2ポール系シェルターが気になりはじめ、結局デイキャンプ用に最軽量となる[ニーモ/ヘキサライト6P]を購入した次第である。一概に2ポール系シェルターといっても良く見てみると用途と特徴が違う。実際に[ニーモ/ヘキサライト6P]初張りを終えた上で各2ポール系シェルターを比較してみた。ちなみに、「系」と付記したのは実際には2ポールではないタイプもあるため。
■“アウトフレーム” or “インフレーム”。
フレームポールが内側から持ち上げるタイプか、外側でフレームを組んでから幕を吊り下げるタイプに分類される。アウトフレームのメリットは二又ポールで立ち上げるので内側にポールがないため幕内が広く使える。カンガルー式テントのレイアウトの自由度も高い。デメリットはポール本数が多く重量が重くなること。[テンマク/サーカス720DX][ホエールアース/アースデルタネストシェルター]がアウトフレームタイプに当たる。
対してインフレームは幕内にポールがあるためカンガルー式テントのレイアウトは制限されるが、ランタンフックが使えるので吊り下げインナーやランタン等を引っ掛けることが出来て便利。ポールの本数が少なく設営もシンプルで重さもアウトフレームよりも軽量なものが多い。[ニーモ/ヘキサライト6P]や[オガワ/ツインピルツフォーク][オガワ/オーティス][スノーピーク/ランドステーション][CS/クラシックス キャンプベースUV][BUNDOK/2ポールテント]がインフレームタイプに当たる。片方を二又ポールに換装すると汎用性が高くなる。
■ボトムが“六角形”か“八角形”
六角形タイプはペグダウンの数が少なく軽量のものが多い。構造上6点ペグダウンしないと不安定。キャンピー立ち上げ時も六角形だと一旦不安定になるため、幕以外にガイロープのペグダウンの必要もある(たぶん)。[ニーモ/ヘキサライト6P][テンマク/サーカス720DX][CS/クラシックス キャンプベース720]がこのタイプ。
一方八角形タイプは、レクタタープにサイドウォールを付けた構造なので幕を4点ペグダウンすれば安定し、フロント&バックの立ち上げ時も安定している。総ペグダウン数は少し多めだが八角形タイプのほうが設営アレンジは容易。[オガワ/ツインピルツフォーク][オガワ/オーティス][ホエールアース/アースデルタネストシェルター][BUNDOK/2ポールテント]がこのタイプ。[スノーピーク/ランドステーション]も変形ながらこの系統かな。
■高さが“210cm以下”か“220cm以上”
全てのタイプのシェルターを実際に見たわけではないので一概には言えないが、ポール長が210cmだと身長175cmの小生は中央部分が頭部と干渉しがちなので腰を屈むことが多くなり腰痛持ちには少し辛い。220cm以上だと干渉しない感じなので腰には優しい。220cm以上なのは[ニーモ/ヘキサライト6P][CS/クラシックス キャンプベース720][ホエールアース/アースデルタネストシェルター]
■メッシュパネル“有”か“無”
ベンチレーター以外にメッシュパネルがあるのは[オガワ/オーティス][ホエールアース/アースデルタネストシェルター]の2択。
■素材が“ポリコットン”か“化繊”
ポリコットン幕は[オガワ/ツインピルツフォークTC]一択。
↓個人的に2ポールシェルターに望むスペックはコチラ。全てを満たす幕は中々ないナ~。
- インフレーム⇒設営がシンプルで、ランタンフックも付けることができる。片方が二又ポールならカンガルー式テントのアレンジもし易い
- 八角形ボトム⇒構造がレクタタープと類似しているため設営やアレンジが容易
- 高さ220cm以上⇒頭部が干渉せずに腰に優しい
- メッシュパネル付き⇒フルクローズの換気能が高い
- ポリコットン素材⇒結露が少ない
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