にフラットにならないのも残念。フレームが干渉するので縦配置は出来ない。

≪2020年3rdキャンプ#40@ふもとっぱらキャンプ場≫
インナーテント⇒[テンマク/モノポールインナーテント]
コットワンのロー仕様を内包して使用。横向きの他に縦配置も可能なので土間スペースを広く使うことが出来る。難点は荷物置場が少ないこと。


≪2020年4thキャンプ#41@洪庵キャンプ場≫
インナーテント⇒[テンマク/大炎幕用スタンダードインナーテント]
懸念されていた取付作業は思っていたより簡単。コットワンのハイ仕様を内包すればコット奥と下に広めの荷物スペースを設けることが出来るのと収納サイズがコンパクトで車載を圧迫しないのが利点。只、インナーテントをポールに取り付けるためのオプションループを無くしそうで怖い。


■暖房
石油ストーブ[スノーピーク/タクード]単体の暖房能は約+20℃(+17~21℃)。大炎幕は上部ベンチレーターはないのでポールやコンビニフック、ペットボトル等で設けている。タクードの火力は2.15kw(1,800kcal/h)と高くはないが流石に小型幕だけあって暖房能は必要十分。ちなみに[テンマク/PEPOテント]における[スノーピーク/タクード]単体の暖房能は+10℃と約半分に落ちる。尚、ベンチレーター開放時の一酸化炭素濃度は0ppmと換気能は高い。

 


ちなみにガスストーブは温度低下を抑えることは出来るが幕内全体の温度を上昇させるには至らず。火力は600kcal/hだがスポット暖房として使うのが正しい用途となる。


気を付けないといけないのが一酸化炭素中毒。ペットボトルを用いて換気口を大きく設けた状態は9ppmを維持し、10を超えることは無かったが中々0にはならない。尚、幕内でのストーブ使用はメーカー非推奨のため自己責任で使用。


 

■結論

≪インナーテント≫
一番使い勝手が良かったのは純正のインナーテント。理由はコチラ。

・「収納時のサイズがコンパクトで車載を圧迫しないこと
・「ハイコットを内包すればコット下とコット奥に荷物スペースを拡張することが出来ること」
・「設営時に使ったグランドシートをそのままインナーテントのグランドシートとして流用できること」

≪暖房≫
幕内空間が狭いために暖房効率は高い。

・「幕内空間が狭いために暖房効率+20℃と高い(タクード使用時)」
・「幕内空間が狭いため一酸化炭素が滞留しやすいため換気には注意が必要」
・「ガスストーブは火力が低いこともあり幕内を暖めるまでには至らず、用途はあくまでスポット暖房使用」

鉄板幕内レイアウトはコチラ。

ちなみにファミキャン一軍幕の[テンマク/PEPOテント]の石油ストーブ単体での暖房能は+10℃。最低気温が0℃近くとなる冬キャンでは暖房効率が良い[テンマク/大炎幕]のほうが良いが、最低気温が5℃を超えるようなら[テンマク/PEPOテント]をシェルター代わりにしてハイコットを使用すれば幕内にキッチンスペースを設けることもできそう。入口の片方は全面開放&メッシュ仕様出来るので幕内からの眺望も良い。こちらは別記事にて投稿予定。


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