前に一度キャンプを一緒に行ったテニス仲間が今季からレンタルから卒業しテントを購入するということで食事を食べながら、「キャンプを始める前に!」というテーマで偉そうにプレゼンしてきた。私見プレゼン内容はコチラ。
“雨に備えよ!風に備えよ!寒さに備えよ!”
■雨に備えよ! ~日本は3日に1日は雨~
・テントレイアウトは常に雨を想定して構成せよ
・上下雨具&長靴を常備せよ
・雨天撤収に備えよ(90Lゴミ袋等)
■風に備えよ! ~一番怖いのは雨ではなく風~
・急な突風でテントが飛ばされると悲惨→実際にガイラインをペグダウンしていなくて飛ばされたテントを2度ほど目撃
・テントのペグダウンは勿論、ガイラインのペグダウンも必ず行う
■寒さに備えよ!~春秋の高原キャンプの夜は冬並みに冷え込む~
・シェラフ&マットは最低気温を想定し用意せよ
・暖房機器を用意せよ
“結露に備えよ” “虫に備えよ”は今回は割愛。
“三備えを踏まえてのテント選び”
■タイプ
「ドーム型」「ティピー型」「2ルーム型」の3タイプ が基本。 タープアレンジが豊富な「2ポールシェルター」という選択肢もある。テント事例は大好きなオガワから。
【ドーム型】
○設営方法がシンプル
○区画レイアウトが容易で設営後に位置の調整も可能
○頭上空間が広い
○ペグダウン数は比較的少なめ
○低価格帯からのラインナップが豊富
×日差しが強いとフルメッシュにしても暑くて中で過ごすことはできない→オープンタープ併用する必要あり
×雨天撤収時はポールをピンから外し、スリーブを抜く作業が本当に大変
【1ポール型】
○ポールが少なく設営が楽
○雨天撤収時が比較的楽(ポールをピンから抜いてスリーブに通す作業がない)
○外観がキャンプっぽい
○天井が高く開放感がある
○中央のメインポールにランタンフックを掛けることが出来る
○1人での設営が比較的容易
×中央のメインポールがあるのでレイアウトが制限される
×中央部は高いが外周部に行くほど低くなる
×ペグダウン数が多め
【2ルーム型】
○リビング+寝室の2室を確保でき、別途タープを張る必要が少ない
○雨天強風時に前室をリビング・キッチンスペースとして使うことが出来る
△大きいサイズのものは区画レイアウトが難しい
×雨天時撤収が非常に大変(ポールをピンから抜いてスリーブに通す作業が大変)
×ポール数が多く幕も大きいので取り回しが大変
×収納サイズが大きく重い
×晴天時はフルメッシュやパネルを開放しても幕内は暑くて、通気性はオープンタープには叶わない
【2ポールシェルター】
○アレンジが豊富で暑いときはタープ仕様にすれば風の抜けが良くなる
○タープ仕様にすれば乾燥が早い
○雨天撤収時が比較的楽(ポールをピンから抜いてスリーブに通す作業がない)
×宿泊するには別途インナーテントや小型テントを用意する必要がある
■広さ
使用人数+荷物置き場を考えてサイズを選ぶ。4人家族ならフロアサイズが300*300のタフワイドドーム4はコスパに優れ導入モデルとしてオススメ幕の1つ。
・広くなるほど設営時間が長く、体積重量が増す
・雨天時の幕内に置く荷物が増えることを想定する
・3人なら270*270cm、4人なら300*300cmがオススメ
・同じフロア面積でもドーム型は壁が垂直に近いためデッドスペースが少ないが1ポールは壁が寝ているため多い
■高さ
テントの背が低いと風に強く、高いと弱い。スノーピークのドーム型テントは背が低いものが多いのは風の影響を考えてのことらしい。その中でも特にドックドーム Pro.6は台風クラスでの風でも大丈夫…という記事をどこかで見た気がする。
・着替えや荷物搬入を感がると直立できる高さだと腰の負担が少ない
・1ポールテントは中央部分の背は高いが外周部は低い
■素材
汎用性が高いのはポリエステル(化学繊維)素材。ツインピルツフォークには化繊とポリコットン生地の2タイプがある。
【ポリエステル】
○軽量且つ耐水性が高い
×結露し易く火に弱い
■値段
3~5万円代のテントでも必要十分。キャンプスタイルが固まってから好みの幕を選ぶのが吉。小生は最初から2ルームテントを購入したが1人での設営撤収が大変で今は使っていない。設営を常に2人で行えるならどのタイプの幕を選んでも良いと思う。
・一般的に価格帯が上がる程、通気性・耐久性・アレンジ能が上がる
ちなみにMMさんが購入したのはコチラのテント。
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