冬のおこもり幕に8-10人用のティピーテントを補完。
≪設営前所感≫
〇難燃性ポリエステル生地を採用しており薪ストーブインストール可。
〇フレーム入りの前室があり雨天時雨の侵入が少ない。
〇頂上部開閉及び地面より少し高い地位に換気口2個があり換気能は必要十分。
×フルペグダウン数が37本と多い。
×メッシュパネルが入口しかなく通気性が悪い(その分軽量化に寄与しているのだが)。
×別売フロアシートが薄いため砂利や草、隙間風が入り込み易いかも。
外寸はコチラ。サイズ感は[オガワ/ピルツ15TC]と類似。
※外寸図はメーカーHPより引用
今回使用するテント、フロアシート、インナーテント、グランドシート(他社製)。
他社製(カナディアンイースト)のグランドシートを広げる。地面は雨上がりでまだ完全に乾いておらず湿っている。幕径435cmに対してグランドシート径405cmと少し小さいかも。
テントの内容物はコチラ。ポールケースは外付け。
V字ペグは全部で37本、補修キットも付いている。
前室のフレーム。
洗濯リング?
取説はないため、ピルツ15T/Cに習って設営。まずはテントをグランドシートの上に広げる。ガイラインはイエローカラーで結構細く、最初からテントに装着済。
前室のフレームを組み立てる。
前室フレームセンターのガイラインをペグダウン。各ガイラインは散乱しないようにゴムバンドで固定されている。
ボトムの前後4隅をペグダウンしメインポールで立上げ。メインポールは5本組で先端に行くほど細くなっている。上から順に嵌っているだけなので一番下を持たないと抜けてしまう。外で組み立ててからだと途中外れてしまうので、幕内で組み立てたほうが良いかもしれない。固定式にして欲しかった…
前後4隅で不安定ながら自立する。
残りのボトムサイド4隅を整形しながらペグダウン。
前室センターをペグダウン。
前室があるので雨天時寝室への雨の侵入は少ない。
幕内。気温20℃で曇り時々晴の天候だが幕内は結構暑い。ピルツ15T/Cと違いボトム立上げ部のメッシュパネルもないので通気性は悪い。暑い季節にはとてもじゃないが使えないかな…逆にボトム立上げ部がないためひさしをセッティングする手間はないけど。正に冬専用幕といった感じ!
頂上部は幕内にぶら下がっているロープで開閉可能。
ポールのエンドキャップの片方が少し邪魔。
通気口はテント左右に2つ。
前室の窓は開閉可能。
別売りのフロアシートを取り付ける。1カ所だけ赤色になっているのでテント側の赤色の留め具に取り付けてその他も順次取付。頂点間の中央にも留め具があるので整形はしっかりしている。浅いがバスタブ型になっており、隙間風は少なさそう。
入り口部分に切れ目が入っておりグランドシートを使用しなければ土間仕様にも変更できる。薪ストーブインストール時には良い仕様かも知れない。写真は三角形だが、メインポール奥まで台形型の土間仕様になる。
インナーテントの取付。フロアシートと同様にインナーテントとテントの赤色の留め具を始点に全8カ所取付。身長175cmの小生で踏み台なしでギリギリ作業可能。
インナーテント下部も同様にレッドカラーの留め具を始点に全8カ所取付。ボトムはないが内側にスカートがあるので暖房効率は高そう。
インナーテントにもテントの通気口と同じ位置に通気口がある。
インナー頂上部も開放できるので薪ストーブの煙突を出すことはできるが難燃性という記載がないので溶けないか心配。薪ストーブを使い際はインナーテントなしで良いかも。
撤収時、メインポールの中間部を持つと下部分がすぐに抜けてしまう。やはり固定式のほうが使い勝手が良い。
撤収はまず、前後4隅のペグをを残し左右に観音折りして畳んでからその他のペグを抜く。風が強い時でも畳みやすいやり方。今回は試し張りなので使ったペグは9本、ガイラインのペグダウンは1本。風が強くなければテントボトム9本、テント上部ガイライン8本、前室ガイライン2本の19本で大丈夫そう。
今回はフロアシートとインナーシートを取り付けたまま畳んでみた。巾着型の収納袋にはギリギリはいったがキチキチ。インナーテントは別に収納したほうが良いかもしれない。また、メインポールの収納が上手くいかず四苦八苦(´;ω;`)ウゥゥ。
地面が湿っていたため、グランドシートには結構泥汚れが付いている。雨天時や雨上がりの時などは別途グランドシートがあったほうが幕体が汚れずに済むかな。
≪設営後所感≫
・幕体が軽いので取り回しが良い。
・設営は通常のティピー型テントと同様でシンプルで簡単。
・グランドシートは少し小さ目だったかも。
・総ペグダウン数は37本だが、通常は19本で事足りそう。
・ガイラインが細い。
・メインポールが固定式ではなく使い辛い。
・メインポールの収納が難しい。
・頂上部開閉作業が慣れていないと手間取る。
・基本20℃で頂上部と入口を開放しても結構暑く冬以外の使用は厳しい。
・フロアシートは縁高は高くはないがバスタブ型で取付部位が多いので気密性は高い。
・フロアシートは入り口側に切れ込みが入っており台形型に土間仕様にすることができる。
・インナーはボトムレスだがスカート付きなので気密性は高い。
・フロアシートとインナーテントを付けたまま収納は可能だがかなりキチキチ。
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