現在のレギュラーテントは下記の3幕。各幕毎の特徴と比較表を整理してみた。
■[ユニフレーム/REVO レボルーム4 プラス II]
・幕内スペースは3幕中最小でおこもりキャンプには向かない。
・メインタープポールに吊り下げて使用するため、タープのデッドスペースを有効に使える。また、雨天撤収時も地面に置かずに作業が可能。
・暑い季節は昼間は暑くて幕内で過ごすことは出来ないため、夜寝るだけの最低限のスペースだけで良いときに適した幕。
・また小さいながらも前室も有しているため雨天時の出入時に濡れ難い。
・REVOメッシュウォールと併用すれば霧中時でもリビングスペースは濡れずに済む。
・ハイコット仕様の[ヘリノックス/コットワンコンパーチブル]を縦に配置すると身長175cmの小生の足先が幕壁に干渉するの。ローコット仕様で使えば良いのだがそうなると荷物スペースが無くなる。
■[テンマク/PEPOテント]
冬幕としての嗜好が強い。最低気温が10℃未満で石油ストーブを使う状況時に出動(使わない場合はグロッケ8)。電源サイトなら電気ストーブ[デロンギ/セラミックファンヒーター]の中モード(900W)における暖房能は+7℃程なので対応可。
・3幕中唯一のポリコットン幕で火に強く結露が少ないため、寒暖差の激しい秋春の高原キャンプ、焚火や石油ストーブ等の火器類の使用率が高い時に適した幕。
・雨天撤収のリスクがある場合は只でさえ重い幕体が更に重くなることに加え、帰宅後の乾燥を速やかに実施しないとカビのリスクも高くメンテナンスに手間がかかる幕でもある。
・キャノピー立ち上げが出来るがサイドウォールがないため雨天時雨の侵入は否めない。基本タープと連結したほうが汎用性が高い。
・ボトムがスクエアな形状なためレイアウトし易い
・雨天設営の際はまずタープを設営し、その下にテントを設営するいわゆる保護張りもやり易い。
・両サイドの4つのメッシュパネルは開放不可。
■[オガワ/グロッケ8]
夏幕としての嗜好が強い。最低気温が10℃以上で石油ストーブを使わない状況時に出動(使わない場合はグロッケ8)。
・3幕中一番広い幕。ウォールが垂直に72cm立ち上がっているため幕内空間もボトム面積の割に広い。
・ひさしはあるものの雨天時雨の侵入は否めないため基本タープと連結したほうが汎用性が高い。
・A型フレーム型1ポールテントなのでペンタタープとの接続が容易で外観も相まって相性が良い。
・ボトム立ち上げ部の4つのメッシュパネルは開放可能で通気性は高く、電源コード等の引き入れも出来るので便利。
■スペック比較
【REVOルーム】 | 【PEPOテント】 | 【グロッケ8】 | |
出動条件 | 最低気温15℃以上 焚火非必須 ストーブ未使用 雨天/霧天 |
最低気温10℃未満 焚火必須 石油ストーブ使用 過保護張り可 |
最低気温10℃以上 焚火非必須 電気ストーブ使用 |
外寸(cm) | 430*230*240(h) ※インナー⇒390*200*295(h) |
270*280*205(h) | 335*215*225(h) |
収納時外寸(cm) | 74*36*26(h) | – | 76*28*28(h) |
重量(kg) | 5.5(テントのみ) | 15.9 | 11.4 |
フロア面積(m2) | 6.15(インナー) | 7 | 8 |
フロア形状 | 台形 | 長方形 | 五角形 |
幕素材 | 化繊 | ポリコットン | 化繊 |
メッシュ数(枚) | 4 | 6 | 5 |
付属ペグ数(本) | 12(テントのみ) | 23 | 20 |
付属ガイライン数 | 4 | 6 | 10 |
カラー | カーキグリーン | イエロー系ベージュ | サンド系ベージュ |
【REVOタープ】 | +++(メイン) | + | + |
【フィールドタープヘキサタープ】 | + | ++(過保護張可) | – |
【PEPOタープ】 | + | +++(メイン) | + |
【ムササビウィングタープ】 | – | – | +++(メイン) |
【システムタープペンタ】 | – | – | ++(ソロキャン) |
≪特徴≫ | 〇雨天設営が容易 〇雨天撤収が容易 ×幕内が狭い ×結露し易い |
〇結露が少ない 〇火器に強い ×重い ×乾燥必須 |
〇天井が高く幕内が広い ×幕内レイアウトがし難い ×結露し易い ×火に弱い |
■【REVOルーム】と併せるタープ
①[ユニフレーム/REVOタープ2]
REVOシリーズはタープを基本にテントやメッシュウォール、フラップを状況に応じて選択していく方式。その根幹となるのが[REVOタープ2L]。
【メインポール】
・[ユニフレーム/タープポール240]*2⇒REVOタープ収納袋同包
【サブポール】
・[テンマク/PEPOポール180]*4
■【PEPOテント】と併せるタープ
①[テンマク/PEPOタープ]
PEPOタープと同色・同生地のタープ。サブポールを使えば2家族なら共有スペースを確保できる。天候不順時はサブポールを使わずにクローズ調にしてREVOフラップを取り付ければ雨風の影響を抑えることも出来る。過保護張りも出来るがタープ下のリビングスペースはほぼない。
【メインポール】
・[DOD/ビッグタープポール250 ウッド]*2 ⇒PEPOタープ収納袋同包
※PEPOテント単独で張る場合は2本外して3本繋ぎで150cm長にして使用
②[オガワ/フィールドタープヘキサTC サンド]
大型ヘキサタープ。カラーもPEPOテントと同系。雨天設営時に過保護張りしても狭いながらもタープ下リビングスペースを確保できる。
【メインポール】
・[スノーピーク/ウィングポール280]*2⇒長いのでフィールドタープヘキサTC収納袋に同包不可。
【サブポール】
・[テンマク/PEPOポール180]*4
■【グロッケ8】と併せるタープ
①[テンマク/ムササビウィングタープTC]
A型フレームテントはペンタタープとの相性が良く雨天時のひさしとしての役割も果たし外観もカッコイイ。日除け及び雨除けスペースは狭く1家族利用が限度、2家族共有リビングスペースは確保できない。
【メインポール】
・[スノーピーク/ウィングポール240]*2⇒グロッケ8収納袋同包
【サブポール】
・[スノーピーク/アルミポール170]*2⇒グロッケ8収納袋同包
②[オガワ/システムタープペンタ]
非常に軽量で設営も簡単だが、その分使用人数は1人もしくはギリで2人が限度。タープというより雨除け用のひさしといった方が良いかも知れない。
■タープポール収納場所の整理
テントとタープ毎に使用するタープポールは大体決まっている。タープポールも増えてきたのでパッキングする袋を整理してみた。
≫[オガワ/グロッケ8]の収納袋
・[スノーピーク/ウィングポール240]*2
・[スノーピーク/アルミポール170]*2
≫[テンマク/PEPOタープ]の収納袋
・[DOD/ビッグタープポール250 ウッド]*2
≫[ユニフレーム/REVOタープ]の収納袋
・[ユニフレーム/タープポール240]*2
≫[オガワ/フィールドタープヘキサTC]の収納袋
・[スノーピーク/ウィングポール280]*2 ※長くて入らず
≫[村の鍛冶屋/ポールケース]
・[テンマク/PEPOポール180]*4
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