[オガワ/ツインピルツフォークTC]と[ユニフレーム/REVOタープ2Lコンプリートセット]を比較してみた。ツインピルツフォークT/Cはシェルター派生型のテントだが、REVOタープ2Lコンプリートセットはタープ派生型のセットと元々性格の異なるものという前提での比較。
[オガワ/ツインピルツフォークTC]⇒以下ツインピルツと略
・幕体:10.1kg
・ハーフインナー:1.6kg
[ユニフレーム/REVOタープ2Lコンプリートセット]⇒以下REVOセットと略
・REVOタープ2(L):2.1kg/520cm
・REVOルーム4プラス2:5.8kg/230cm
・REVOメッシュウォール2(L):5.2kg
・:2.1kg/140cm
■スペック比較
REVOタープ2Lコンプリートセット長さはタープの稜線とルーム4プラスとメッシュウォールの合算したおおよその値とし、フロア面積も寸法図からざっくりとした概算のため正確な値ではない。
[オガワ/ツインピルツフォークTC] | 【規格】 | [ユニフレーム/REVOタープ2Lコンプリートセット] |
630*355*210(h) | 外寸(cm) | 890*430*240(h) |
11.7kg | 重量(kg) | 15.2kg (メッシュウォール無10kg) |
20(大体) | フロア面積(m2) | 24(大体) |
3.5 | インナー面積m2 | 6.15 |
ポリコットン | 生地 | 化繊 |
可 | フルクローズ | 不可(テント部のみ) |
なし | メッシュ | あり |
20 | 付属ペグ(本) | – |
10 | 付属ガイライン(本) | – |
八角形 | フロア形状 | 変形六角形 |
ホワイト | カラー | カーキグリーン |
あり | スカート | なし |
正面背面共にメッシュ及びクローズ可能 | インナーメッシュ | 正面背面共にメッシュ及びクローズ可能 |
設営するまでに結構濡れる。白幕なので汚れ防止にグランドシート敷いての作業となり手間がかかる。 | 雨天設営 ≪ |
タープは2人いればグランドシートなしで張れる。タープを張ってしまば極力濡れずに設営可能。 |
撤収時も汚れ防止のためにグランドシートを敷いての作業となる上、雨を吸ったポリコットン幕の取り回しが悪く撤収に時間がかかる | 雨天撤収 ≪ |
最後にタープを撤収できるので極力濡れずに撤収可能。 |
フルクローズできるので天候不順時に幕内で過ごすことが出来る。 | 強風雨天時 ≫ |
メッシュウォールを付ければ雨の入り込みはないが、構造上強風には弱い!? |
≪所感≫
〇REVOが有利な点
・雨天設営&撤収はタープを先に張ることが出来るREVOタープLセットが有利
〇ツインピルツが有利な点
・REVOタープLセットの外寸はツインピルツより一回り以上大きく、広い設営スペースが必要となり区画サイトレイアウトはツインピルツの方がし易い
・天候不順時の安心感はフルクローズできるツインピルツが有利
・幕近くで焚火をするときはポリコットン生地のツインピルツが安心
■REVOタープサイズ
セットモデルはLサイズのセットとなるが単体モデルはタープとメッシュウォールはMクラスを選択することも可能。タープMは稜線部の長さがLより70cm短い。合計重量はほぼ変わらない。ちなみにルームとフラップは共通仕様。Mサイズだと計算が正しければツインピルツとほぼ同様のフロア面積となが日陰スペースはレクタ型タープ調となるツインピルツの方が広いかな。
[ユニフレーム/REVOタープ2Lコンプリートセット] Lセット |
【規格】 | タープを REVOタープ2Mに代替 |
890*430*240(h) | 外寸(cm) | 820*430*240(h) |
15.2kg (メッシュウォール無10kg) |
重量(kg) | 15kg (メッシュウォール無9.8kg) |
24(大体) | フロア面積(m2) | 20(大体) |
19(大体) | タープ下面積(m2) | 15(大体) |
6.15 | インナー面積m2 | 6.15 |
■REVOシリーズカラー
[ユニフレーム/REVOタープ2Lコンプリートセット]は限定色のカーキグリーン。それぞれを単体で揃えるよりも約2,500円程安いがほぼ同等。単体のカラーはタン(濃い目のベージュ)。遮光性はカーキグリーンの方が濃い印象があり若干高いかも。


※画像はユニフレームHPより引用
≪セットモデル ~カーキグリーンカラー~≫
〇色味が渋くてカッコイイ
〇色味が濃く若干遮光性が高い(かも)
〇汚れが目立たない
×故障破損の場合、同色単体の代替ができない
×色味が濃いので夜間幕内が若干暗い(かも)
≪単体モデル ~タンカラー~≫
〇故障破損の場合、同色単体の代替が可能
〇最小構成で購入し後からオプションを追加可能
〇ベージュ系なので他の同系色のタープやテントと合わせやすい
■REVOタープ生地
セット及び単体モデルはどちらとも化繊素材。今は発売されていないが以前はナチュラムコラボモデルでベージュカラーのポリコットン生地も存在している。現在はテンマクデザインコラボモデルのポリコットン生地は現存しているが色味がホワイトカラーなのでREVOルームとの色味が合わない。REVOタープLでタンカラーのポリコットン生地モデルの発売に期待!やはり火の粉を気にしくなくて良いのは精神衛生上好ましい。
■結論
現在、最低気温が10℃を下回るファミキャンにはポリコットン生地でお座敷スタイルのピルツ15T/Cを、それ以上の場合はツインピルツを出動している。
REVOセットはツインピルツの代替となるえるか?を考えてみた。
雨天設営&撤収だけを考えるとREVOセットに軍配があがる。ツインピルツの雨天設営&撤収は「汚れやすいホワイトカラーであること」「ポリコットン生地が水を吸って重くなり取り回しが悪くなること」「事後メンテナンスの乾燥が必須であること」を考えると雨天時用には向いていない。ただ、ツインピルツは設営さえ完了してしまえば天候不順の際にフルクローズ仕様で幕内で過ごせるのが便利。REVOセットもメッシュウォールを取り付ければフルクローズ調となるが、パネル式なので雨は防げるが隙間風は防ぐことができない!?ん~どちらも一長一短で結論出ず…
とはいえ、REVOルーム4プラス2は非常に気になる製品。ツインピルツのハーフインナー(3.4m2)だと大人2人+幼児1人で使うには狭く、現状別途ワンタッチモスキートネットを併用しているが、REVOルーム4プラス2(6.2m2)は余裕があり単体でOK。しかも今回の仕様変更でバックドアも付いて通気性もUP。小生の苦手とするフレームをスリーブに通す必要があるが短いのと幕内スペース向上を鑑みるとベネフィットの方が大きい。まずはコチラを単体補完して、手持ちの大型ヘキサタープ[オガワ/フィールドタープヘキサTC]と併せてみるのも面白いかも知れない。そのうちREVOタープ2Lのタンカラーのポリコットン生地モデルが出るかもしれないし…
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