所有テント毎に暖房機器の暖房効率を整理してみた。尚、検証回数が少ないため精度を上げるは今後の検証を重ねるのが肝要。所有している暖房機器は以下4機器。幕はフルクローズ状態だが、一酸化炭素中毒を避けるためにベンチレーションは基本前回開放状態での値。一酸化炭素チェッカーも配置し、幕内での使用に関しては自己責任下で実施。
■暖房機器毎の比較
①ガスストーブ⇒[ユニフレーム/ワームⅡ]
幕内暖房というよりむしろ局所暖房。基本単独使用ではなく他の暖房機器のオプション的位置づけ。幕だい暖房効率については実際に室内外温度計で測ったわけではなく体感値となる。
【A】ピルツ15T/C ⇒+2℃
【B】ツインピルツフォークT/C ⇒+1℃
【C】アテナトンネル ⇒+3℃
【D】アイレ ⇒使用せず
②電気ストーブ⇒[デロンギ/セラミックファンヒーター]
電源サイトの時に出動。冬キャンは元より、春秋の高原キャンプの際もあると安心。4段階(強/1350W、中/900W、弱/450W、送風/20W)の調整機能付きだが強だと定格オーバーとなる恐れがあるため基本モード“中”で使用。駆動音が結構大きいので夜通し付けて置くと少し気になる。
【A】ピルツ15T/C ⇒+5℃
【B】ツインピルツフォークT/C ⇒非検証
【C】アテナトンネル ⇒+10℃(インナーテント配置)
【D】アイレ ⇒+10℃
③石油ストーブ[スノーピーク/タクード]
冬キャンのメイン暖房機器器。外寸38*38*34(h)cmとコンパクトな機体。出力は2.15kw(1800kcal/h相当)とアルパカストーブと比較すると少々少なめ。タンク容量は3.1Lと少ないが約13~15時間は燃焼継続するた夜間の補給は必要ない。正規の使い方ではないがジカロテーブルの豪炎スタイル中央部にも配置可。一晩のランニングコストは灯油100円/Lとしても300円強と安い。
【A】ピルツ15T/C ⇒+10℃
【B】ツインピルツフォークT/C ⇒+5℃
【C】アテナトンネル ⇒+15℃
【D】アイレ ⇒使用せず
④薪ストーブ[オガワ/G-Stove XL]
我家ではT/C(ポリコットン)幕限定でインストールしている暖房機器。暖房効率は一番高いが、薪を継続投入する必要があるため冬キャン時は基本石油ストーブと併用している。一晩のランニングコストは2,000~3,000円と高め。
【A】ピルツ15T/C ⇒+15℃
【B】ツインピルツフォークT/C ⇒+10℃
【C】アテナトンネル ⇒使用せず
【D】アイレ ⇒使用せず
■テント毎の比較
ドーム型テントのアイレが一番暖房効率が高いが前室での作業ができないため冬幕としては使い辛い。次に暖房効率が高いのはアテナトンネル。電源サイトなら石油+電気ストーブで十分暖を取れることが出来る。薪ストーブをインストールするとなるとT/C(ポリコットン)幕のピルツ15とツインピルツになるが、バスタブタイプのグランドシートであるピルツ15のほうが暖房効率が高い。
↓暖房効率(高い順)
[アイレ]>[アテナトンネル]>[ピルツ15/TCお座敷仕様]>[ピルツ15/半土間仕様]>[ツインピルツフォークT/C]
①アイレ
幕内空間が狭く、密閉度も高いため暖房効率は一番高い。が、前室が狭くリビングスペースを別途確保することができないため冬幕としてよりもむしろ夏幕として使い勝手が良い。
②アテナトンネル
T/C幕のほうが幕も厚く保温化効果も高いと思っていたが、予想と反してピルツ15T/Cよりも暖房効率が高い。化繊幕のため薪ストーブはインストールしないが石油ストーブ(前室配置)単品でも暖房効率が+15℃と高く、電気ストーブ(インナーテント)併用なら更に暖かい。
③ピルツ15T/C
半土間スタイルにて石油ストーブ単品使用で+10℃と思いのほか暖房効率が良くない。薪ストーブと併用すると+25℃とかなり暖かくなるが、その温度を継続するには少なくとも2~3時間毎に薪の投入が必要。お座敷スタイルだと暖房効率が1.3倍になる印象。
④ツインピルツフォークT/C
恐らく「土間スタイルで地面からの冷気があること」、「スカートがあるとはいえ風の入り込みがあること」が理由で暖房効率は余り良くない。またベンチレーターが空の冷気の入り込みも結構あり、石油+薪ストーブでの暖房能も+15℃程。
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